エ「えっと、頑張ってくださいね」
エリス様マジ女神!
ク「あはは...エリス真っ赤になっちゃった」
クリスさんマジ可愛い!
ア「何バカやってんのよ...ということはこの話、ちゃんと進むのよね?」
それはまた別の話、アクアさんは泣き顔可愛いと思うんですよ、TV版
ア「なんですって!」
それではどうぞ!
「はよー」
「おっすリュウヤ」
カズマと挨拶を交わし、注文をして席に座る。ギルドに集まって、その日の予定を決める、この頃はいっつもこんな感じだ
「おはよー」
「おはよう」
クリスとダクネスも来たようで、これでパーティーメンバーは全員そろった。アクアとめぐみんはカズマと先に来ていたようで、もう食べ終わったようだ
「ほんで?今日はどうする?」
「まぁ余裕があるわけじゃないし、クエストだクエスト」
「さっきクエスト見てきたけど、ろくなクエストなかったわよ?」
どうやら先行してアクアとめぐみんで、クエストを見てきてくれたようだった。てか俺が入ってきたとき、アクアは宴会芸をやってたのだが、いつみていたのやら
「本当かよ?リュウヤ」
「俺飯食ってるからパス」
「ちょっと待ってください、私とアクアで見たと言ったじゃないですか!」
「お前らは信用ならん」
きっぱりと言い、カズマは一人で見に行った
「ちょっと待ってください!それはどういう意味ですかカズマ!」
めぐみんは元気よく追いかけたようだ、うむ、朝から元気良いなぁ
「本当に失礼よねアイツ」
「今までのお前たちの行い」
「なんですって!?」
「まぁまぁ」
俺が小声で言ったのが聞こえたようで、掴みかかってこようとしたが、クリスがなだめていた。俺は最後の一口を食べながら、カズマの方をうかがう。何やら受付嬢のルナさんと話していた。あ、こっちに来た
「どした?」
「なんでも近くに魔王軍幹部が来てるらしくてな、弱いモンスターは隠れたらしい」
「ほーん、それで今日はどうするよ?難しいクエストしかないんだろ」
「まぁキャベツ狩りの報酬も残ってるし、今日は解散!」
とのことで暇になってしまった。さてどうつぶそうか、なんてことを考えながら席を立つ
「それで今日はどうするのさ?」
当たり前のようについてくるクリス、まぁ別にいいのだが
「まだ決めてない、んでアクアはどうすんだ?」
首だけをアクアに向け、いまだに座っているアクアに聞く
「・・・私的には、何かクエスト受けたいんだけど」
一応俺とクリス、アクアは等分に分けたが、アクアは毎回酒などを頼み、他の人より食事代はかかっていることは知っていた。なのでアクアに声をかけると、案の定そんな答えが返ってきた
「んじゃ受けるか」
いつの間にかいなくなっていた、ダクネスは放っておいて、俺、アクア、クリスでクエストを受けることにした
「難易度高いのばっかだな」
「正直言ってリュウヤの場合、このくらいのクエストどうにでもなると思うんだけど」
「正直言ってチート使って楽して稼ぐとか、あんまり好きじゃない」
「まぁリュウヤってそういう性格だよね」
クリスはそれを聞いて苦笑していた、アクアは納得いかないような顔をしていたが、ともかく適当に選びクエストを受けることにした
「これでいいか」
「何々?一撃熊の複数討伐?・・・危険じゃない?」
「実際戦うのは俺だけで十分だし、クリスは索敵、アクアはバフ掛けだけでいいと思うけど」
「なんかそれだけで報酬貰うのずるい気がする」
「本人が良いって言ってるんだから、いいと思うけど」
二人の意見は黙殺し、クエストを受けるため窓口に
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「いたね」
「アクア頼む」
「わかってるわよ」
アクアに各種バフをかけてもらい、力がいきわたるのを確認してから、いつもの木刀を出す
「とりあえずクリス、あれ一匹しかいないよな」
「うん、周りに反応はないかな」
「んじゃ行くわ」
距離は結構離れてはいるが、縮地で一瞬で近づき、ゼロ距離で牙突、文字通り一撃で仕留める
「いっちょ上がり」
「「うわー」」
なんか近づいてきた二人は呆れていた
「ホントさリュウヤって存在そのものがチートだよね」
「なんかみんな俺に失礼じゃない?」
「いやこんなん見たら、誰でも言うわよ?」
俺が仕留めた一撃熊を指し、相変わらず呆れているアクア。そんなこと言われても、日本にいたとき、鍛錬を積んだ成果なのだが
「さて、いつまでも飽きれている場合じゃないみたい」
「あー殺気感じるわ」
「クリス数は何体?」
「三か...四かな?これ仕留めれば、クエスト完了かな」
