「あははははは!! 不思議です! ショップ店員をやりながら自分で交換用の素材を集めるとか、ワケわかりませんね!」
「その気持ち儂にも分かる! 本能寺で散々やったしな! いやまぁ、あのときはショップは沖田だったような気がするけども!」
「私もやりましたよ~。えぇ、はい。クエスト、ショップ、KPショップの三つをやってますし。あれ、私が一番働いてません? いえ、ショップに不満はありませんけど」
景虎、ノッブ、BBの三人はわいわいと騒ぎながら周回をしていく。
とはいえ、実際にはノッブは景虎と交代しており、ノッブ自身は無関係だったりする。
「んで、なんで儂は追い出されたん? つか、なんで編成外にされたのにここにいるんじゃ?」
「ん~……なんででしょうね? でもまぁ、アビーさんをあの三人に近付けるのは危ないですからね~。精神的に」
「まぁ、アビーはエウリュアレに可愛がられとるからなぁ……攻撃はされんが、教育上よろしくないわな」
「まぁ、私たちも似たようなものですけどね」
むしろ、教育上よろしいサーヴァントがいただろうか。と考えるが、思い当たらなかったので考えるのをやめた。
「ふむ……確かに、悪い気もしますね……引き剥がすのもやぶさかではありませんが、どうします?」
「やめとけやめとけ。後でとんでもない報復が来る。しかもだんだんと笑えなくなってくからな。しかもメンタルダメージなんじゃよ。物理的な」
「……? 精神ダメージなのに物理的って、なんか変な気もするんですが?」
「いえいえ。なんだかんだ物理ダメージが精神に刺さったりしますよ。というか、エウリュアレさんの宝具は、矢を受けた相手に多大な精神ダメージを与えて倒してると思うんですよね。なんせ宝具名が女神の視線ですし。物理を伴った精神ダメージですよあれは」
「なるほど……? まぁ、肉体の欠損が士気に関わったりしますし、そう言うのが物理的精神ダメージですかね?」
「そうそう。そんな感じじゃ。ちなみに、メルトは物理的に溶かしてくる」
「えぇ。この前センパイの部屋に仕掛けておいたカメラが溶かされましたもん。ほとんど使わないから、大丈夫かなって安心したところでそれです。貴重な素材が経験値に還元させられたときは泣きました。もうレベルカンストしてるのにそう言うことをするのは良くないと思うんですけど」
「いやそれは知らん。自業自得じゃろ」
「辛辣な一言……! わりとショックなんですけど……」
「嘘つけ微塵もそんなこと思ってないじゃろうが」
「あ、バレました? まぁ、カメラが犠牲になったのは本当なんですけどね。特に支障はないです」
「あはははは!! オオガミ自身も奇妙な存在ですけど、その周りも同じくらい変なのが多いですね!!」
呆れたように首を振るノッブと軽快に笑うBBを見て、景虎は豪快に笑う。
そんな三人を無視して、アビゲイルは今日もオオガミにタックルをしに行くのだった。
ノッブよりも景虎さんの方が有能なので余裕でチェンジです。ノッブはまた戦力外通告なのだ……魔王か足軽変わったら考えるのではよ来いなのですよ。