この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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最終話!

ア「長かったわねー」

まぁ週一になったからね途中から

ク「自業自得じゃないのー」

ジト目いただきましたー

エ「今までありがとうございました!それでは最終話どうぞ!」



第三十話

「ハンスさん!」

 

男の姿が見えたのか、ウィズが駆け寄って揺らしている。 いや、デットリーポイズンスライムだろ? いくらウィズがリッチーだからって、触れても大丈夫なのか? 

 

「「・・・・・・・」」

 

アクアはともかくクリスさん、神気が漏れてますよ? 良いんですか、エリス様?

 

「あ、あの、あの二人雰囲気が」

 

「あー、ほっといた方がいいぞゆんゆん、関わるとろくなことないから」

 

「あの様子ですとデットリーポイズンスライムで確定みたいですね、爆裂魔法の準備をして起きます」

 

「まてまてまて、俺たち全員吹っ飛ばす気か」

 

クリスとアクアは手が付けられないので放っておくとして、ゆんゆんをなだめ、めぐみんを羽交い絞めにする。 と言うよりこういうのはカズマの役目だろ!

 

「俺の名はハンス、デットリーポイズンスライムのハンス」

 

なんか俺たちが駆け寄る間に自己紹介始まってるし、それにカズマが剣を抜いてるということは、カズマが相手するんだろうか? それにしては顔が引きつってるような

 

「注意してください!ハンスさんは魔王軍幹部の中でも高額の賞金が懸けられています!」

 

「な、なぁ!スライムって最弱キャラだろ?」

 

カズマが焦ったように聞いている、そんなのゲームの中だけだと思うんだが?

 

「そんなバカな話誰に聞いたのだ!」

 

珍しくダクネスが怒って説明を始めるが、聞けば聞くほど危険度が分かる。 しかもアイツは普通のスライムの変異種、デットリーと名のつくモンスターだ、だいぶ危険らしい

 

「・・・・・・」

 

俺の方を見るカズマに、俺は笑顔で親指を立てた

 

「さぁかかってくるがいい!勇敢で愚かな冒険者よ!この俺を倒してみろ!!」

 

「先生!お願いします!」

 

「自分でやるんじゃないのかよ......」

 

俺を押し出すカズマにため息をつきながら、スライムに向き直る

 

「はぁ、物理効かなくてその上魔法防御まで高いんだろ?やってられないだろ......まぁ、温泉に気を付けて戦えば被害気にしない時点でいいか」

 

「なんだ、お前が相手か?」

 

「そうだ一つ聞きたいんだけど」

 

「なんだ?」

 

「お前が管理人とは思えないし、本当の管理人は?」

 

「食った」

 

その瞬間俺たちの時が止まった、コイツ今なんて言った?

 

「く、った?」

 

「そうか、じゃあ死ね」

 

「カースドクリスタルプリズン!!」

 

俺の魔法とウィズの魔法が同時に直撃する、直撃するが

 

「その小僧もいい魔法を持ってるようだな、避けなかったら直撃だ」

 

体の半分を氷漬けにされ、顔と体の一部しか残ってないにもかかわらず、そいつは生きていた

 

「っ!!同時詠唱、サンダーランス!!」

 

嫌な予感がして、サンダーランスを同時展開するが、間に合わなかったようだ。 サンダーランスは突き刺さり、その刺さった所は溶けているが、すぐに効果がなくなってしまった

 

「いったん離れるぞ!!」

 

そう俺が声を掛けその場を離れると、その場も広がったハンスによって溶かされていた

 

「あぁ!温泉が!!」

 

「おいアクア!くそ、ダクネス!アクアを守ってやってくれ!」

 

「早急に作戦を立てる必要があるな」

 

アクアが源泉の浄化のために、源泉の方にかけて行ったため、カズマの指示でダクネスがアクアを守りに行った。 どちらにしろこのまま体積が増えれば、源泉の汚染も時間の問題だ、しかも門の方に複数の明かりが見える

 

「どうするリュウヤ」

 

「爆裂魔法やるとしても、このままじゃだめだな」

 

「移動させるにしても、どうやって気を引かせるかですね」

 

「リュウヤの魔法で」

 

「まぁそうなるな、じゃあちょっくらやって来るか」

 

「俺はあっちの奴らに近づかないように言ってくる!」

 

「そうなるとリュウヤの回収は私かな」

 

