ア「仮にも原作主人公なのに、不憫ね」
物語考えるのが面倒、と言うのもありますが、新しく出たゲームのゲスさで書かなくてもいいのではと思ってしまったので
ク「またいつ書いてるかが分かること言うね」
メタ発言はこのくらいにして、最後の方はちゃんといつもよりは活躍させます
エ「それでは本編どうぞ!」
おはこんばんにちわ皆さん、いきなりですが屋敷が俺の魔法によって跡形もなく消え去るかもしれません
「カズマ、遺言はあるか?」
「すみません!すみませんでした!!だからその魔法を消してください!!」
「そうですよリュウヤ!流石にこの頃のカズマの生活態度はどうかと思いましたが、ここまでする必要はないですから!」
「そうだ!やるなら私に!」
両脇を押さえられるが、魔法の行使に両脇抑えられても関係ないんだよね
「アクアさん、止めなくていいの?」
「そう思うなら止めてみる、クリス?」
「いいや」
なぜこうなったかと言うと、まぁバニルだ。 カズマと俺の世界の知識、それをもとに商品の開発、カズマとバニルは金を稼げてwin-winな関係、なわけだが。 別にそれだけなら俺もキレたりはしない、金を稼いで成り上がり、今まで忙しかった分休憩するのはいい、でも、金があるからと豪遊し、あまつさえ働かないのは我慢できなかった。 まぁ、その後の転落も知っているからこそ、なのだが。 幾分かこっちはマシな状況だけどな。 っと、そんなこと考えてる間に時間切れのようだ
「・・・・・・外に出てくる」
めぐみんとダクネスの拘束を抜け、俺は外に出ると、バニルがいた
「んぁ? バニルか、なにようだ?」
「ん? あの小僧との商談だ、お前は......散歩か?」
「そんなところだ」
妙に崩れているバニルの体にはツッコミを入れず、脇を通り過ぎる。 地獄の公爵、未来を見通す悪魔、なんて呼ばれているが例外があるらしく、俺やをウィズのように実力が同じくらいの相手だと、未来を見通すことができないらしい。 まぁ、些末なことか。 にしても、なんであんなに体が崩れかかっていたのやら。 そう言えばアクアあたりが屋敷の周りに結界はったとか言ってたな
「はぁ、にしても金はやっぱり嫌いだ」
恨めしく空を見上げながらそんなことを思う。 ホント気持ち切り替えないとなー
「リュウヤー!」
「止まりなさいリュウヤ!」
「んお?」
空を見上げながら街をぼーっと歩いていると、後ろから声を掛けられる。 なので後ろを見ると、なぜかクリスとアクアが走ってきていた。 とりあえず止まると、二人が追い付く
「どした?」
「ちょっとお知らせがあってね」
「旅行、旅行に行きましょう!」
「旅行?」
何だろうか? テレポートでも使って、王都にでも行くのだろうか。 それだと、旅行って言わないような気がしなくもないが
「旅行ねぇ、どこに行くんだ?」
「それなんだけど」
「水の都アルカンレティアよ!まぁ、私もクリスも微妙なんだけどね」
「はぁ?」
旅行って、自分等で嬉しそうに言ってたくせに、アルカンレティアって名前が出ただけで、苦い顔をするクリスとアクア、意味が分からん
「どういうところなんだそこ、お前らの顔見ただけじゃわからん」
「まぁ色々あるんだよ色々、特にアクアさんにとっては」
「あー、深く聞くなってことね」
「そう言うわけじゃないけど、説明するよりも実際に見た方が早いでしょ?」
と言うよりも、もう旅行に行くことは決まっているようだ、まぁ別にいいけど。 どちらにしろ気分を切り替えるっていう観点からはいいか。 そんなことを考えながら、クリスとアクアに手を引かれ、俺は屋敷に戻ることにした
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「リュウヤ、行くよ!」
「早くしなさいよ!」
「お前らからテンション高すぎ.......」
いつもよりかなり早い時間、なのだが俺達パーティー一行+αは、馬車を取るために向かっていた。 カズマもめぐみんに引っ張られてるし、俺だけが眠いわけじゃないな
「リュウヤがテンション低すぎるだけだって!」
