アオォォォォン
二日目になりました。
天龍が無惨な姿で発見されました。
赤城「噂は本当ということですね」
瑞鶴「昨日の遠吠えは天龍をやったときのってことね」
グラーフ「これが人狼とやらの仕業か、酷いことをする」
ヴェール「なるほど。こうなってしまった以上、私たちも人狼候補となるから処刑されてもおかしくないということか」
秋月「ですが、手掛かりはありませんよこのままでは」
皐月「皆、落ち着いて。僕は共有者だ。村人・・・要は人間確定なんだ。証明は相方の瑞鶴がしてくれる」
瑞鶴「えぇ、間違いないわ」
夕立「瑞鶴さんが共有ならとても心強いっぽい‼」
瑞鶴「ふふっ、私にどーんと任せなさい‼」
古鷹「ということは、天啓を受けた人は」
瑞鶴「えぇ、いるはずよ」
摩耶「まだるっこしい‼誰か人狼か分かる能力持ってんなら出てこようぜ‼」
大和「占い師ですね」
夕立「確か、霊媒師もいるよ。それも出すべきっぽい?」
赤城「出してもいいですね」
皐月「霊媒は確かに出てくれると心強いけど、狩人で守れるのは一人だけ。今はまだ潜伏でいいよ」
阿賀野「狩人が出てくるのはダメ?」
摩耶「ダメに決まってんだろ‼」
利根「お主さては人狼か⁉」
夕立「勝つ気がないっぽい⁉」
阿賀野「えぇー、いい作戦だと思ったのに」
グラーフ「お前が想像してる以上に狩人は重要なのだ、阿賀野。次からそのような迂闊な発言には気を付けておけ」
グラーフ「まぁいい。私は占い師だ、大和は白」
比叡「むっ、対抗が出てしまいましたが私が占い師です‼しかし私は皐月を占ってしまっていましたので、まずいですね」
利根「我輩が占い師じゃ‼我輩が軸となるからにはもう心配はないぞ‼グラーフは白じゃ‼狂人じゃな」
夕立「つまりこうっぽい!」
グラーフ 大和 白
比叡 皐月 白
利根 グラーフ 白
準鷹「つまりどういうこと?」
五十鈴「本物は一人だけだから、うち二人は偽物ね。比叡さんが無駄占いをしてるから、若干厳しいかな」
比叡「だから今日出たくなかったんですよね」
グラーフ「どちらにせよお前と私は敵同士。比叡と利根、その化けの皮を剥がしてやろう」
利根「望むところじゃ‼」
比叡「恋も、戦いも、負けません‼」
摩耶「や、恋要素はどこにもないだろ」
ヴェール「さて、霊媒は伏せる以上、グレランを潜り抜けるしかない訳だね」
秋月「霊媒さんと狩人さんは必死に吊られないよう立ち回って下さい」
古鷹「グレランで行く方針了解です」
五十鈴「だけどはっきりしたこともあるわ。占いに恐らく人狼が出ているということよ」
皐月「多分そうだね」
大和「基本は共有を軸に進めますので、進行をどうぞ」
瑞鶴「明日占い師は対抗を占って欲しいの。狐がいるかもだから」
古鷹「瑞鶴さんは占いに狐がいると思ってるのですか?」
瑞鶴「現状はね」
比叡「共有がそう言うなら私は反対しません」
利根「我輩は既にグラーフを占っておるが」
皐月「比叡さんを占うってことだよね?」
瑞鶴「そう。グラーフさんは対抗どちらかでいいよ。比叡さんも」
グラーフ「了解した」
夕立「夕立としては、占いに狐は出てないと思うから反対したいっぽい」
五十鈴「どうして?」
夕立「グレーにいるほうが自然だと思ったからっぽい‼いざ指定されたら狩人って言えば吊り逃れは出来るっぽい‼」
ヴェール「一理あるな。だが、吊り縄の数を考えよう。7回しかないんだよ」
摩耶「このあと霊媒も偽物とか出るだろうしな」
赤城「私としては、吊られる危険も考えると霊媒は出たほうがいい気もしますが、共有が伏せる方針ならそれでいいと思います」
阿賀野「てことは、むしろ何かの役を持ってる人は、狐か狼候補の可能性が高いってこと?」
ヴェール「私はそうだと思うから、瑞鶴さんの意見には賛成だが」
大和「なるほど。それならば狐候補も絞れそうですね」
秋月「てことは、占いは吊ったほうがいいの?」
古鷹「最悪、真偽判断がつかなかった場合はそうなります」
阿賀野「じゃあ」
利根「だからといっていきなりローラーはなしじゃぞ?どうやって狐と狼両方を吊るすつもりじゃ?」
大和「阿賀野さん、流石に考えが自由すぎです・・・」
阿賀野「ちぇー」
グラーフ「ある意味村人だな、これは」
投票の時間が迫ってきました。
瑞鶴「投票の時間だね。グレランでいくよ」
皐月「各人、明日僕たちに誰を怪しんでるか言ってほしいかな」
瑞鶴「理由次第では指定にすることも考えてるから」
大和「ところで、この処刑って本当に・・・」
グラーフ「死体を見なかったのか?あれと同じく、本当に処刑するんだ、我々の手で」
阿賀野「す、凄く嫌なんですけど」
ヴェール「なら、このまま人狼に皆で殺されるかい?」
阿賀野「それはもっと嫌‼」
秋月「こうなった以上、正に人狼とは戦争のようなものをするということですね・・・」
古鷹「私達は元より、死ぬことは覚悟出来ているはずです。戦場に立つとはそういうことですから」
瑞鶴「それに、これから死ぬ人に対して何か言うのは御法度だよ。どうしても、罪を意識するから」
摩耶「確かに。やむを得ない事情なんだしな」
瑞鶴「だから、皆、覚悟はしてね」
コクリ
瑞鶴「うん‼いい顔じゃない‼」
準鷹「ひゃっはーーーー‼よく分からねえけど、最後の晩餐ってやつだなー⁉」
摩耶「もういいよお前」
ヴェール「このシリアスな場でふざけられる心・・・嫌いじゃない」
赤城「あはは・・・」
皐月「本当に分かってるのかなこれ・・・」
投票の時間になりました。
瑞鶴 グラーフ 五十鈴 比叡→準鷹
摩耶→夕立
準鷹 利根 ヴェール 古鷹→阿賀野
秋月 皐月→摩耶
阿賀野→五十鈴
大和 夕立 赤城→ヴェールヌイ
決戦投票になりました。
瑞鶴 グラーフ 五十鈴 比叡 秋月 摩耶 大和
阿賀野 赤城→準鷹
皐月 夕立 利根 ヴェール 古鷹→阿賀野
投票の結果、準鷹は処刑されました。