鉄血のオルフェンズ ~無欲な悪魔~   作:小狗丸

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思いついた勢いで書いてみました。


悪魔達の会話

※この話は「ガンダムフレーム機が人間のように話せたら」というパロディです。ガンダムフレーム機の性別はパイロットと同じです。

 

 

【時間軸:物語が始まる七年前】

シシオ(子供)

「……」

 

ガンダム・オリアス

「やあ、初めまして。こうして生きている人と出会うのは久しぶりだ」

 

シシオ(子供)

「……」

 

ガンダム・オリアス

「それでいきなりなんだけど、俺と(パイロット)契約をしないかい? 俺と(パイロット)契約をしたら代償(阿頼耶識システムの手術)無しで力(ガンダムフレーム機の戦力)をあげるよ?」

※ガンダム・オリアスの名前の元ネタの魔神オリアスは、代償無しで召喚者に力を与えてくれる魔神。

 

シシオ(子供)

「……」

 

ガンダム・オリアス

(わ、我ながら嘘臭いな……。一応嘘ではないけど)

 

シシオ(子供)

「…………にぱっ(満面の笑み)」

 

ガンダム・オリアス

(うっ! 何だか騙したみたいで心が痛むな。いや、騙してはいないけどさ……)

 

 

 

【時間軸:#04】

ガンダム・オリアス

「………」

 

ガンダム・アスタロト

「………」

 

ガンダム・オリアス

「……………」

 

ガンダム・アスタロト

「……………」

 

ガンダム・オリアス

「……あの、どちら様でしょうか?」

 

ガンダム・アスタロト

「ガンダム・アスタロトだよ! アスタロト! 悪かったな! こんな変わり果てた姿になってよ!」

 

ガンダム・オリアス

「ええっ!? あのいつも全身赤のカラーリングをしていたアスタロト兄さん!? どうしてそんな姿に?」

 

ガンダム・アスタロト

「…………………………俺にも色々あったんだよ。……聞いてくれるか?」

 

ガンダム・オリアス

「アッ、ハイ」

 

 

 

【時間軸:#10】

※病院で包帯でミイラ男になったガンダム・バルバトスと花束を持って見舞いに来たガンダム・オリアス。

ガンダム・バルバトス

「………なぁ」

 

ガンダム・オリアス

「………はい」

 

ガンダム・バルバトス

「お前の所のパイロット(シシオ)何なの? 俺が病みあがりで身体がボロボロなのを知っているだろ? それなのに遠慮するどころかピンポイントで具合が悪い所を狙ってくるし、容赦はないし……鬼か? アイツは?」

 

ガンダム・オリアス

「一応、俺とシシオのコンビで青鬼(ブルーオーガ)と呼ばれたりしますが……。すみませんでした……」

 

 

 

【時間軸:#14】

ガンダム・アスタロトSF

「ふふん♩」

※鏡の前でポーズをとっているシシオに改造されたガンダム・アスタロトSF。

 

ガンダム・オリアス

「あの……一体どうしたんですか? アスタロト兄さん?」

 

ガンダム・アスタロトSF

「うん? ……ああ、いやな。オリアス、お前の所のパイロットは素晴らしいね。俺の身体をこんなにカッコよくしてくれたんだからね。……うん。前の俺の姿程じゃないがこの姿もカッコいいじゃないか、俺?」

※そう言って再び鏡の前でポーズをとり始めるガンダム・アスタロトSFとそれを呆然と見るガンダム・オリアス。

 

ガンダム・オリアス

(ヤバイな、この人(?) 昔からそんな気配はあったけど、いよいよ本格的なナルシストになったみたいだ……)

 

 

 

【時間軸:#17】

ガンダム・ボティス

「……貴方はグシオン兄さん?」

 

グシオン

「よお、ボティス。久しぶりだな」

 

ガンダム・ボティス

「ええ、そうですね」

 

グシオン

「久しぶりの再会だが、今俺達は敵同士だ。手加減はしないぜ?」

 

ガンダム・ボティス

「はい。それも分かって……」

 

グシオン

「それにしてもお前、見ないうちに太ったなぁ(ニヤニヤ)」

 

ガンダム・ボティス

「………(プチン)」

 

※次の瞬間、ガンダム・ボティスは速攻でグシオンを組み伏せてマウントポジションをとり、ただひたすらに殴り続ける。

 

グシオン

「ゴッ! ガッ!? い、痛! 痛いって! ごめんなさい! すみませんでした、ボティス姐さん! 自分、調子に乗ってました! だからもう勘弁してください!」

 

ガンダム・ボティス

「お前が! 泣く! まで! 殴る! のを! 止め! ない!」

 

グシオン

「いや、泣いてるから! ぎゃ! 痛くて泣いてますから、自分! ぐおっ!」

 

ガンダム・ボティス

「モビルスーツは涙なんか流さない!」

 

グシオン

「無茶苦茶だ、コイツ!? ごべっ! だ、誰か助けて……ぎゃああっ!」


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