「金ぴかだよねぇ…」
「そりゃどう見てもほとんど金じゃからのぅ…」
「売ったらいくらになるかな」
「まずあんなのを買い取るような奴おるか?」
「……溶かせば売れるんじゃない?」
「あれを溶かすとか、阿呆じゃろ」
そもそも、城レベルの金は重量的にどうなんだろうか。
そんなバカげたことを考えつつ、目の前の敵を屠る。
金のちびノブに金のでかノブ、ノッブUFO、ノブ撰組、スフーヒンクスからのブラヴァツキー所長。
ノッブの『
「明日はセイバーなんだよねぇ…」
「種火もランダム排出だしのう」
「どうするかなぁ…」
「どうするかのぅ…」
とりあえずあの金ぴかは破壊しよう。と考えつつ所長は再び屠られる。
「あんたたち、随分余裕があるねぇ…」
「そりゃ、最初はちょっと強いかなぁって思ったけど、壬生狼を三枚詰んだら最後がワンターンで何とかなったしね。余裕も出てくるよ」
「じゃな。これも儂が強いおかげじゃ」
「張り合いが無い戦いってのは、ここまで人を堕落させるのかねぇ…」
ため息を吐くドレイク船長。
しかし、当の本人達はどこ吹く風である。
「まぁ、たまにノッブが倒れるのは納得いかないけどね」
「それは儂の台詞じゃ。何時になったら儂はレベルマックスになるのか」
「イベントが終わったらかなぁ…?」
「曖昧な上に扱いが雑じゃな! 儂はこんなに頑張っておるのに!」
「それを言ったら、ほぼ初期からいるヘラクレスがレベルマックスになってない時点で分かりきってることじゃん? ていうか、何時になったらヘラクレスがレベルマックスになるのかな?」
「知らんわ! 儂だってレベルを上げて欲しいんじゃからな!?」
「ドレイク船長も未だにマックスじゃないってば」
「それはそれ。これはこれ、じゃ!」
「マスター? それは後で話させてもらうよ? 逃げたら承知しないからね? 信長。あんたもだよ?」
完全に虎の尾を踏んだ二人。二人は果たして次の朝日を見ることは出来るのだろうか。
「そんな事よりも、なんで儂が未だに使われ続けておるのか、説明して貰おうじゃないか!」
「だから、ノッブが戦力的に一番良いんだってば。全体宝具で雑魚敵一掃。攻撃力もイベント特効で250%アップ。これ以上の人材はいないって!」
「別に他の奴も特効持ちがいるじゃろ!?」
「全体宝具で育ててるのって、ノッブしかいないし」
「ド正論! 儂しかおらんのじゃ!」
メンバーに確かに全体宝具イベント特効持ちがいないことに気付き、謎のダメージを負うノッブ。
「分かった? じゃあ、戦いを再開するよ?」
「ぐぬぬ…分かった…これは儂がやるしかないの。任せておけぃ! 全部薙ぎ払ってくれるわぁ!」
「……いつも止めを刺してるのは大体アタシなんだけどねぇ」
「ドレイク船長。今度何か手伝うから、それで許してくれない?」
「いや、いいさ。こういうのも悪くない。一人くらいこうやって何も考えてないようなバカがいた方が面白いからね。さ、行くよマスター。冒険は始まったばかりさ」
さらりとオオガミのセリフを奪いつつ、ドレイク船長は行ってしまう。
それをオオガミは追いかけて進んでいくのだった。
モンハンしてたらこんな時間に…! 狩りって怖いわー…時間泥棒だわー…。
しかし、本当にあの城は黄金なのか…私、気になります!