今日のカルデア   作:大神 龍

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※サバフェスのネタバレアリ! ネタバレ気にしない方、お前なんかより圧倒的に先に進んでるんだよ! と言う方はお進みください!












水着っぽい見た目ならきっと泳げる(観光もしたいよね! とりあえず山からかな!)

「いやぁ、真夏のハワイってのは暑いねぇ」

「そうねぇ……でも、別段悪くはないわ。むしろいいわね。もっと暴れられるんじゃないかしら」

「あんまし暴れっと、そのうち捕縛されんじゃね? やめとけやめとけ。海辺を泳いで魚捕まえて焼いて食ってるのが平和だって」

 

 ほぼ水着の様な霊衣の新シンさんと、水着なライダーイシュタル。

 そして、シュノーケルとフィン(足ひれ)を装備し、(もり)を手に持ったアンリ。

 遊ぶつもりの二人と、漁師かと見紛う見た目がヤバいのが一人。

 

「……それ、本気で潜るの……?」

「あったりまえよ。一昨年無人島に言ってたとか聞いたからな。オレもちょっとやってみたかったなとか思っちゃうわけだよ。だからまずは形からってな」

「いやぁ、無人島なら素手っしょ。シュノーケルとフィンは無しじゃない?」

「むむむ……つまり、いつものナイフだけか……それはそれでアリだな。よっしゃ。やってみるか」

 

 そう言って装備を外して武装を整えるアンリ。真っ黒なのは日焼けがばれない様になのだろうか。

 

「ふむ……じゃあ、俺も参加するか。面白そうだし」

「お。やるか? じゃあ判定はアンタに任すぜ、女神サマ?」

「ふぅん? なんか面白そうね。丸焼きの魚とかめったに食べられないし、それでいいわ。じゃあここで待ってるわね」

「よし、レッツゴー!」

「負けるつもりはないぜ?」

 

 そう言って、海に飛び込む二人。残されたイシュタルはサングラスをかけて、ビーチパラソルのしたに設置してあるビーチチェアに座ってぼんやりと海を眺めるのだった。

 

 

 * * *

 

 

「海……良いですね! 私も水着というものを着てみたかったのですが……」

「茶々も水着欲しかったな!! 伯母上だけずるいよね! 本当に、ずるいよね!!」

「……姉様もいませんし、私は帰ってもいいですか……?」

 

 海を前に少し残念そうな顔をする騎士姫と、ノッブへの殺意を隠しもしない茶々。そして、そんな茶々になぜか捕まっているアナ。

 朝食を食べていたら拉致されたのだが、今エウリュアレはオオガミが一生懸命作業をしているのを妨害するのを楽しんでいたので、おそらく海へはしばらく来ないだろう。

 

「よーし、とりあえず観光に行こう!! 実際あんまり観光してないし!!」

「そうですね。サバフェスまで後五日。しばらくは観光できそうです!」

「サバフェスも楽しみだけど、まずは観光だよね! とりあえず山行こう山!! 海行けないし山だよ!!」

「まさかの街中観光じゃなくて山ですか! でも面白そうなので行きます!!」

「あの、私は姉様の所に戻りたいのですが――――」

 

 アナの言葉は当然の如く茶々たちには届かず、引きずられていくのだった。




 正直、ネタバレ要素無いよね(白目
 たまにイベントネタバレの注意喚起要らないんじゃないかと思うんですが……

 終わらない夏休み……ほとんど変わらない話……うっ、頭がっ!

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