この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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ゴロゴロしながら艦これやりーの、アニメ視ーの、小説を書く。これぞ休日の醍醐味...
まぁダメな方のですが、よい子は真似しないように。まぁ疲れて出かける気しないだけなんですが

ア「ダメな大人の言い訳...」

まぁぐーたらですから

エ、ク「「あはは...本編どうぞ!」」

追記:誤字の方修正しました、報告の方ありがとうございました


第八話 このパーティーで臨時の冒険を!

「まったくよぉ、上級職のパーティーでおんぶにだっこで、それでゾンビメーカー討伐失敗ぃ?それでクエストのレベル落とすぅ?どうなのよそれぇ?」

 

遅れてギルドに入るとなぜか、カズマが煽られていた。どういう状況だこれ

 

「お?もう一人の冒険者様じゃねえか、どうせお前らが足引っ張ったから失敗したんだろぅ?」

 

肩を組んでくるチンピラ、酒臭いところを見るからに、相当飲んでいるようだ。度々見かけるやつなので同じパーティーメンバーを探す、見ると少し離れたところで見ているようだ。指をさし回収するように見るが、伝わってないのかわからないが回収する気はないらしい。耳元で何か言っているが無視、というかうるさいんだが、酒臭いし。俺の反応がなくてつまらなかったのだろう、またカズマを煽りに行ったようだ

 

「まったくよぉ、お前ら上級職におんぶにだっこで楽しやがって。苦労を知らなずによろしいこって!おい、俺と代わってくれよ兄ちゃんよ?」

 

あー、その言葉はカズマには禁句だろ。このパーティーアク強すぎて、カズマが苦労してないなんて絶対ないのだから。まぁ他の人から見たら、そうなのかねぇ

 

「大喜びで代わってやんよぉぉぉぉぉ!!!」

 

カズマの声でギルド内は静まり返る、まぁ当たり前ですよね

 

「え?」

 

チンピラは間抜けな声を出して、固まっていた。そりゃそうだ、代わってくれるなんて誰も思うまい

 

「代わってやるよって言ったんだ!おいお前、さっきから黙って聞いてりゃ舐めたことばっかり抜かしやがって!」

 

「え?え?」

 

詰め寄るカズマ、事態が理解できないチンピラ。俺に実害はなさそうなので、静観する

 

「大体お前その後なんつった!」

 

「そ、その後?その、いい女連れてハーレム気取りかって」

 

「いい女!ハーレム!!ハーレムってか?おいお前、顔にくっついてるのは目玉じゃなくてビー玉かなんかなの?どこにいい女がいるんだよ、教えてくれよ!いいビー玉つけてんな、俺の濁った目と取り換えてくれ!!」

 

いい女...まぁ性格や普段の言動などを知らなければ、レベルは高いと思う。ちなみに今日はクリスは居ないので、この言葉はアクア、めぐみん、ダクネスに言われている。当の本人たちは面白い顔をしているが

 

「まぁドンマイ」

 

一応言葉をかけておく

 

「大体なぁ!大体なぁ!!上級職におんぶにだっこだと!人の苦労も知らないでぇぇぇぇぇ!!」

 

掴みかからんばかりの勢いで突撃しそうなので、後ろから羽交い絞めにしておく。最早チンピラはひいていたが

 

「まぁ交換するってんならしてもいいんじゃないか?カズマもこの様子だし」「放せリュウヤ!俺はもっと言わないと気が済まない!!」

 

「あ、あぁ今日のクエストはコボルト退治だからな」

 

「おいお前らそれでいいな!!」

 

「あのぅ...私たちの意見は?」

 

代表してアクアは聞くがカズマは無視、俺は俺で

 

「まぁ多分交換すれば気が済むから一日だけ」

 

ということで手を打ってもらう

 

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「俺はテイラー、このパーティーのリーダーをやっているクルセイダーだ、よろしく頼む」

 

「私はリーン、ウィザードだよ。よろしく!」

 

「俺はキース、アーチャーだ。よろしくな二人とも」

 

あのチンピラはダストというらしい、さっきこの三人から聞いた。俺たちは今、クエスト場所に向かいながら、自己紹介をしていた。まぁお互いの名前とか知らないと不便だしな、そんなわけで次は俺たちの番だ

 

「俺はカミキリュウヤ。冒険者だ」

 

「俺はサトウカズマ。冒険者で、一応前のパーティーではリーダーやってた」

 

カズマの言葉に驚いたようだが、すぐに気を取り直し荷物を持たしてくる三人。今回俺たちは、荷物持ちだけでいいらしいので楽だ

 

「あっちが心配か?」

 

「まぁな。いつもはカズマが手綱握ってたから機能してたけど、たぶんボロボロになって帰ってきそうな気がする」

 

「あいつらにはいい薬だろ」

 

俺が少しおかしいのに気が付いたのか、声をかけてくるカズマ。カズマもそうはいっているが、心配なんだろう微妙な表情をしていた。

 

「ん?」

 

「お前もか?」

 

一応俺はソロでやることもあるので、敵感知を覚えている、カズマは言わずもがであるが。その敵感知に反応があった、どうやらカズマの方ものようで顔を見合わせる。とりあえず先頭を歩いてる三人に声をかける

 

「ちょっと待ってくれ、敵感知に反応があったんだ」

 

「お前ら敵感知なんて持ってたのか?」

 

「近くだから隠れよう」

 

カズマの潜伏で俺たちは身を隠す、目の前を黒い猫?虎のようなモンスターが通り過ぎた。リーンはそのモンスターを見ると、青い顔で震え始めた

 

