「ん~……サーヴァント同士のサバゲーじゃなきゃ参加できたかも……」
「ふぅん……でも、かわすのは余裕なんでしょ?」
「いや、そこまで人間辞めてないよ? 当たるときは当たるよ?」
「そもそも当たらねぇって話だよマスター。逃げることなら超一級だろうが」
「うぅむ、納得いかない……なんというか、褒められてる気がしない」
複雑そうな顔で悩むオオガミ。
だが、エウリュアレは首を振り、
「褒めてるわよ、ちゃんと。だって囮にちょうど良いじゃない」
「回避盾扱いとは酷いじゃないか……いや、理由は分かるけども。その時はちゃんと敵を始末してくれるんですよね」
「えぇもちろん。ロビンがやるわ」
「だろうな! もう話の流れから分かったわ! でもそんときはオレの実力見せてやるぜ。っていうか、それならメンバーはどうするんだよ?」
ロビンに言われ、少し考えるオオガミ。そして、
「まぁ、エウリュアレとロビン、最後にメカエリチャンで良いんじゃない? 正直メイン戦力はロビンとメカエリチャンだけど」
「実質二人! 勝てる可能性が無い気がするので辞退させてもらうぞ!?」
「その時は令呪を使ってでも止める」
「本気すぎる……!」
無慈悲なオオガミの宣告に震えるロビン。
とはいえ、実際に嫌がったらそこまで無理強いをする事は無いはずだ。
「とりあえず、サバゲーはまたの機会で。メルトが来たあとに余力があるならおっきーも狙ってみよう……」
「おぅ。無理言い出したぞこのマスター」
「いつもの事よ。だって、未だにメルトを重ねて宝具威力最大ぶちかますって言ってるもの。どこからその自信は来るのかしら……」
そう言って、呆れたようにため息を吐くエウリュアレ。
もはや恒例行事の様相になってきたが、オオガミは至極真面目だった。
「あ。そういやオタク、そろそろ絆レベル上がるんじゃなかったですっけ」
「えぇ。だから石をちゃんと持って待っているのだけど、一向に上げようとしないから困ったものだわ。あぁ、いや、これはなにか違うわ……どこかおかしい感じがする……あぁもう! 何かしらこのもどかしいのは! とにかく、アイツが放置するの! 分かったわね!」
「あぁ、そりゃもうバッチリ。マスターが悪いだろうなそれは。気が向いたら矢で射ってやりゃいいさ」
「……一回も当たったことが無いのよね……なんでかしら」
「……それは何とも言いようがねぇな」
遠い目をするエウリュアレとロビン。
だが、オオガミは気付いた様子も無く二人を見ると、
「とりあえず、QPを稼ぎにカジノ巡りしますか。レッツゴー!」
「えぇ良いわ。カードなら負ける気しないもの。任せなさい」
「任せてくれ。オレも負ける気はしないからよ」
そう言って、三人はカジノに向かうのだった。
カジノ巡り楽しぃ……QP増えるぅ……
で、メインストーリー追加まだですかね(発狂