ア「長かったわねー」
まぁ週一になったからね途中から
ク「自業自得じゃないのー」
ジト目いただきましたー
エ「今までありがとうございました!それでは最終話どうぞ!」
「ハンスさん!」
男の姿が見えたのか、ウィズが駆け寄って揺らしている。 いや、デットリーポイズンスライムだろ? いくらウィズがリッチーだからって、触れても大丈夫なのか?
「「・・・・・・・」」
アクアはともかくクリスさん、神気が漏れてますよ? 良いんですか、エリス様?
「あ、あの、あの二人雰囲気が」
「あー、ほっといた方がいいぞゆんゆん、関わるとろくなことないから」
「あの様子ですとデットリーポイズンスライムで確定みたいですね、爆裂魔法の準備をして起きます」
「まてまてまて、俺たち全員吹っ飛ばす気か」
クリスとアクアは手が付けられないので放っておくとして、ゆんゆんをなだめ、めぐみんを羽交い絞めにする。 と言うよりこういうのはカズマの役目だろ!
「俺の名はハンス、デットリーポイズンスライムのハンス」
なんか俺たちが駆け寄る間に自己紹介始まってるし、それにカズマが剣を抜いてるということは、カズマが相手するんだろうか? それにしては顔が引きつってるような
「注意してください!ハンスさんは魔王軍幹部の中でも高額の賞金が懸けられています!」
「な、なぁ!スライムって最弱キャラだろ?」
カズマが焦ったように聞いている、そんなのゲームの中だけだと思うんだが?
「そんなバカな話誰に聞いたのだ!」
珍しくダクネスが怒って説明を始めるが、聞けば聞くほど危険度が分かる。 しかもアイツは普通のスライムの変異種、デットリーと名のつくモンスターだ、だいぶ危険らしい
「・・・・・・」
俺の方を見るカズマに、俺は笑顔で親指を立てた
「さぁかかってくるがいい!勇敢で愚かな冒険者よ!この俺を倒してみろ!!」
「先生!お願いします!」
「自分でやるんじゃないのかよ......」
俺を押し出すカズマにため息をつきながら、スライムに向き直る
「はぁ、物理効かなくてその上魔法防御まで高いんだろ?やってられないだろ......まぁ、温泉に気を付けて戦えば被害気にしない時点でいいか」
「なんだ、お前が相手か?」
「そうだ一つ聞きたいんだけど」
「なんだ?」
「お前が管理人とは思えないし、本当の管理人は?」
「食った」
その瞬間俺たちの時が止まった、コイツ今なんて言った?
「く、った?」
「そうか、じゃあ死ね」
「カースドクリスタルプリズン!!」
俺の魔法とウィズの魔法が同時に直撃する、直撃するが
「その小僧もいい魔法を持ってるようだな、避けなかったら直撃だ」
体の半分を氷漬けにされ、顔と体の一部しか残ってないにもかかわらず、そいつは生きていた
「っ!!同時詠唱、サンダーランス!!」
嫌な予感がして、サンダーランスを同時展開するが、間に合わなかったようだ。 サンダーランスは突き刺さり、その刺さった所は溶けているが、すぐに効果がなくなってしまった
「いったん離れるぞ!!」
そう俺が声を掛けその場を離れると、その場も広がったハンスによって溶かされていた
「あぁ!温泉が!!」
「おいアクア!くそ、ダクネス!アクアを守ってやってくれ!」
「早急に作戦を立てる必要があるな」
アクアが源泉の浄化のために、源泉の方にかけて行ったため、カズマの指示でダクネスがアクアを守りに行った。 どちらにしろこのまま体積が増えれば、源泉の汚染も時間の問題だ、しかも門の方に複数の明かりが見える
「どうするリュウヤ」
「爆裂魔法やるとしても、このままじゃだめだな」
「移動させるにしても、どうやって気を引かせるかですね」
「リュウヤの魔法で」
「まぁそうなるな、じゃあちょっくらやって来るか」
「俺はあっちの奴らに近づかないように言ってくる!」
「そうなるとリュウヤの回収は私かな」
「わ、私は万が一のことがあったら嫌なので、めぐみんの方に!」