「そんなに恐ろしいモンスターなのか?」

 

「初心者殺しだ、聞いたことぐらいあるだろ?」

 

「あぁ...あれがね」

 

初心者殺し、主にゴブリンやコボルトなどの、弱いモンスターの近くに生息して、それを討伐する初心者冒険者たちを狩るとこから、その名が付いたモンスターだったか

 

「ならこの先にコボルトとかがいるのは、間違いなさそうだな」

 

「そうなのか?」

 

「まぁ初心者殺しの習性的にだけど。それよりも戻ってきたら厄介だし、さっさとコボルト討伐して帰った方がよくないか?」

 

「そ、そうだな」

 

テイラーの号令で森の奥に行く俺達、また敵感知に引っかかったわけだが

 

「どうだ?」

 

「・・・少なく見積もって十五以上?」

 

「こっちも大体そんなもんだな」

 

少し距離が離れているので確証は出来ないが、カズマも同じくらいだったらしい

 

「どうするんだ?」

 

「いつもより数多いよね?」

 

「敵の数が分ってるんなら楽勝だろ!」

 

「おいキース!」

 

アーチャーなのに先行するキース、それを追いかけ続くテイラー。残った俺たちは顔を見合わせる

 

「ど、どうする?」

 

「追いかけるしかないだろ...」

 

「リュウヤはあれの準備一応頼むな」

 

たぶんチートのことなので頷いておく、仕方なく追いかけていくと

 

「おいこんなにいるじゃないか!」

 

「流石にこの数は...」

 

キースが大きい声を出したせいで、見つかったらしく、矢がかなりの数飛んできていた。見ると大体二十弱だろうか、流石に矢をどうにかしないと攻撃すらままならない

 

「リュウヤ!」

 

「あいよ!」

 

俺はカタログから虎徹を出し、魔力を込める。この刃の長さは、込めた魔力に比例して長くなったり、太くなったりする。横凪に一閃、飛んできていた矢を切り落とす

 

「リーン魔法で何とかできないのか?」

 

「えっと、少し待って!」

 

カズマがそう言うと、リーンが詠唱を始める。どうやら奥にもいたようで、コボルトの数が増えていた、その数大体二十強。なので俺は数を減らすため、虎徹をしまい、454カスール カスタムオートマチックと、ジャッカルを出しコボルトを狙い撃つ

 

「ウインドカーテン!」

 

どうやら詠唱が終わったらしく、魔法が発動したようだ。そのおかげで矢が俺たちに届く前に、落ちる

 

「すまない助かった」

 

「まさかここまで多いとはな」

 

俺は銃をしまう。あまり悠長なことはしていられないが、作戦会議をするようだ

 

「どうする?リュウヤのおかげで、あと十七、八くらいになったが」

 

「リュウヤお前の魔法で何とかならないか?」

 

「火属性だぞあれ、森自体が燃える」

 

「だよなぁ...となるとキースとリーンは、遠距離から狙い撃ち、テイラーとリュウヤで、接近して切るってところか?」

 

「なら半分くらいお前の初級魔法コンボで、動き封じた方がいいと思うぞ」

 

「だな」

 

なんて俺達が作戦を決めていると、何故か三人は驚いた顔で見ていた

 

「えっと?」

 

「いや、本当にリーダだったんだと思ってな」

 

「まぁその話は後にしようぜ、それでいいか」

 

「「「ああ(うん!)」」」

 

-------------------------------

 

臨時とはいえ連携したわけだが、驚くほどうまくいき俺たちはコボルト退治を終えた。リーンやキースは興奮していたが、テイラーは難しい顔をしていた。カズマは二人から褒められて嬉しそうだ、俺は敵感知を使っているのだが反応が、すごいスピードでこっちに何かが向かってくる

 

「おい!何か向かってきてるぞ!」

 

「は?」

 

「え?」

 

「おい、初心者殺しだぞ!!」

 

何故か俺たちの後ろから初心者殺しが、迫ってきていた

 

「走れ!」

 

俺がそう言うが突然のことで、リーンとキースは固まっていた

 

「チィッ!!」

 

動けない二人を放っておくことも出来ず、俺は木刀を出して応戦する

 

「おい、リュウヤ!やめろ!!」

 

「ならその二人どうにかしてくれ!!」

 

テイラーが制止するが、それなら二人をどうにかしてほしかった。だが

 

「おい、リーン、キース行くぞ!」

 

「ごめん、足動かない...」

 

流石に絶望的だった。リーンを抱えて走ってもいいが、確実に追いつかれる、なら

 

「ここで倒す」

 

初心者殺しに蹴りを入れ、強引に距離を作り、俺はある構えをする

 

「おいリュウヤ、それって...」

 

カズマはどうやらわかったようだ、まぁ勝負は一瞬だ。俺は足に力を籠め、縮地をし、近くに木に初心者殺しを縫い付けた

 

「縮地からの牙突とか...お前もう人間じゃないだろ」

 

「お前も大概失礼だよな」

 

引き抜くと、地面に落ちる初心者殺し。眉間を貫いただけあって、絶命しているようだ

 

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あの後、妙に俺に低姿勢になった三人だが、街に帰ってくる頃には、普通に戻っていた。それどころかお礼を言われたぐらいだ。そしてアクアたちはというと、散々だったようでアクアは俺に泣きついてきた。そして夜になって合流したクリスは

 

「えーっと...どういう状況?」

 

俺が聞きたい

 




3000字オーバーまぁ良いんですけど、まぁ明日は投稿できたらします。なんせ午前中は仕事なんでね...
あぁ~FAG欲しいんじゃあ~

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