瑞鶴「夜も更けてきたけど、まだ胸騒ぎは止まらない。外れてくれればいいけど・・・」
アオォォォォン
瑞鶴「‼この遠吠え・・・間違いない、狼よ‼だったら人狼の噂って・・・」ピピピ
瑞鶴「?何かしら?この通信機能」
相方「あ、繋がった。この通信を受信したけど、君は誰だい?」
瑞鶴「その声、皐月ね?」
皐月「瑞鶴さんかい?この通信機能は何だい?」
瑞鶴「私に訊かれても分からないとしか答えられないの。私も今、突然この通信機能が搭載されたから」
通信機能
「あなた達は共有者です。あなた達は村人達をまとめあげて、人狼を処刑し、平和へと導いて下さい」
瑞鶴「なるほどね。この通信機能は共有者の特権ってことね」
皐月「ということは、さっきの遠吠えは・・・‼」
瑞鶴「誰か犠牲者が出たってことね・・・」
皐月「本当に人狼がいるってことは、僕たちの中に人狼がいたんだね」
瑞鶴「この鎮守府の中に元からいた人だけじゃない。恐らく私たちの中にも人狼は紛れてると思う」
皐月「とにかく、油断は出来ないね」
瑞鶴「とにかく、今分かることは一つ。私たちが犠牲になってないってことは、もしかしたら役職の誰かが犠牲者になってるかもしれないってこと」
皐月「ごめんね。僕、役職とか言われても詳しくは分からないんだ。説明してくれないかい?」
瑞鶴「そうね、これは命がかかってるもの。私たちでやれることをやれるよう、今ここで話しましょ」
配役 16人
村人陣営
共有者2 お互いが村人だと分かる。確定村人。
占い師1 1ターンに1度、夜時間に誰か一人を指定し、その人が人狼であるかそうでないかを知ることが出来る。
霊媒師1 夜時間に、昼に処刑された人が人狼であるかそうでないかを知ることが出来る。
狩人1 夜時間に誰か一人を指定し、その人を人狼の襲撃から守ることが出来る。
村人6 何の能力もないただの村人。
人狼陣営
人狼3 夜時間に誰か一人を殺害出来る。ただし、襲撃した先が狩人に守られていた場合は死体なしとなる。
また、狐を襲撃した場合も死体はなしとなる。
狂信者(狂人)1 村人でありながら、村の破滅を願う人狼サイドの村人。占われても霊媒判定されても村人と判定される。
また、人狼が誰かを最初から理解している。
なお人狼からは狂信者が誰かは分からない。
狐陣営
狐1 最後まで生存していれば勝利となる第三の陣営。
占い師に占われると村人判定が出るが、身体全身が灼けつくような痛みに襲われ、翌朝死体となって発見される。
また、普通に処刑されても死亡する。
人狼に襲撃された場合は、その襲撃は失敗となる。
村人及び人狼陣営の敵。
皐月「もしかしたら覚えるのに時間がかかるかもしれないから、昼間に足を引っ張ったらごめんね」
瑞鶴「私こそ、先走って進行を歪めちゃうかもしれないから、そのときはごめんなさい」
皐月「・・・朝が来てしまったね。いつもなら清々しいけど、今日ばかりは笑えないね」
瑞鶴「そうね・・・こんな忌々しい戦い、さっさと終わらせましょう」
キャラクター設定
増援部隊
前回の鎮守府が、事件が起こる前に派遣した部隊。
瑞鶴 今回の主人公。部隊の旗艦。提督の初期艦隊の一人で、榛名と戦略の話で花を咲かせるほどに頭脳は優秀。あつくなりがちな自分を諫める者が必要である。
皐月 主人公その2。遠征部隊と戦闘部隊を交代で行き来している忙しい艦。実力が劣る分を、冷静な判断や指示でカバーしている。
準鷹 飲んだくれで有名な艦。飯よりも酒を愛する酒豪。テンションが高く、艦隊のムードメーカー的存在。
大和 食い意地が張っている艦隊の主砲。今回の戦いにはあまり乗り気ではなかったが、ただ飯ということで気合が入っている。
摩耶 艦隊の対空役を担う。勝ち気な性格ではあるが、ノリがよく、誰かのボケに対してツッコミに回ることが多い。
赤城 瑞鶴の諫め役として傍にいる空母。加賀と同じく一航戦。食べることが好き。
ヴェールヌイ 駆逐艦ながら酒を愛する、準鷹と仲の良い酒豪。提督の膝で昼寝をするのが好き。
夕立 提督の初期艦隊の一人。番犬と称され、鎮守府では強力な艦として提督に重用されている。三度の飯より戦いが好き。少し抜けてる所もある。
比叡 金剛姉妹の中で最も大人しく、最も家事が得意。ただし料理はカレーだけは苦手。穏やかな性格から、艦隊の皆に慕われている。
天龍 人狼だか仁朗だか知らないけどぶちのめすらしい。そいつぁすげぇや。
横須賀鎮守府人員
今回の主戦場。ここで人狼騒動が起こる。シン提督がいない今、仕切っているのは五十鈴である。
五十鈴 シン提督の秘書艦。真面目な性格上、今回のように提督に振り回されることも多いらしく、苦労をしている。
秋月 横須賀の対空担当。しかし、着任して日が浅く、今は鍛練中である。
利根 皆の前を行こうと張り切って失敗することが多い。しかし、その愛嬌故か笑って許されている。早く筑摩に会いたいらしい。
阿賀野 マイペースに気紛れに行動を起こすことで五十鈴を困らせてしまっている。後先考えずにその場のノリであることが多い。あまりのフリーダムっぷりに他の鎮守府でも有名。
グラーフ ドイツより、自身の鍛練とドイツの軍事力宣伝のために派遣された空母。赤城に憧れているらしい。
古鷹 加古の姉妹艦。加古程ではないが錬度は高い。今回の提督の突然の行動から、不安のようなものを感じている。