「わ、私は万が一のことがあったら嫌なので、めぐみんの方に!」

 

「ウィズは残ったらさっきの魔法を!」

 

「はい!」

 

さて新技試すか

 

「集え、明星。 全てを焼き消す炎となれ、ルシフェリオンブレイカー!!」

 

炎の砲撃、ということで蒸発もできるのでこれ一択なのだが。 こっちに注意が向いたようだ

 

「続けていくぜ! 疾れ、明星。 すべてを焼き消す炎と変われ、真、ルシフェリオンブレイカー!!」

 

続けてさっきより大きい砲撃をくらわせる、これでこっちに完全に注意が向いた。 サンダーランスをかなりの数射出し、少しずつ削っておく

 

「さて、クリス頼む」

 

「まったく、了解!!」

 

崖に向かって飛び降り、向こう側にいたクリスに声を掛けると、一瞬で俺のいたところに着いたクリスは、俺を回収しまた向こう岸に着地する

 

「やっぱそれ便利だろ?」

 

「まあね、感謝してるよ」

 

俺の開発したスキル『雷神付与』一時的に雷属性を自分に付与し、移動速度や色々なものをアップさせえる魔法だ。 作った俺が言うのもなんだけど、クリスのマジックダガーと組み合わせれば、一瞬で瞬間移動ができるから凶悪だ。 直後爆裂魔法が発動し、ウィズが凍らせたせたようだが、やはり倒しきれなかったようだ

 

「行かないとな」

 

「了解」

 

二人で下に降りる。 もちろん着地の瞬間に、風の魔法を使ってゆっくり降りる

 

「リュウヤ、アレを準備しなさい!!」

 

「してあるよ、術式解放、スターライトブレイカー」

 

直後、魔法で出来た大きな球体が出現する

 

「な、なんだその魔力の塊は!しかも神聖魔法だと!?」

 

「あんたには関係ないわ!この街に迷惑をかけたこと心の底から懺悔なさい!! 過去最大威力で送る、ゴォォォォォォォッド!レクイエム!!」

 

「なぁ、なんか青い光がアクアに集まってるんだが、大丈夫なのかあれ?」

 

「さ、さぁ?」

 

「あとさ、なんかお前から黒いものが漏れ出て怖いんだけど」

 

「わ、私じゃないよ!? エリス様だよ?」

 

訳が分からんかった

 

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結局、ハンスの討伐は見事なされた。 俺たちは街に戻ると称賛されたのだが、まぁアクシズ教の強硬派と親エリス派が喧嘩、その仲裁を俺たちがしていたのだが疲れた。 夜も遅かったので、昼頃に起きて観光を始めたのだが、強硬派の勧誘が親エリス派の方でも勃発、それで喧嘩とまた騒がしかった。 そして今

 

「はー、結局気分を入れ替えるために観光に行ったのに、疲れて帰ってきてるのは俺の気のせいか?」

 

「まー、しょうがないんじゃないかな。 でも気分転換になったでしょ?」

 

「どうなのやら......」

 

みんなは寝ているので小声で話しているのだが、どうしても疲れが先行してしまう

 

「見てみて!アクセルの街よ!」

 

アクアの声で全員起きてしまったようだ。 それはさておき、ようやくアクセルに着いたようだった。 知り合いの冒険者たちに声を掛けられる。 「温泉どうだった?」とか「俺も行きたかった」だとか、顛末知らないからっていいよなぁ!なんてカズマと二人で言っていたのだが。 だがギルドの方は知っていたようで、行くとルナさんが

 

「大変だったみたいですね......後で賞金の方で話がありますので、都合がよろしい時に寄ってください」

 

と言われた。 まぁ賞金あるよね、アイツって相当金かかってたらしいし。 そんなことより家だ

 

「はぁ、やっと帰ってこれた」

 

「お疲れお疲れー!」

 

「カズマ、今日の日課に行きましょう!」

 

「今帰ってきたばっかりだろ!少しはゆっくりさせろ!!」

 

「ならめぐみん、私と行くか。 クリスはどうする」

 

「あー、ごめんパス。 流石に疲れちゃった」

 

皆それぞれ分かれる

 

「いやー疲れた、寝よ」

 

おやすみなさい、と

 




そんなわけで最終回でした、エリス様登場回数少なかったよねー。 まぁ原作沿いだとどうしてもね

そんなわけで感想評価お待ちしてます

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