「ほかのみんなを見てみなさい!」
クリスやアクア、めぐみんは言わなくてもわかると思うが、テンションが高い。 ダクネスは、そうだないつもよりは高いなウィズ背負ってるけど。 ゆんゆんは、わからん。 そもそもいつも一緒に行動してるわけじゃないし
「はいはい、わかったから朝から騒ぐな」
こちとら朝早くからたたき起こされて眠いのだ、いつもの倍近く時間がかかったがついたらしく、アクアたちは馬車を取りに行ったようだ
「なぁ」
「なんだ?」
「こんな朝早くから行く必要あったのか?」
「わからん」
「「・・・・・・はぁ」」
思わずカズマと一緒にため息をついてしまう。 仕方ないと思うんだ、こんな朝早くからこうしてるんだから
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結局、朝早くから行ったにもかかわらず、出発したのはしばらくたってからだった。 朝早くきた意味ー。 そんなことはさて置き、背負われていたウィズだが無事に目を覚ました。 そう言えば説明していなかったが、何故ゆんゆんとウィズが一緒に旅行にきているかと言うと、朝早くからゆんゆんがウィズを背負って屋敷にきたからだ。 なんでも、朝早くに修行していたゆんゆんなのだが、ウィズに張り紙がしてあり
『このポンコツ店主を持って、ライバルの屋敷に行くと良いだろう。 さすればいい未来が待っているぞ!』
という内容に従って、屋敷にきただとか。 ツッコミどころ満載だが、とりあえず収集つかないのでスルー。 で、ウィズの方だが、こっちの理由もしょうもないものだった。 商品を入荷したのだが、まぁお察しの通りポンコツ性能だった。 旅のトイレ事情が解決する魔道具、なのだが、消音のための音が大きすぎて、モンスター引き寄せるだの、洗浄効果が大きすぎて辺りが大惨事になるなど、ろくなものじゃなかった。 まぁそんな話題はさて置き、俺は外の景色を見ながらゆったりとしていた。 全員が座ってもゆったりできるほどの大きな馬車だ、よく取れたなこんなの
「なぁ、なんかあっちに土埃見えないか?」
「んぁ? 俺は見えないが......心配だったら、馬のおっちゃんに言えばいいんじゃないか?」
「だな」
隣りにいたカズマが俺に聞いてきたが、俺にはそんなものは見えず一応伝えに行ったようだが、おっちゃんも見えないようだ
「ん? モンスターか?」
暫くすると俺にも見えてきた、確かに土ぼこりが近づいてきている
「あれはハシリタカトビですね」
冷静に言うが、こっちに向かってきてないか?
「ねぇリュウヤ、アレこっち向かってきてるよね?」
「やっぱり?」
「おいダクネス!!」
カズマが血相を変えてダクネスに向かって行った。 どうもハシリタカトビの習性で、硬いものに向かって行くらしいのだが
「いや、そこだけ冷静になるなよ」
カズマが筋肉に引き寄せられてるって言ったら、ダクネスの奴冷静に否定しやがった
「おい、俺たちも!」
「なぁカズマ、俺達が行ったらろくなことにならない予感がするんだが、って聞いてないね」
俺の制止も聞かずにカズマは、ダクネスとめぐみんと一緒に出て行ってしまった。 まぁ、ダクネスは出て行った方がいいのかもしれないが
「どうするのリュウヤ?」
「どうするもクソも、あっちの護衛も金もらってるわけだしな、任せた方がいい気がするが」
「で、でも、私たちのせいだとしたら......」
「とりあえずゆんゆんとウィズは馬車守って、俺とクリスも出るか.......アクアはどうする?」
「うーん、けが人が出たら治療するからここで待機してる」
「了解」
馬車を出ると、護衛の冒険者に混じってダクネスが突撃していた
「ダクネス......」
「うわぁ......」
護衛の冒険者が放ったバインドに、自らかかりに行ったぞアイツ。 ほんと、どうしてそうな
リリなののほうも連載が終了したので、こっちをちょこちょこ更新していきたいと思います
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