「コマンドコード……ね。扱い辛そうだけど……まぁ、面白そうではあるわね」
「まぁねぇ……でも、よくわかんない鍵を手に入れないと運用できないし、解除用のアイテムも必要みたいだから、まぁ、明らかに扱い辛いよね」
「鍵の入手法も、購入っぽいしね。でも、たぶんコレ、イベントで手に入れる事になるわよね。また回収素材が増えるわ」
オオガミとエウリュアレは、二人でコード・オープナーを見ながら、そんなことを話す。
「確かに、これはイベント入手だよねぇ……フォウ君と同じ枠かなぁ……」
「でもまぁ、そうなると、いつも通りあまりそうよねぇ……」
「まぁ、しばらくは枯渇してると思うけどね。そもそも、手に入るかは確定してないし。とりあえず今は保管しておくかな」
「そうね。それが一番じゃないかしら」
そう言って、コード・オープナーをオオガミに渡すエウリュアレ。
渡されたオオガミがそれをポケットにしまうと、エウリュアレはオオガミの膝の上に乗る。
「それにしても、まだ種類が少ないわよね。星3は今一枚しかないし」
「基本星1と2だよね。しかも、効果はやっぱり微妙なの。でも、そのうちNP獲得とか出てきそうだよね。それでただでさえも回転数がヤバいのが、更に高速回転するようになったり」
「あぁ。あり得るわね、それ。それで私の宝具も高速回転できるようになったら完璧ね。そしたら、本当に男なら逆らえなくなるわ」
「まぁ、そうだったら本当にそうなるね。ゴルゴーン三姉妹に逆らえる男性無しってね。まぁ、システム的には単体ならって感じだけども」
「あまりそれ以上言わない方が良いわ。それに、
「まぁ、負ける気はしないよね。というか、強化解除を持っているサーヴァントが多くなってきてるよね……」
現状のカルデアを思い、それなりに強化解除や、無敵貫通を持っているサーヴァントの多さに何とも言えない表情をするのだった。
「……ねぇマスター。そろそろお腹が空いたのだけど、どうしましょうか」
「そうだねぇ……とりあえず、食堂に行って何か作る? もしくは、エミヤに作ってもらうか」
「う~ん……そうね。とりあえず、行ってから考えましょう。中身を見ないと、何が出来るかもわからないわ」
「あ~……なるほど。じゃあ、行こうか」
「えぇ。そうしましょう」
エウリュアレは膝から降りて、オオガミの手を引いて急かすのだった。
NP獲得が出たら、どうあがいても荒れる……カレスコ級ですよねぇ……パスターでNPが獲得できるようになったら、うん。ちょっとバランス崩壊しそうな気配しますよね。