黒子《俺》side――――――
【そりゃムダな努力だ】
ムダな努力だと…?
《僕》が……《僕》がどれほどの思いでお前に挑んでいるか分かるか……?……お前なんぞに勝つ為に悩み、必死に編み出した事全てがムダな事だと……?
いいだろう……勝負だ。
【俺に勝てるのは俺だけだ】?
その自論俺が玉砕して論破してやろう……
覚悟しろよ?
だから…………
ごめん《僕》
そう言うと同時に無理矢理入れ替わった。
第3者side―――――――
「…ひとまず黒子君は一度交代よ!」
『……監督』
「何?黒子君」
『すいません後もう一回だけ出させてください。それが終わったら交代しても構いませんので。』
「「「「「「え?!」」」」」」
黒子の言葉にリコ以外全員が驚いた。
「…………何か策があるの?」
『はい……といっても、これをすると、プレーがガラリと変わります。』
「……………分かったわ」
「監督!?」
『ありがとうございます』
「ちょ!監督いいの!?」
「まぁ……ラストチャンスかしら」
【T.O終了です】
話が終わるのと同時にタイムアウトが終了した。
その時の黒子の眼は赤く輝いて見えた。
黒子《俺》side――――――――
『火神』
「なんだよ?」
俺はコートに向かう途中隣にいた。火神に呼んだ。
『お前に一つ為になる話をしよう。何……直ぐに終わる』
「お…おう?」
俺の話方に驚いたのかどもっていたが、この際無視だ。
『竜の顎には1枚だけ逆さについている鱗がある。それを竜の逆燐と呼ぶ。それに触ると竜はとてつもなく怒ると言われている。』
「おう…」
『はっきり言って今からする俺のプレーはまさにそれだ。』
「は?どういう……」
『火神』
俺は火神に向き直りはっきり言った。
『《僕》に頼るな。お前の心には何処かで《僕》に頼って所がある。奴等……キセキの世代を倒すために《僕》と力を合わせるべきと考えてるいるのはいい。が、それは逆にお前の才能に蓋をしている。力を合わせる事は間違いではない。だがそれは、お前の力が100%発揮してこそ意味がある事だ。《僕》を頼ってばかりだと、お前は永遠に未完成のままだ。変われ。助けられる側から助ける側えと。そうすれば、お前はキセキの世代とやり合える者となる。どうするかはお前次第だ。』
そう言うだけ言って、コートに向かった。
どうなるかは俺にも分からん。が、変わるのは確かだ。俺の眼にもそう見えたからな、現にほら……俺の後ろから闘気がバシバシ当たってくる。あぁ………実に楽しみだよ………
*******
最初から青峰対火神。
だがこれは……はぁ〜……しゃねぇな。
『火神!!!』
「!」
【ビッ!】【パシッ!!!】
火神からパスを受け取り諏佐?さんから抜きシュートをするんだがそれでは面白くない。
【ダッ!!!】
「「「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」」
全員が驚く中、俺はそのままセンターラインに向かい急停止した後桐皇ゴールに向き直りそのまま………
【シュ!!!】
【バシャッ!!!】
センターラインからスリーをお見舞いしてやった。
「「「「「「「なっ!!!!!!!」」」」」」」
それに驚いたのか全員唖然としながらこっちを見ていた。
『ムダな努力?はっ!!!確かにお前からみたらムダな努力だ。影は光に勝てない。なら勝つ為にはどうするか?答えは至極簡単……』
『影を光に反転させればいいだけの事だ。』
俺は俯いていた顔を上げ青峰を見た。
青峰は驚愕したように眼を見開いていた。
だから俺は
『青峰。お前に教えてやるよ。上には上がいるように………
殺気を隠しもしないで青峰を睨みつけた。
お知らせ
家の事情により、
暫くの間小説を上げる事が出来ません。
ご迷惑をお掛けしますが何卒お願い致します。
妄想創造少年より
※次に上がるのは12月ぐらいか、
来年の1月になります。