この転生者たちに祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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ついに始まりましたねGW。ようやく休みが来てほっとしてます、プラモ作らねば(使命感

エ「えっと、頑張ってくださいね」

エリス様マジ女神!

ク「あはは...エリス真っ赤になっちゃった」

クリスさんマジ可愛い!

ア「何バカやってんのよ...ということはこの話、ちゃんと進むのよね?」

それはまた別の話、アクアさんは泣き顔可愛いと思うんですよ、TV版

ア「なんですって!」

それではどうぞ!


第十話 この哀れな中年騎士に制裁を 前編

「はよー」

 

「おっすリュウヤ」

 

カズマと挨拶を交わし、注文をして席に座る。ギルドに集まって、その日の予定を決める、この頃はいっつもこんな感じだ

 

「おはよー」

 

「おはよう」

 

クリスとダクネスも来たようで、これでパーティーメンバーは全員そろった。アクアとめぐみんはカズマと先に来ていたようで、もう食べ終わったようだ

 

「ほんで?今日はどうする?」

 

「まぁ余裕があるわけじゃないし、クエストだクエスト」

 

「さっきクエスト見てきたけど、ろくなクエストなかったわよ?」

 

どうやら先行してアクアとめぐみんで、クエストを見てきてくれたようだった。てか俺が入ってきたとき、アクアは宴会芸をやってたのだが、いつみていたのやら

 

「本当かよ?リュウヤ」

 

「俺飯食ってるからパス」

 

「ちょっと待ってください、私とアクアで見たと言ったじゃないですか!」

 

「お前らは信用ならん」

 

きっぱりと言い、カズマは一人で見に行った

 

「ちょっと待ってください!それはどういう意味ですかカズマ!」

 

めぐみんは元気よく追いかけたようだ、うむ、朝から元気良いなぁ

 

「本当に失礼よねアイツ」

 

「今までのお前たちの行い」

 

「なんですって!?」

 

「まぁまぁ」

 

俺が小声で言ったのが聞こえたようで、掴みかかってこようとしたが、クリスがなだめていた。俺は最後の一口を食べながら、カズマの方をうかがう。何やら受付嬢のルナさんと話していた。あ、こっちに来た

 

「どした?」

 

「なんでも近くに魔王軍幹部が来てるらしくてな、弱いモンスターは隠れたらしい」

 

「ほーん、それで今日はどうするよ?難しいクエストしかないんだろ」

 

「まぁキャベツ狩りの報酬も残ってるし、今日は解散!」

 

とのことで暇になってしまった。さてどうつぶそうか、なんてことを考えながら席を立つ

 

「それで今日はどうするのさ?」

 

当たり前のようについてくるクリス、まぁ別にいいのだが

 

「まだ決めてない、んでアクアはどうすんだ?」

 

首だけをアクアに向け、いまだに座っているアクアに聞く

 

「・・・私的には、何かクエスト受けたいんだけど」

 

一応俺とクリス、アクアは等分に分けたが、アクアは毎回酒などを頼み、他の人より食事代はかかっていることは知っていた。なのでアクアに声をかけると、案の定そんな答えが返ってきた

 

「んじゃ受けるか」

 

いつの間にかいなくなっていた、ダクネスは放っておいて、俺、アクア、クリスでクエストを受けることにした

 

「難易度高いのばっかだな」

 

「正直言ってリュウヤの場合、このくらいのクエストどうにでもなると思うんだけど」

 

「正直言ってチート使って楽して稼ぐとか、あんまり好きじゃない」

 

「まぁリュウヤってそういう性格だよね」

 

クリスはそれを聞いて苦笑していた、アクアは納得いかないような顔をしていたが、ともかく適当に選びクエストを受けることにした

 

「これでいいか」

 

「何々?一撃熊の複数討伐?・・・危険じゃない?」

 

「実際戦うのは俺だけで十分だし、クリスは索敵、アクアはバフ掛けだけでいいと思うけど」

 

「なんかそれだけで報酬貰うのずるい気がする」

 

「本人が良いって言ってるんだから、いいと思うけど」

 

二人の意見は黙殺し、クエストを受けるため窓口に

 

-------------------------------

 

「いたね」

 

「アクア頼む」

 

「わかってるわよ」

 

アクアに各種バフをかけてもらい、力がいきわたるのを確認してから、いつもの木刀を出す

 

「とりあえずクリス、あれ一匹しかいないよな」

 

「うん、周りに反応はないかな」

 

「んじゃ行くわ」

 

距離は結構離れてはいるが、縮地で一瞬で近づき、ゼロ距離で牙突、文字通り一撃で仕留める

 

「いっちょ上がり」

 

「「うわー」」

 

なんか近づいてきた二人は呆れていた

 

「ホントさリュウヤって存在そのものがチートだよね」

 

「なんかみんな俺に失礼じゃない?」

 

「いやこんなん見たら、誰でも言うわよ?」

 

