黒子のバスケ 2人で1人の黒子   作:妄想創造少年

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あらすじの所の注意が間違えてましたので、直させてもらいました。

○誹謗中傷と言葉の暴力は辞めてください

×誹謗中傷と言葉の暴力は辞めてくだらない

本当に申し訳ございませんでした。
<(_ _)>


第2Q 再会、驚愕、警告

桃井side───

 

大ちゃんと別れた後、他の友達と喋っていると、フッと声が聞こえた。小さくて聞こえにくいけど、この声は自分が大好き人の声。友達に別れを言い、声のした方え全力で走りそこに行くと、

大きな桜の木がありその下には…………

 

『ハァハァ……テツ君?』

 

「………桃井さつきか?」

 

 

自分が大好きな人が、まるで別人の様に赤い色の冷めた眼をしながらこちらを顔だけ振り向いた。

 

 

 

 

桃井sideend──────

 

 

 

 

青峰side─────

 

 

赤司達と話た後そのまま解散になったが、途中までは一緒に出で行く事になった。黄瀬が隣でギャーギャー騒いでいたが全部無視した。フッと視界の端に自分の幼馴染みと嘗ての相棒が見え、足が止まった。

 

「どうしたんスか?青峰っち」

 

『いや……アレ』

 

そういいながらさつき達の方に指を指したら、

 

「も、もしかして桃っち遂に…!!」

 

「何なのだよ?」

 

「アララ~?」

 

「へぇ」

 

『勿体ぶらず言えよ黄瀬』

 

「えぇ~!?見て分からないんスか!?告白ッスよ!!告白!!!」

 

『ふぅ~ん』

 

そう返事しながら、その告白?場面に眼を向けると、テツが何か話していた。その話を聞いてさつきが眼を見開いているのに、違和感を感じた。これは告白では無いと、頭がそう言っている。

 

『違げぇ…』

 

「え?」

 

「な、何が違うのだよ!?(赤面)」

 

「どう見ても告白じゃ~ん」

 

「いや……大輝の言う通り違うね」

 

赤司がそう言った次の瞬間、テツがさつきに歩み寄り、また何かを言ってそのまま通り過ぎて言った。それにまた違和感を感じながら、さつきに向かって歩きながら、声をかけた。

 

『おい、さつき。さっきテツと……!!』

 

何話してたんだ?と、言おうとして言葉が途切れた。何故なら……

 

「大ちゃん……どうしよう…テツ君が」

 

泣きそうになりながら、縋る様にこちらを見たからだ。

 

「桃っち!?」

 

「どうしたのだよ!!桃井!!!」

 

「どうしたの~?」

 

「大丈夫かい?さつき」

 

いつの間にか、黄瀬達が後ろにいたがそんなの気になら無かった。ただ頭には、女性に紳士なテツがさつきを泣かしたのか?いや、それにしてはおかしい……と頭の中でぐるぐるとそんな事が回っていた。

 

「桃っちもしかして…ふられた?」

 

「違うのきーちゃん…テツ君が居ないの」

 

「え?…どういう事ッスか?黒子っちならさっき…」

 

「違うの!!確かに姿はテツ君だけど違うの!!!!あのテツ君は私が知ってるテツ君じゃ無かったの!!!!!」

 

その言葉を聞いた瞬間気づいた。

テツの影が薄く無い事に。テツは元々影が薄いのだ。なのに何故簡単に見つけられるか?答えは簡単……テツであって、テツじゃないからだ。そう頭で理解した瞬間全速力で走り出していた。黄瀬達が後ろで何か言っているが、そんなの知ったこっちゃない。今はテツに会わなきゃ行けない……会わなければ、自分が知るテツに会えなくなる…と、脳が警告している。

 

【ガシッ!!】

 

『ハァハァ…見つけたぞ……テツ!!』

 

テツの肩に手を置き声をかけたが、当の本人はこちらを見もせずに黙っている。

 

「青峰っち!速いッスよ!!」

後ろからさつき達が走って来たが、今はそれどころでは無い。

 

『おい!!…!?』

 

声をかけると、ゆっくりとテツがこちらを見た。そしてその眼を見て驚愕した。いつも真っ直ぐで澄んだ水色の眼が、氷の様に冷たく虚空の様に何も移していない赤い眼だったからだ。それに驚いて、固まっていると……

 

「あぁ……青峰大輝に黄瀬涼太に緑間真太郎に紫原敦に赤司征十郎に桃井さつきか………何の様だ?」

 

まるで別人の様な口ぶりで、こちらを一瞥した。

誰だ?コイツは……?俺の知るテツは、こんな冷めた声を、赤い冷たい眼をしてはいない……誰だ…誰なんだコイツは……そんな疑問を変わりに言うように黄瀬が言った。

 

「だ…誰ッスか?あんた……黒子っちじゃあないッスよね?」

 

そう…コイツはテツではない……だがそんな思いも…

 

「何を言っている?《俺》は黒子テツヤだぞ?それ以外に誰に見える?」

 

 

 

 

 

 

 

意味は無かった。


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