今日のカルデア   作:大神 龍

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※帝都聖杯奇譚弱ネタバレあり! ご注意ください!!






ぐだぐだ帝都聖杯奇譚-極東魔人戦線1945-
ついに帝都っ!(探偵事務所で引きこもりたいっ!)


「ひゃっはー! 新鮮なイベントだぁ!!」

「スッゴい殺伐としてるんだけどっ!! 茶々、帰りたいんだけど!!」

「陣取り合戦ね! 全部一色にすれば良いのよね!」

「バーサーカーよりバーサーカー……クラススキルの狂気は伊達じゃないってことかしら」

「あ、私もなんですね。ストッパーとしてでしょうか?」

 

 突撃するオオガミとアビゲイル。そして、悲鳴を上げながら触手に捕らわれている茶々と、その触手に座っているエウリュアレ。最後に、おまけ感覚で連れてこられたアナ。

 そんなこんなで、今は探偵事務所の端を占拠しているのだった。

 

「意気揚々と乗り込んで、最初にすることが拠点散策。これ、重要ね。逃げ場の確保と、食糧の備蓄は見ておかないと」

「前回と違って、あまり買えそうにないものね。残念だわ。買い物に行くの、楽しみだったのに」

「この時代なら、また新しいお菓子が出ていると思ったのに。私、やること無くなっちゃったわ」

「エウリュアレはある程度やる気で決められるから良いと思うの。こっちは永久周回だよっ!」

「まぁ、茶々さんの攻撃力は高いので、自然と編成に組み込まれることが多くなると思います。が、私は基本戦闘するのはほとんどなく、後ろで万が一に備え続けるという、精神ダメージだけが強いやつです」

「……なんか、ごめんなさい」

「いえ、私自身はあまり苦だとは感じてないので。引き続き頑張ってください」

 

 なんとか買い物が出来ないものかと画策している横で、茶々を宥めるアナ。

 宥めるとは言っても、自分の状況を言っただけなので、特に大それた事はしていなかった。

 

「さて、とりあえず、今回はよく分からないカエルグッズだね。お持ち帰り用は用意しておくとして、精一杯集めるぞー!」

「おー!」

「これだけサーヴァントがいて、反応するのがアビーだけっていうのも凄いわね……」

 

 そういうエウリュアレも、反応しないということに対しては、他のサーヴァントと同じだった。

 

「それじゃあ手始めに、事務所の周りで暴れてる、あのゴールデンなヤンキーを倒しにいくよ!」

「おー!」

「むっ。早速茶々の出番の予感。もう帰りたいかなっ!」

「諦めてください。マスターは意外と逃がしてくれないので、早く帰りたいなら早く倒すしかないです」

「なんて面倒な……!! でも、茶々がんばるもんね!」

「はい。その意気です」

 

 アナに言われ、やる気を出す茶々。そんな姿を見て、オオガミは隣のエウリュアレをチラリと見つつ、

 

「ゴルゴーン姉妹って、精神誘導させるタイプの神様?」

「あら、最初からそんなものだったような気がするのだけど?」

「あぁ、うん。そんなだった気もする」

 

 と、何か納得するのだった。




 普通に雑魚が強いんですがそれは……周回も楽じゃないんですが……!

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