艦これ人狼   作:アドウェルダン

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五日目

アオオオォォォォン

 

 

五日目の朝になりました。

 

 

 

犠牲者はいませんでした。

 

 

 

江風「随分嫌な予感がする朝だねェ・・・」

榛名「榛名、これはGJだと信じたいです‼」

清霜「ごめんね、電ちゃん。

私、頑張るからね‼」

熊野「ここで平和ですか。狐捕捉の可能性が高いと見ますわ」

提督「ほう、平和か」

加古「・・・」

 

瑞鳳「占いCO 熊野さん黒!」

阿武隈「占いCO 熊野さん白!」

朝潮「占いCO 川内さん白!」

 

熊野「とぉぉぉぉぉぉう!?」

鈴谷「えっ!熊野んパンダ?!」

川内「随分仲のいい占い候補だね。結果は反対だけど」

北上「んー、熊野黒かー。割と信じられるなこれー」

熊野「なっ‼ど、どうしてですの?!」

江風「恐らくだけど、熊野さ、鈴谷に便乗発言と絡みすぎ」

 

熊野「く!?」

瑞鳳「意見こそ言いますし、霊媒欠けは追わなくていい等村アピールこそしていましたが、鈴谷さんに露骨に絡む上に、共有に対しての反応が、そこだったか、という狼の視点のような発言が非常に怪しく感じました‼狐もあると思うので占いました‼結果は黒!」

阿武隈「た、確かに私も瑞鳳ちゃんと同じ理由だけど!でもでも!熊野さんは白です‼白なんです‼」

朝潮「私は、川内さんが私の信用を下げてくるので、ここは信用を下げて占いを吊らせる流れにしたい狐に見えましたので、溶かせることを祈って占いました。結果は白で溶けていません・・・」

川内「言っとくけど、私は占いを吊りたいんじゃない。あんたを吊りたいんだよ、朝潮」

清霜「私もです‼貴方は人狼です‼絶対に駆逐艦朝潮ではありません‼」

 

提督「なるほど、完全グレーは時雨と加古だけということか。ならば今日はどちらかを吊り、明日からは各占いの囲い先を占っていけばいい」

加賀「それを何故確定白でもない提督が言うのかかなり疑問が残りますが」

提督「つまりお前は朝潮を真目で見ているとでも?」

江風「加賀さんの考えに関しては正直あたしも同意だけどさ、提督の提案は最もだ。断る理由もないだろ?こうなった以上、恐らく人狼は囲っている。それと、あたしは対抗を占うのも悪くないと思うぜ‼狐がいよいよ紛れてそうだしな」

提督「対抗狐か。まぁ有り得る・・・のか?」

加賀「随分狐を探してますね提督」

鈴谷「まぁまぁ。提督は今のところ、それなりに村人目に見てるしぃ?正直加古信用できないのは鈴谷的には変わらないし」

加古「鈴谷に信用されなくてもいい。私は吊られてもいいけど、どうにも解らない」

北上「んー?加古にしては珍しく歯切れ悪いねー。どったの?」

加古「いや、いいよ。気のせいだろ。・・・うん、気のせい」

榛名「加古。何か悩みとか、考えてることがあったらちゃんと言って下さいね?」

 

朝潮「提督は正直、占うよりは吊ったほうがいいのかなって思っています」

江風「まァぶっちゃけそうだな。悪いけど提督も、怪しく見えたら容赦なく切るからな?」

提督「好きにしろ」

榛名「提督ですか・・・榛名、提督が人狼だとは思いませんけども・・・。だとしたら本物の提督はどこへ行ってしまったのでしょうかという話にもなりますし」

清霜「それは・・・」

北上「それを言うのは今更だよ。だったら、本物の球磨とか大淀とか、電とかさ・・・とにかく、怪しかった人の中に人狼がいて、じゃあ本物はどこ?ってなる。今

更なんだよ。提督も、もしかしたら人狼なのかもしれない」

提督「情けはかけるな、榛名。俺もお前も容疑者なんだからな」

 

鈴谷「でさ、皆平和で忘れてない?昨日の噛み理由」

提督「覚えている。俺は素直に霊媒噛みで人外数を誤魔化したいと考える。大淀は狐には見えないしな、まぁ狂信者か背徳だろう」

時雨「僕は考えたけど、やっぱり霊媒を片方噛んで、占いの特定をしづらくしたのではないかなって思うよ」

川内「あたしは一応、球磨狼の電真で見てるとだけ」

清霜「私は、加古さんを信用してます‼あの意見には納得することも多かったし、何より、電ちゃんが人狼には見えないよ‼だから、加古さんの意見寄りで考えてます‼」

提督「なら何故今日加古は噛まれずに平和が起きている?」

清霜「そ、それはぁ・・・」

 

川内「こうやって、吊らせる流れにするため。じゃないの?提督」

熊野「川内さん?」

川内「我慢ならない。正直黒いんだよ、今のアンタ‼村人の立ち回りとして、おかしすぎるんだ‼」

阿武隈「ま、待って下さい‼提督は人狼じゃないです‼私も瑞鳳さんも占ってます‼」

川内「アンタの球磨身内切りと占い欠けを見てるってことだよ阿武隈‼アンタの信頼は、私にはこれっぽっちもないよ‼」

阿武隈「そ、そんなぁ・・・」

鈴谷「お、落ち着いて川内‼」

 

投票の時間が迫ってきました。

 

川内「・・・ちっ」

鈴谷「とりあえず、私も江風も、今は・・・提督は村で考えてるから。今日は、時雨か加古吊りだよ」

川内「わかってるよ」

北上(なるほどね、加古の感じたものって、多分私達が感じたものと同じだ。そっか。加古、最初に提督の元に着任した秘書官だっけ?辛いよね、そりゃ)

榛名「北上さん、加古さんのあれって」

北上「多分ね。心中察するよ」

北上(榛名も同じ感じか。そりゃそうか。気付くよね)

時雨「僕は瑞鳳さんと阿武隈さんのどちらか。多分阿武隈さんが真で追ってるから。皆、あとは頼むよ」

加古「・・・悪いね、なんてーか、喋る気分じゃないんだ。明日生きてたら話すよ」

 

清霜 川内 熊野 榛名

北上 阿武隈 加古 江風 鈴谷→時雨

 

提督 加賀 朝潮 瑞鳳→加古

 

投票の結果、時雨は処刑されました。


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