「依頼書通りならな、てなわけで行ってくる」
さっきかけてもらったバフは健在なので、またいつもの木刀を出し、俺は新たに反応があった一撃熊に切りかかった
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数日が過ぎ、今日も今日とて休みだ。どうやら王都から騎士が来るようで、それまではよっぽどなことがない限り、クエストは自粛するようだ。そんなわけで、今日は俺もクエストを休み、街をぶらぶらしていたのだが、カズマとめぐみんを見つけた
「おーい、何やってんだ二人とも」
「ん?リュウヤか、これから日課をしにな?」
「日課?」
俺は聞いてないのだが、どうやら新たな日課ができたようだ。というわけで、気になったので聞いてみた
「日課って何よ?」
「一日一爆です」
「・・・は?」
なにのたまったこのロリッ子、カズマを見るが苦笑いしているだけで、何も言わない
「だから一日一爆です。紅魔族は日に一度、爆裂魔法を撃たないと死ぬのです」
「嘘つけ」
即答してやった。そんなんなら、一日何人の紅魔族が死んでいるか。それにあんなもの紅魔族全員覚えてたら、俺たちが魔王討伐なんかしなくてもいいだろ
「まぁわかった、俺も暇だしついて行っていいか?」
「俺は構わないぞ」
「それじゃあ行きましょうか」
てなわけで俺も変な日課について行くことになった
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「エクスプロージョン!!」
山奥の廃城、そこに向かってめぐみんは爆裂魔法を放っていた。鳥とか可哀そうに、モンスターはいいが。それにここまで地味に遠かった、どうもめぐみんは街の近くで撃ったことがあるらしく、あまり街の近くで撃つと、苦情が来るらしい。どんだけ撃ったんだよ。ぱたんと倒れるめぐみん、それを回収するカズマ
「そんじゃ帰るか」
「なんか慣れてんなー」
「まぁもう何日も来てるしな」
苦笑するカズマ、まぁここんとこ行っているなら、それは慣れもするか。というかあの廃城
「なぁ、確かさ幹部がいるとこって、廃城って来たような気がするんだけど」
「そうだな」
「・・・知ってて撃ってんの?」
「何を言ってるんですかリュウヤ。私たちが撃っている廃城が、もし幹部がいるとして、たまたま幹部がいる廃城だったというだけですよ」
いい笑顔で言ってんなー、てか今日来た時点で俺も共犯か、早まったかな
「あ、そうだめぐみん、冒険者カード貸してくんね?」
「?まぁ良いですが」
不思議に思いながらも貸してくれるめぐみん、俺はスキルインストーラーを取り出し、あるスキルをめぐみんの冒険者カードに記載する
「ほい返す」
「はぁ...ん?なんですかこのスキル」
俺が入れたスキル、爆裂魔法【新】は、普通の爆裂魔法なのは変わらないが、威力が普通の爆裂魔法より高い。スキルインストーラーの威力計測で威力を計る。まぁやったことはサンダーランスと同じなので、割愛する。まぁ今回は細かい計算だったし、レベル99まで計算したのでかなり威力が高い。てかぶっちゃけかなりやりすぎたが、使うかどうかはめぐみん次第なので知らない。そう言うわけで簡潔に説明をし、様子をうかがうと
「お前アホだろ」
「・・・すみませんがこれは使えません」
との答えが、まぁ今回はやりすぎたので、カズマの言葉を受け入れる。めぐみんのほうだが
「別に気にしなくてもいいぞ?使うのはめぐみんの好きだし、俺がお礼として押し付けただけだし」
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緊急クエストということで、正門に出たのだが
「なんだよあいつ...」
「まぁ予想通りだよなぁ...」
「俺はつい先日この近くに越してきた魔王軍の幹部の者だが...毎日、毎日、毎日、毎日!!俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を撃ちこんでくる、頭のおかしい大馬鹿は誰だぁぁぁ!!!」
大層怒っている、魔王軍幹部がいた
今回のスキル
爆裂魔法【新】
めぐみんへのお礼として開発していたスキル。作中にも書いたように、スキルレベルやレベルアップでの上昇値など、色々な計算をすべてひっくるめて出した、文字通り最高威力の魔法とかした。しかも消費魔力は、低いレベルのめぐみんでも打てるように、文字通り魔改造した。しかもスキルポイントで上がる上昇値は、リセットされているのでまだ上がる
まぁめぐみんは作中で使わないですけどね、というわけで出てきたベルディアですがどうなりますかね