海だ! ハワイだ! サバフェスだ!?(〆切一週間で本一冊とか無謀の極みだよね!!)
「ハワイだぁ~!!」
「突撃ぃ~!!」
「海へダーイブ!!」
海へ飛び込むオオガミとアビゲイル、バニヤンの三人。
その後ろでビーチパラソルなどを準備するロビンとアナの二人。
「……とても暑いわよね……」
「ガッデムホット。マントを脱いでも誤差よ誤差。地獄みたいな暑さだわ。その薄着が凄い羨ましいのだけど」
「……えぇ、そうね。私も視界に入ってだんだんと暑くなってくるわ」
最初に設置されたビーチパラソルの下で海に飛び込んでいった三人を見ているのは、エウリュアレとアナスタシア。
一応、オオガミが去年ノッブとBBに言って作ってもらった小型扇風機を使っているが、焼け石に水の状態だ。
「貴女の氷で涼しくできないかしら」
「あんまり意味ないと思うわ……後、私が涼しくないのにやりたくない」
「……まぁ、そうよね。仕方ない。私も泳いで来るかしら」
「そのヒラヒラな服で?」
「きっとマスターが何とかしてくれるわよ」
そう言って、アビゲイルとバニヤンに捕まって沈みかけているオオガミに向かって走り出すエウリュアレ。
アナスタシアはその姿を苦い顔で見送り、受け取った小型扇風機を回す。
その風はやはり熱風をかき回すだけで、ひたすらに地獄は続いていた。
直後、背後で倒れる音。振り向くと、出来うる限りの薄着に再臨しているスカディが倒れていた。
「あ、あ~つ~い~……これ、もう災害だろう。こんな暑さ、まるでスルトの奴めがいたときの様ではないか……まさか、汎人類史でも暴れているのか……」
「いえ、流石に暴れては無いと思うけど……でも、そうね。北欧神話の炎の巨人が暴れていると言われても納得できるわ。だって、この暑さは流石に異常よ……」
流石にスカディを見殺しにするのはどうかと思ったアナスタシアは、スカディの周囲を囲うように氷を作る。
「部屋に戻ってクーラーをかけましょうか……外の海辺に行くのも良いと思ったけど、暑すぎて死にそうね……」
「あぁ、そうだな……この暑さの中活動するなんて、生物としてどうかしている……帰ろう今すぐに。涼しい部屋でしばらく耐えれば、サバフェスとやらが始まる日付になるだろうさ」
「えぇ。それまでにあの暑さを克服する手段を考えないといけないわ……」
そう言って部屋へと帰っていくアナスタシアとスカディ。
その頃になってようやく荷物の整理も終わったようで、アナとロビンは押し寄せる波を足で受けつつ、空を仰ぐ。
そして、ロビンは一言呟く。
「……なんで、こんなことになっちまったんだろうなぁ……」
ちなみにジャンヌ引きました。石270個と呼符13枚使ってバラキー来ないんですが不具合ですかね? 泣いていいですかね? とりあえずジャンヌはレベル90にしてやったよチクショウ。
後、ジャンヌの第二再臨がマキマキにしか見えなかった……