俺が仕留めた一撃熊を指し、相変わらず呆れているアクア。そんなこと言われても、日本にいたとき、鍛錬を積んだ成果なのだが

 

「さて、いつまでも飽きれている場合じゃないみたい」

 

「あー殺気感じるわ」

 

「クリス数は何体?」

 

「三か...四かな?これ仕留めれば、クエスト完了かな」

 

「依頼書通りならな、てなわけで行ってくる」

 

さっきかけてもらったバフは健在なので、またいつもの木刀を出し、俺は新たに反応があった一撃熊に切りかかった

 

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数日が過ぎ、今日も今日とて休みだ。どうやら王都から騎士が来るようで、それまではよっぽどなことがない限り、クエストは自粛するようだ。そんなわけで、今日は俺もクエストを休み、街をぶらぶらしていたのだが、カズマとめぐみんを見つけた

 

「おーい、何やってんだ二人とも」

 

「ん?リュウヤか、これから日課をしにな?」

 

「日課?」

 

俺は聞いてないのだが、どうやら新たな日課ができたようだ。というわけで、気になったので聞いてみた

 

「日課って何よ?」

 

「一日一爆です」

 

「・・・は?」

 

なにのたまったこのロリッ子、カズマを見るが苦笑いしているだけで、何も言わない

 

「だから一日一爆です。紅魔族は日に一度、爆裂魔法を撃たないと死ぬのです」

 

「嘘つけ」

 

即答してやった。そんなんなら、一日何人の紅魔族が死んでいるか。それにあんなもの紅魔族全員覚えてたら、俺たちが魔王討伐なんかしなくてもいいだろ

 

「まぁわかった、俺も暇だしついて行っていいか?」

 

「俺は構わないぞ」

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

てなわけで俺も変な日課について行くことになった

 

-------------------------------

 

「エクスプロージョン!!」

 

山奥の廃城、そこに向かってめぐみんは爆裂魔法を放っていた。鳥とか可哀そうに、モンスターはいいが。それにここまで地味に遠かった、どうもめぐみんは街の近くで撃ったことがあるらしく、あまり街の近くで撃つと、苦情が来るらしい。どんだけ撃ったんだよ。ぱたんと倒れるめぐみん、それを回収するカズマ

 

「そんじゃ帰るか」

 

「なんか慣れてんなー」

 

「まぁもう何日も来てるしな」

 

苦笑するカズマ、まぁここんとこ行っているなら、それは慣れもするか。というかあの廃城

 

「なぁ、確かさ幹部がいるとこって、廃城って来たような気がするんだけど」

 

「そうだな」

 

「・・・知ってて撃ってんの?」

 

「何を言ってるんですかリュウヤ。私たちが撃っている廃城が、もし幹部がいるとして、たまたま幹部がいる廃城だったというだけですよ」

 

いい笑顔で言ってんなー、てか今日来た時点で俺も共犯か、早まったかな

 

「あ、そうだめぐみん、冒険者カード貸してくんね?」

 

「?まぁ良いですが」

 

不思議に思いながらも貸してくれるめぐみん、俺はスキルインストーラーを取り出し、あるスキルをめぐみんの冒険者カードに記載する

 

「ほい返す」

 

「はぁ...ん?なんですかこのスキル」

 

俺が入れたスキル、爆裂魔法【新】は、普通の爆裂魔法なのは変わらないが、威力が普通の爆裂魔法より高い。スキルインストーラーの威力計測で威力を計る。まぁやったことはサンダーランスと同じなので、割愛する。まぁ今回は細かい計算だったし、レベル99まで計算したのでかなり威力が高い。てかぶっちゃけかなりやりすぎたが、使うかどうかはめぐみん次第なので知らない。そう言うわけで簡潔に説明をし、様子をうかがうと

 

「お前アホだろ」

 

「・・・すみませんがこれは使えません」

 

との答えが、まぁ今回はやりすぎたので、カズマの言葉を受け入れる。めぐみんのほうだが

 

「別に気にしなくてもいいぞ?使うのはめぐみんの好きだし、俺がお礼として押し付けただけだし」

 

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緊急クエストということで、正門に出たのだが

 

「なんだよあいつ...」

 

「まぁ予想通りだよなぁ...」

 

「俺はつい先日この近くに越してきた魔王軍の幹部の者だが...毎日、毎日、毎日、毎日!!俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を撃ちこんでくる、頭のおかしい大馬鹿は誰だぁぁぁ!!!」

 

大層怒っている、魔王軍幹部がいた

 




今回のスキル

爆裂魔法【新】

めぐみんへのお礼として開発していたスキル。作中にも書いたように、スキルレベルやレベルアップでの上昇値など、色々な計算をすべてひっくるめて出した、文字通り最高威力の魔法とかした。しかも消費魔力は、低いレベルのめぐみんでも打てるように、文字通り魔改造した。しかもスキルポイントで上がる上昇値は、リセットされているのでまだ上がる

まぁめぐみんは作中で使わないですけどね、というわけで出てきたベルディアですがどうなりますかね

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