ハンティングクエスト終わり!(しばらくは呼ぶなよマスター!)
「ハンティングクエスト終わり!! 解散!! お疲れ様でしたぁ!!」
「帰る!! 即刻帰る!! 三日はアナスタシアと遊ぶから来るんじゃないぞマスター!!」
ハンティングクエストから帰って来るなり、走り去っていくスカディ。
絆礼装を貰ったのでしばらくは呼ばない予定ではあったが、これほどまで全力で逃げられると、ちょっと呼び戻したくなっちゃう気持ちがわいてくるが、なんとか理性で抑える。
「よし。それじゃ、エリちゃんライブの支度をしなきゃだ。巌窟王はどうする?」
「オレは……そうだな。ついて行くとしよう。やることは無いからな。人では多い方が良いだろう?」
「うん。じゃあ、とりあえずノッブとBBを呼んでくるね」
そう言って、走っていくオオガミ。
巌窟王はそれを見送ると、
「人手が必要なら、幾人か人を集めておくとしよう」
そう呟き、管制室を出るのだった。
* * *
「という事でやってきましたキャメロット!! 軽く制圧してステージステージを作るよ!!」
「やってることが蛮族過ぎて笑い殺されそうなんじゃけど! 正気とは思えんなこれ! わはははは!!」
「粛清騎士さん、昔は無茶苦茶強かった的な事を聞きますけど、今じゃ完全に雑魚的扱いですよね……」
ついにキャメロットに乗り込んだ技術部達。
そして、そんな三人に追従するように、また数人現れる。
「あの~、マスター? オレは別に、建築できるわけじゃないっすよ? むしろ苦手な部類ですよ? 陰に隠れて戦うアーチャーが、そんな重労働できるわけないでしょうが」
「うわっ、なんでロビンさんもいるんですか……セクハラするだけなら帰ってください。邪魔です。キューブにしちゃいますよ?」
「はて。巌窟王君に呼ばれてきたはいいけど、なんでキャメロットにいるんだろうね? 僕、帰ってもいいかな?」
やって来たのは、ロビン、リップ、マーリンの三人。
リップとロビンを誘ったのはオオガミなのだが、マーリンがいる事に首を傾げ、いつの間にか隣に立っていた巌窟王に聞く。
「えっと、なんでマーリン? 全く建築できないと思うんだけど」
「ロビンと同じだ。制圧したと言っても、殲滅できるわけじゃない。自然に現れるのだから、邪魔をされないようにしておく必要があるだろう? なら、防衛要員も必要だと思い呼んだ。奴の幻術は、使えるからな」
「なるほど。なら、問題ないね。後は、制圧した後にカルデアにいるアヴィケブロン先生に連絡してステージ用の素材を持ってきてもらわなきゃだ」
「そのためにもまずは騎士を払わんとじゃな。さて、さっさと行くぞマスター」
「BBちゃんもやりますよ~! この間のハンティングクエストでちょっとやる気出てるので、飛ばしていきますよ~!!」
そう言って、オオガミ達はまずは粛清騎士を掃滅しにかかるのだった。
さてさて。幕間クエストを消化して、スキル強化内容にクリ威力上昇多すぎじゃないかと突っ込みかけたけど、私は元気です。
インドが来るならライブを巻きでやらねばならぬ。これはもう、数日かけてライブの話をするしか無かろうっ!