相も変わらず暇な妄想創造少年です。
はい、というわけでこれが最終話です。
10話という短い作品でしたが、
まぁわしは楽しかったです。
皆様に感想貰って喜んだり、はよ上げんと、
などなどありましたが、
今までありがとうございました!!!!
さて、EXTRAGAMEについてですが、
pixivの方に載せとこうと思います。
という訳で、pixivの方にアンケがありますので
アンケしたい人はpixivでお願いします。
アンケはアプリの方にありませんので、
ブラウザのpixivからログインしている人は
そちらか、ログインしてない人は無料ログインし、
アンケをおやりくださいまし。
まぁやるかやらないかは、皆様のご自由です。
それではgood bye(* ̄▽ ̄)ノです。
第9Q 救済、光、手、勝利、頂点
セイヤside────
ふわふわ
ふわふわ
ふわふわ
暗闇の中で、大事な《名》を抱え、暗闇を漂う。
心地良い感覚。前まではなかった確かなもの。
あぁ───何と安らぐものか──
ドッボン……
………………堕ちて来たのかい?《テツヤ》
駄目だよ《テツヤ》……こっちまで来ちゃ……
君は
……もう無理?勝てない?何を言っているだ?
まだ希望はあるだろう?ほら、よく言うだろ?
諦めたらそこで終わり。
粘って粘ってやってこい。
お前にはあの新型に
持ってないものを持っているだろ?
え?何かって?……秘密だよ。
ほら……俺の眼の力を半分あげるよ……
どうするか、どう使うかはテツヤ次第。
だから───────
【勝って来てこいよ……………テツヤ】
黒子side───────
【失望したよテツヤ】
そんな……僕はまだ…!!まだ戦える…!!!!
ズボッ!!!!
!!?これは…!!!!!!
ズブズブとそこのない沼に沈む。
まるで、暗闇が自分を食べるかのようで……
もがいても、もがいても更に激しく沈む。
あぁ…でも……沈んでしまったら……
どんなに楽でしょうか……
ドップン…
ドッボン!!!!
沈んですぐに水の中に入ったよう感覚。
暗い暗い光など差さない暗闇の水の中。
もう僕に───
【…………堕ちて来たのかい?テツヤ】
セイヤ?──
重い頭で周りを見渡しても、
声の主の姿が見えない。
【駄目だよ《テツヤ》……
こっちまで来ちゃ……
君は
でも…!!!!
僕には戦うすべはありません……!!!!
もう僕は──────
【……もう無理?勝てない?
何を言っているだ?まだ希望はあるだろう?
ほら、よく言うだろ?諦めたらそこで終わり。
粘って粘ってやってこい。
お前にはあの新型に、
持ってないものを持っているだろ?】
え……それは一体─────
【え?何かって?……秘密だよ。
ほら……俺の眼の力を半分あげるよ……
どうするか、どう使うかはテツヤ次第。
だから───────】
その声と同時に光が差し込み、
その光から何本の手が現れ、
僕の手を掴み、暗闇から引きずり出す
【勝って来てこいよ……………テツヤ】
その声に釣られ、
さっきまでいた暗闇を見ると、
そこにはセイヤがいて、穏やかな顔で見ていた。
セイ……!!──────
そこで全てが光に包まれた。
???side───
「終わりだ!!黒子!!!」
赤司は飛んだ…黒子を止める為に…
その瞬間、黒子の脳裏にある事が過ぎった。
【バスケットをやっていて
僕は本当によかった】
【今夜その気持ちをすべてぶつけます 赤司君】
「……いいえ まだです」
「僕は影だ」
そして打った。
だが、そのボールはゴールではなく………
「うおぉああぁあぁぁあぁああ!!!!!!!!!!!」
ドキャッ!!!!!!!!
火神の手の中に吸い込まれ、決めた。
その瞬間全ての音が消えた。
そして─────
「試合終了─────!!
激闘の末…WC史始まって以来君臨し続けた最強の王を打ったのは創部わずか2年目の奇跡の新星…」
「誠凛高校────────!!ウインターカップ優勝─────────!!」
その瞬間、誠凛高校の選手達は雄叫びを上げた。
「「おおおおおおおおおおおぉお!!!!!!!!!!!!」」
「「「「やったぁあ───────────────!!!」」」」
誠凛の選手達は抱きしめあい、勝利を喜んだ。
初の大会優勝。王者に勝利。
ヘトヘトにも関わらず、全員が喜んだ。
そして───
「お前の…いや お前達の勝ちだ
おめでとう」
「……そして覚悟しておけ
次こそ勝つのは俺達だ」
「……はい またやりましょう」
「次もその次も何度でも──────」
そして赤司と黒子は握手した。
中学の時、彼等キセキの世代は決別した。
────が、ここにて和解を果たした。
誠凛高校優勝という形にて──────
黒子side─────
僕達が優勝した後、色んな事がありました。
写真を取られたり、取材を取られたり、
練習したり、練習したり、練習したり……
そして彼…セイヤが居なくなりました。
いつもは話しかけて来るのに話してこず、
内側に意識を向けても何もいませんでした。
多分彼は元に……核に戻ったのでしょう。
ですが、それを気にしてばかりもいられません。
僕は……僕達はまだやる事がある。
それにセイヤとは……また会える気がします。
僕達の戦いはこれからです───
【おめでとう テツヤ】
フッとセイヤの声が後ろから聞こえ、
後ろを見てもやはり何も居らず、
火神君が呼びに来ました。
「行くぞ!!」
「あ はい」
バタッ!!バタッ!!バタッ!!……
そして2人が体育館に走って行く姿を、
さっきまで二人がいた場所で、
姿が透けた、黒子そっくりの人が彼等を
微笑ましくみていた。