※ちなみに作者は、前厄と八方塞がりとWパンチです。お年玉も主にFGOで消滅。作者は、【欲しいキャラがいたから】などとほざきやがりましたとさ。(涙)
第3者saidーーーーー
そこからは試合はがらりと変わった。
桐皇が誠凛のコートに向かう前に黒子がスティールをし、他の誠凛達に回し、そして誠凛がゴールを決めるかスティールし、阻止して反撃を繰り返すたび黒子に必ずスティールされる。この繰り返しが先程から行われていた。
……いや。それは少し違った。
青峰がボールを持ち、攻めるたびに黒子が阻止して己がゴールを決めた。
そしてそのまま第2Qが終了した。
黒子《裏》said─────
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎イ増イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ
あぁ…あぁ……この感情……
何処にぶつければいい?
あぁ……確かに俺は勝っていた。
あの青峰に……なのに何故?
何故この思いは消えない?
何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故………
この感情は?憎悪?知っている。
でもこれはほんとに憎悪?……違う。
これはもっと……別の……何か……
わからない。わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないおしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえておしえて………
ねぇ……俺のホントの願いは復讐なの?
それとも和解?…あぁ……頭が……痛い………
「おい」
『?……か…がみ?』
「!?おい!!大丈夫か!?顔色悪いぞ!!」
そういいながら、手に持っていた上着を被せてきた。あぁ……暖かい……なぁ火神……お前は……
『何の為にいるのだろうか……』
「!………」
答えを知っているか?
『わからないわからないわからないわからないわからない何の為に生きているのかもう……何も…』
「お前はお前はなんじゃねぇの?」
『……は?』
「だから、その……俺には難しい事わかんねぇけど、お前がいつもの黒子じゃねぇのは分かるし、お前が黒子に尽くしてのも分かるけどさぁ………」
「お前はお前なんだし、自分のしたい事すれば?」
その言葉を聞いて1つ思い出した。
俺の……負の感情としてではなく、
俺自身の願い……
”俺がいなくてもいい。唯唯《僕》が笑っていたら……お前が共に笑える者達と笑いあっていたらそれだけでいいのに”
あぁ……そうか……俺は本当に駄目な人格だな……
『火神』
「おう。どうした?」
『今から俺は消える。
それで約束してほしい事がある』
「え!?消えるのか!?」
『クスッ…違う違う。入れ替わるという意味だ』
「あ…そ、そうか。そんで?約束って何だ」
『俺はもう出てこない。だから後は、お前達二人で頂点に行け。お前達なら行けるだろうからな』
「は!?行けるったて…青峰で苦戦してるのに……」
『ヒントはもう知っているはずだ。だから……』
『二人でキセキの世代倒して、頂点に行ってこい』
「!そんなの当たり前だ!!!!」
そして火神は右手をグーにして突き出してきた。
『?』
「ほら、お前もやれよ」
『…………』
コッ
「これでお前も相棒だな」
『!?ふ、ふふふ、あはははははははは!!!!』
「お、おい?」
『ふぅ……ありがとう。火神』
そういい《僕》がいる精神世界に降りた。
『………《俺》』
「!………《僕》」
『……俺はもう出てこない。』
「……どうしてですか?それは君としての判断ですか?それとも負の感情としての判断ですか?」
『これは俺自身が選んだ選択だ。だがお前と火神は頂点にいき赤司と戦うだろう。そしてお前はまた心が折れかける。薄情だと思う。最低と思う。でも、だからといって俺がしていい事じゃあない気がする。勝ってもそれは虚しいだけの勝利だと思う。だから折れないでくれ。止まってもいい、俯いてもいい。だけど絶望はしないで折れないくれ。身勝手で自分勝手で我儘なのは百も承知だ。だから────』
「大丈夫ですよ」
『!!………』
「だって君は僕の為に色々してくれたじゃないですか」
『……ごめん。そしてありがとう。さぁ行って……火神や誠凛の皆が待ってる……』
「はい……あ、そうでした」
『?』
「ありがとうございました。《僕》………いえ
《セイヤ》」
『!?その名前は……』
「君の名前です。ここでずっと考えてました。
それでは……」
「行ってきます。《セイヤ》」
『行ってらっしゃい。《テツヤ》』
その外に向かって走って行く姿は────
何と美しい事か……
それを最後に奥に消えた。
大事な《名》を抱えて。