「ウィズは残ったらさっきの魔法を!」
「はい!」
さて新技試すか
「集え、明星。 全てを焼き消す炎となれ、ルシフェリオンブレイカー!!」
炎の砲撃、ということで蒸発もできるのでこれ一択なのだが。 こっちに注意が向いたようだ
「続けていくぜ! 疾れ、明星。 すべてを焼き消す炎と変われ、真、ルシフェリオンブレイカー!!」
続けてさっきより大きい砲撃をくらわせる、これでこっちに完全に注意が向いた。 サンダーランスをかなりの数射出し、少しずつ削っておく
「さて、クリス頼む」
「まったく、了解!!」
崖に向かって飛び降り、向こう側にいたクリスに声を掛けると、一瞬で俺のいたところに着いたクリスは、俺を回収しまた向こう岸に着地する
「やっぱそれ便利だろ?」
「まあね、感謝してるよ」
俺の開発したスキル『雷神付与』一時的に雷属性を自分に付与し、移動速度や色々なものをアップさせえる魔法だ。 作った俺が言うのもなんだけど、クリスのマジックダガーと組み合わせれば、一瞬で瞬間移動ができるから凶悪だ。 直後爆裂魔法が発動し、ウィズが凍らせたせたようだが、やはり倒しきれなかったようだ
「行かないとな」
「了解」
二人で下に降りる。 もちろん着地の瞬間に、風の魔法を使ってゆっくり降りる
「リュウヤ、アレを準備しなさい!!」
「してあるよ、術式解放、スターライトブレイカー」
直後、魔法で出来た大きな球体が出現する
「な、なんだその魔力の塊は!しかも神聖魔法だと!?」
「あんたには関係ないわ!この街に迷惑をかけたこと心の底から懺悔なさい!! 過去最大威力で送る、ゴォォォォォォォッド!レクイエム!!」
「なぁ、なんか青い光がアクアに集まってるんだが、大丈夫なのかあれ?」
「さ、さぁ?」
「あとさ、なんかお前から黒いものが漏れ出て怖いんだけど」
「わ、私じゃないよ!? エリス様だよ?」
訳が分からんかった
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結局、ハンスの討伐は見事なされた。 俺たちは街に戻ると称賛されたのだが、まぁアクシズ教の強硬派と親エリス派が喧嘩、その仲裁を俺たちがしていたのだが疲れた。 夜も遅かったので、昼頃に起きて観光を始めたのだが、強硬派の勧誘が親エリス派の方でも勃発、それで喧嘩とまた騒がしかった。 そして今
「はー、結局気分を入れ替えるために観光に行ったのに、疲れて帰ってきてるのは俺の気のせいか?」
「まー、しょうがないんじゃないかな。 でも気分転換になったでしょ?」
「どうなのやら......」
みんなは寝ているので小声で話しているのだが、どうしても疲れが先行してしまう
「見てみて!アクセルの街よ!」
アクアの声で全員起きてしまったようだ。 それはさておき、ようやくアクセルに着いたようだった。 知り合いの冒険者たちに声を掛けられる。 「温泉どうだった?」とか「俺も行きたかった」だとか、顛末知らないからっていいよなぁ!なんてカズマと二人で言っていたのだが。 だがギルドの方は知っていたようで、行くとルナさんが
「大変だったみたいですね......後で賞金の方で話がありますので、都合がよろしい時に寄ってください」
と言われた。 まぁ賞金あるよね、アイツって相当金かかってたらしいし。 そんなことより家だ
「はぁ、やっと帰ってこれた」
「お疲れお疲れー!」
「カズマ、今日の日課に行きましょう!」
「今帰ってきたばっかりだろ!少しはゆっくりさせろ!!」
「ならめぐみん、私と行くか。 クリスはどうする」
「あー、ごめんパス。 流石に疲れちゃった」
皆それぞれ分かれる
「いやー疲れた、寝よ」
おやすみなさい、と
そんなわけで最終回でした、エリス様登場回数少なかったよねー。 まぁ原作沿いだとどうしてもね
そんなわけで感想評価お待ちしてます