「ふぅん……サーヴァント枠、全員水着で埋められるのね」
「うん……でも、ふと思ったんだけど、水着霊基でしか召喚出来てない人ってさ、一年以上水着で過ごしてきたんだよね……」
「真冬に薄着とか、正気じゃないわよね」
「絶対メルトにだけは言われたくないと思うよ?」
なんで? と言いたげな視線を向けてくるメルトに、何とも言えない表情を浮かべるオオガミ。
「そりゃ……滅茶苦茶薄着だし……少なくとも冬で着てるような服じゃないかなって」
「というか、サンタですら冬装備っぽいのがいないと思うのだけど」
「水着みたいな服装に申し訳程度のサンタ要素だし。正直見てる方が寒いサンタ達だよ……」
「……カルデアの英霊って、全体的に寒そうなのね」
「いや、メルトもだよ?」
オオガミに言われ、やはり不思議そうに首をかしげるメルト。
エウリュアレは諦めたようにため息を吐くと、
「まぁ、これから夏なんだし、今は問題ないわよ。いい加減温かそうな装備のサーヴァントが出ても良いと思うけどね」
「うん。温かそうな季節イベントサーヴァントが出てほしいね。特にサンタ。もうビキニじゃんあれは」
「前回はサンバだったわね。もうクリスマス要素皆無のプロレスだったもの。プレゼント要素どこかしら」
「あれは、宝具がプレゼントだったから……」
「プレゼントで全てを押し潰す……プレゼントって何かしらね……」
「要するに、その場合は圧殺をプレゼントするってことでしょ? これが俗にいうブラックサンタクロースってヤツかしら……」
「悪い子は皆まとめてプレゼントの下敷き(物理)ってことか……プレスプレゼントフォー・ユー。相手は死ぬ。なるほどね」
「絶対納得しちゃいけないと思うのだけど。古き良きサンタクロースを返しなさいよ」
「ノーマルサンタさんはカルデアにはお呼ばれされたくないみたいです」
「ねぇ、話が明後日の方に飛んでいってるって突っ込んで良いのかしら」
途中からサンタの話になっていっている事にメルトの突っ込みで気付いたオオガミとエウリュアレは、
「まぁ、ルルハワの周回は困らなそうね。さて。あなたとゆっくり遊べるのは、何周目の私かしらね」
「ん~……とりあえず、同人誌を全部集めたらかなぁ。というか、BBちゃんにエウリュアレとメルトも範囲外にしてもらえば良いのでは」
「名案ね。よし、そうと決まれば今から行きましょう」
「私も行くわ。ついでに蹴りの一つでも入れていきましょう」
「特に理由のない暴力がBBを襲うっ!」
そんな事を話ながら、三人はノッブ達の工房へ向かうのだった。
スキルレベルとかを考えなければ、レベルMAX水着サーヴァントだけでサポート枠を全部埋められるという。
とりあえずオール枠は過労死王にしてるんですけど、たぶんすぐにメルトに変わるんじゃないかなぁ……