アガルタめ……!!(あまりいつもと変わらない損害よね)
「終わったのぅ……」
「そうねぇ……」
「終わったわね……」
「辛い……戦いでしたね……」
「みなさん、お疲れ様です。モニターから見ていましたが、私もついて行けたらって思いましたよ……」
「マシュはたくさん働いたんだから、良いのよ。一時的な休憩時間だと思いなさい」
意気消沈しているエウリュアレ達を見て、苦笑いをしながらそういうマシュ。
そんなマシュにエウリュアレは声をかけるが、机に突っ伏しているのでいまいち格好がつかない。
「まぁ、儂はほとんどいなかったからな。実質無関係じゃし。ただ、エウリュアレは完全にフル動員じゃったのぅ。リップも何度か休憩があったのにな」
「うっさいわねぇ……正直、私だって大変だったのよ。あの天災の攻撃を受けたり、暴走してるアマゾネス潰したり。柱は安定の石一個だし、さりげなく令呪二画切ってるし」
「うむ。そこのテレビで見ておったから知ってるぞ」
「えっ。なんでつながってるんですか!?」
ノッブが指さしたテレビを見て、思わず聞くマシュ。
ノッブは、なぜそれを聞くのかとでも言いたげな表情をした後、その原因に気付いたのかにやりと笑いながら答える。
「BBが満面の笑みで細工しとったぞ」
「なるほど。BBさんが原因なわけですね……確かにこちらでも見れるというのは良いですが、勝手にそんなことをしたBBさんはとりあえずエルキドゥさんと土方さんに捕縛をお願いしてきますね」
「う、うむ……が、頑張れ……」
「はい。行ってきます」
想定外の速度で休憩室を出て行くマシュ。無表情ながらも怒っているように見えたのは、気のせいだと思いたいエウリュアレだった。
ただ、その反応が想像以上だったのが、頬を引きつらせているノッブもいた。
「いやまぁ、しかし。二日で終わるとは、マスターにしては頑張ったのぅ」
「いや、昔は一日で攻略した特異点もあったんだけどね……?」
「なんじゃそれは。中々過酷じゃのぅ……」
「今回もあんまり変わらないけどね。そこら辺の苦労はマシュの方が知ってるわよ。石砕け大会だったもの」
「あぁ……アメリカまでのどこかでやったって事か……」
「やったわよぉ? 私も味わったしね」
「お、お疲れ様じゃな……」
机に突っ伏しながら答えるエリザベートは答える。
流石のノッブも、それに関しては何も言えないようだった。
「さて……と。それじゃあ、いつもの様にお菓子を食べたいわ」
「なら、仕方ない。儂が持って来てやろう」
「えぇ、お願いするわ」
「エウリュアレをあまり甘やかすでないぞ~? 絶対後悔するからな~?」
「ちょっとネロ。どういう意味よ」
「それくらい、分かっておるよ。じゃあ、しばらく休んでおれ」
「だから、どういう意味よ!」
ノッブとネロの反応にエウリュアレは突っ込むが、二人はにやにやと笑ったまま答えないのだった。
アガルタ……終わりました……アサシンちゃん欲しいよぅ……来てくれないかなぁ……呼符6枚と石ガチャ3回でも来てくれなかったんだけど……うぅ……
まぁ、恒常になるのなら、いつか来てくれるよね!!(諦め