艦これ人狼   作:アドウェルダン

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四日目夜 五日目

皐月「うーん、阿賀野さん、これは確かに狩人だね。完全に狼にバレちゃうな」

 

皐月「問題はこの日。比叡さんが真だと思うけど、狐の位置が行方不明。グレーにそれらしき者は今のところいない。強いて言えば秋月かな?」

 

皐月「本当にグラーフさんが狐なら、今度は占いが欠けてる。うん、この考察はいらないね。現実的じゃないよ」

 

皐月「W 利根さん―摩耶さん―?

そして、狂 グラーフ 狐 ?」

 

皐月「瑞鶴さんは夕立も何かあるかもしれないって言ってたな。分からないときはここを処刑してみてもいいのかな?」

 

皐月「とにかく、利根さんは高確率で偽者なんだ。敢えてここを残して狐とグレーを・・・ダメだ、そんなことをしても1日しか猶予がない」

 

皐月「きっとこれまでの発言を振り返っても、僕ら人側からは狐の居場所は分からないと思う。狼から何かしらのアクションがあれば、あるいは」

 

 

 

 

アオォォォォン

 

 

五日目になりました。

 

 

 

阿賀野が無惨な姿で発見されました。

 

 

夕立「逆に白かったところっぽい‼」

古鷹「阿賀野さんを噛むの?意外ですね」

五十鈴「かなり怪しいところだと思ったけど、噛むのね」

秋月「グレーが減ったと前向きに考えるべきですね」

比叡「占い結果は、五十鈴さんは白です」

利根「秋月は黒じゃった。まぁ狐を溶かせていない以上信じてもらえんだろうが」

五十鈴「つまり比叡さんの白は私だけね?逆に利根さんは古鷹さんだけの代わりに秋月が黒だと」

秋月「黒うちは無念ですが、役はないので吊られても大丈夫です」

皐月「いや、今日は利根さんから吊りたいかな。やっぱりこのタイミングでの黒は信じられない」

赤城「確率的には出てもいいタイミングですけれど、信用度は低めですね」

 

ヴェール「さて、そろそろ私も発表させてもらおう。霊媒結果はグラーフ白だ」

古鷹「白ですか」

皐月「狂信者だね」

五十鈴「尚更比叡真で見ていいわね」

秋月「では、今日の吊りは・・・!」

夕立「悪いけど利根さんっぽい‼」

利根「ちょ、ちょっと待て‼本当に我輩吊りは不味いのじゃ‼対抗は狼なのじゃぞ⁉」

赤城「だからと言って貴方を無視しての進行は出来る雰囲気でもないです」

ヴェール「悪いけど、利根さんはまだ真占いの可能性を私は捨てきれていない」

皐月「ならどこを処刑すればいいと考えてるんだい?ヴェールヌイは」

ヴェール「縄の数を考えても、秋月→利根か比叡→LWの順が最も適切な進行だと思うよ」

五十鈴「確かに、それならカバーも出来るわね」

比叡「ちょっと待って下さい‼それだと狐の処理をどうするつもりですか?」

ヴェール「簡単だよ。利根さんにも狐の処理のチャンスを与えるってことさ。吊り縄的には問題はない」

古鷹「うーん・・・?」

秋月「皐月さんの指示に従いますよ」

 

皐月(確かに、グラーフさんが敢えて人狼に黒を出したら、比叡さんが人狼なら、真占いに見られてしまう。ここは確かにヴェールヌイの進行が一番かな?)

 

皐月「ヴェールヌイの進行で行きたいと思う。秋月も黒、狐の疑惑がある以上残せる位置ではないと判断したよ‼」

利根「すまぬ、助かるぞ」

比叡「そうですか・・・」

夕立「その進行は好きじゃない‼夕立は反対っぽい‼」

秋月「では今のうちに私の遺言を遺しておきます。占いは確かに比叡さん本物でいいのですが、狐の位置が分かっていません。残念ですが、私は狐でも狼でもありません。処刑された狐候補が準鷹さんしかいないので、何としても狐をどうにかしないといけません。古鷹さんで囲っていることも考えられますが、私はそこが狐だと言われると微妙です。赤城さんが狐なんじゃないかと思っています。狼同士で囲ったという推理で古鷹さんが人狼だと思います」

古鷹「私は人狼ではないですが、秋月さんは私は狐の可能性はあると思っていますので、吊るよりは占いたいのですが・・・」

 

ヴェール「だから、利根さんを残したほうがいいのさ。狐は吊っても問題ない。その場合、明日は占い決め打ち・・・恐らく比叡さんだけど、そこからWを見つけ出せばいいのさ」

皐月「これが最善手かな?」

夕立「夕立はあくまで反対したいっぽい‼ここまでグレーを噛んで、噛まれない霊媒がよく分からないっぽい‼そこ人狼あるんじゃないかっぽい‼」

古鷹「夕立ちゃんはかなり霊媒偽を見てる発言してるよね。何でそう考えたの?」

夕立「さっきも言ったけど、噛まれない霊媒だからっぽい‼本物なら正直摩耶さんが処刑された日に噛むと思うっぽい‼だけど噛まれていないのは偽者なんじゃないかと思うっぽい‼狩人も、分かってる人なら比叡さんか利根さんのどっちかを守ると思うっぽい‼霊媒は手薄だから噛みやすいはずだよ‼」

赤城「そうですね・・・。そう言われると霊媒が実は人狼というのはしっくり来ますね」

 

皐月「・・・ん?てことは、夕立は対抗占いの意図に気付いてたの?」

夕立「?気付いてたけど?」

皐月「秋月は?」

秋月「全く分からなかったです」

比叡「私は分かりましたけど、だからと言ってそれを盲信する人は少ないだろうなと思っていました」

五十鈴「何か意図があるのは瑞鶴さんの発言から読み取れはしたくらいね」

赤城「私はそこから得られる情報のロジックで分かりました」

古鷹「気付かなかったです」

利根「我輩も全く気付かなかったぞ・・・」

 

皐月(なら、気付いた人はいてもおかしくないくらいか)

皐月「皆の意見は分かったよ。でも霊媒が偽はあまり見ていないよ。でも、秋月よりヴェールを吊りたい人は夕立以外にいるなら言ってほしい」

 

「・・・・・・」

 

皐月「いないなら秋月吊りからだよ。人狼は狐がいるのを知っているならそれなりのアクションを起こしてほしいかな」

 

投票の時間が迫ってきました。

 

古鷹「秋月さん吊りはいいはずです。比叡さん視点でもグレーですから」

比叡「明日は私視点、霊媒は真だと思うので、グレーから狐を探します」

利根「我輩も遠慮なくここだと思う狐を占わせてもらうぞ」

皐月「どちらにせよ、投票は秋月でお願い」

赤城「私は霊媒が偽物を本路線で考えていこうと思います」

夕立「ぽいー・・・この進行は嫌だけど、仕方ないっぽいー・・・」

 

 

投票の時間になりました。

 

 

皐月 夕立 古鷹 五十鈴 ヴェールヌイ 赤城→秋月

 

秋月→利根

 

利根→ヴェールヌイ

 

比叡→夕立

 

 

投票の結果、秋月は処刑されました。


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