黒子のバスケ 2人で1人の黒子   作:妄想創造少年

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またまた飛んで黒バス14巻120Qから


第7Q 無駄な努力、逆鱗、反転、天才と化け物、宣戦布告

黒子《俺》side――――――

 

 

 

 

【そりゃムダな努力だ】

 

 

ムダな努力だと…?

《僕》が……《僕》がどれほどの思いでお前に挑んでいるか分かるか……?……お前なんぞに勝つ為に悩み、必死に編み出した事全てがムダな事だと……?

 

いいだろう……勝負だ。

【俺に勝てるのは俺だけだ】?

その自論俺が玉砕して論破してやろう……

 

 

覚悟しろよ?

だから…………

 

 

 

 

ごめん《僕》

 

そう言うと同時に無理矢理入れ替わった。

 

 

 

 

 

 

第3者side―――――――

 

 

「…ひとまず黒子君は一度交代よ!」

 

『……監督』

 

「何?黒子君」

 

『すいません後もう一回だけ出させてください。それが終わったら交代しても構いませんので。』

 

「「「「「「え?!」」」」」」

 

黒子の言葉にリコ以外全員が驚いた。

 

「…………何か策があるの?」

 

『はい……といっても、これをすると、プレーがガラリと変わります。』

 

「……………分かったわ」

 

「監督!?」

 

『ありがとうございます』

 

「ちょ!監督いいの!?」

 

「まぁ……ラストチャンスかしら」

 

 

【T.O終了です】

 

話が終わるのと同時にタイムアウトが終了した。

その時の黒子の眼は赤く輝いて見えた。

 

 

 

 

黒子《俺》side――――――――

 

 

『火神』

 

「なんだよ?」

 

俺はコートに向かう途中隣にいた。火神に呼んだ。

 

『お前に一つ為になる話をしよう。何……直ぐに終わる』

 

「お…おう?」

 

俺の話方に驚いたのかどもっていたが、この際無視だ。

 

『竜の顎には1枚だけ逆さについている鱗がある。それを竜の逆燐と呼ぶ。それに触ると竜はとてつもなく怒ると言われている。』

 

「おう…」

 

『はっきり言って今からする俺のプレーはまさにそれだ。』

 

「は?どういう……」

 

『火神』

 

俺は火神に向き直りはっきり言った。

 

『《僕》に頼るな。お前の心には何処かで《僕》に頼って所がある。奴等……キセキの世代を倒すために《僕》と力を合わせるべきと考えてるいるのはいい。が、それは逆にお前の才能に蓋をしている。力を合わせる事は間違いではない。だがそれは、お前の力が100%発揮してこそ意味がある事だ。《僕》を頼ってばかりだと、お前は永遠に未完成のままだ。変われ。助けられる側から助ける側えと。そうすれば、お前はキセキの世代とやり合える者となる。どうするかはお前次第だ。』

 

そう言うだけ言って、コートに向かった。

どうなるかは俺にも分からん。が、変わるのは確かだ。俺の眼にもそう見えたからな、現にほら……俺の後ろから闘気がバシバシ当たってくる。あぁ………実に楽しみだよ………

 

 

 

 

 

 

 

*******

 

 

 

 

 

 

最初から青峰対火神。

だがこれは……はぁ〜……しゃねぇな。

 

『火神!!!』

 

「!」

 

【ビッ!】【パシッ!!!】

 

火神からパスを受け取り諏佐?さんから抜きシュートをするんだがそれでは面白くない。

 

【ダッ!!!】

 

「「「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」」

 

全員が驚く中、俺はそのままセンターラインに向かい急停止した後桐皇ゴールに向き直りそのまま………

 

【シュ!!!】

 

【バシャッ!!!】

 

センターラインからスリーをお見舞いしてやった。

 

「「「「「「「なっ!!!!!!!」」」」」」」

 

それに驚いたのか全員唖然としながらこっちを見ていた。

 

『ムダな努力?はっ!!!確かにお前からみたらムダな努力だ。影は光に勝てない。なら勝つ為にはどうするか?答えは至極簡単……』

 

 

 

 

 

 

 

『影を光に反転させればいいだけの事だ。』

 

 

俺は俯いていた顔を上げ青峰を見た。

青峰は驚愕したように眼を見開いていた。

 

だから俺は

 

 

『青峰。お前に教えてやるよ。上には上がいるように………天才(化け物)にも上の天才(化け物)がいるって事を』

 

殺気を隠しもしないで青峰を睨みつけた。




お知らせ

家の事情により、
暫くの間小説を上げる事が出来ません。
ご迷惑をお掛けしますが何卒お願い致します。

妄想創造少年より

※次に上がるのは12月ぐらいか、
来年の1月になります。

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