「いやっほぉぅ!!」
「うっわカッケェ。カウンターキルとかロマン過ぎる」
「茶々もやりたいんだけど……カッコいい……」
「茶々には大剣という攻撃力ロマン搭載済みじゃん」
「マスターって、それとこれは別だっていうの、分かっててそういうこと言うよね。茶々、そういうところはどうかと思う」
そんな事を言いながら、アビゲイルのプレイを見守るオオガミと茶々。
本日はアビゲイルとエウリュアレ、そしてマシュの三人がやっていた。
アビゲイルは昨日と同じくランスで、マシュも同じ。エウリュアレは安定の弓だった。
「クラス的なそれなのか、エウリュアレの弓使い、かなり上手いよね」
「でも、本人は集中してるから声をかけると怒られる不思議」
「意外とソロの方が強いエウエウだったりします。我が家の可愛い後輩ちゃんはマルチじゃないとポンコツだったりします」
「先輩! 全く攻撃が当たらないんですけど! なんででしょう!!」
「そりゃ、敵の体に当たってないからじゃないかな。上突きでやれば当たると思うけど」
「う、上突き……? ボタンが分かりません! 助けて先輩!」
「◯ボタンだよ。右上に操作説明出てるでしょ?」
「溢れるポンコツ感……まさかゲームだとここまで残念になるとは、茶々もビックリ……」
「マルチだとめっちゃ優秀なんだけどねぇ……」
味方がいるかどうかで性能が左右される不思議。とは言っても、そう言っている二人も、多少は変化しているので、あまり笑えない。
「ふぅ。ようやくやられてくれたわ。でも、やっぱり大きい敵は良いわ。狙いが多少雑でも当たってくれるもの。で、これがラスボスで良いのよね?」
「そうそう。エンディング見れるよ」
「まだ上位に上がってないマシュと赤ワンコ倒したばかりのアビゲイルの横で平然とエンディングを流すなんて……茶々は残酷過ぎると思うのです」
「二人とも集中してて見てないからセーフじゃない?」
「茶々はアウトだと思うんだけどなぁ……」
悩ましげに言う茶々と、あまり気にしていないオオガミ。
なお、アビゲイルもマシュも、本当に気にしている余裕はないので、心配の必要はなかった。
「さて、とりあえずマシュの支援に行こうかしら。というか、全員バラバラの事をしているのに、同じ集会所に集まった意味よね……いえ、今から私が手伝うから、意味はあるんでしょうけど」
「頑張れ~。応援してるよ~」
「では、マスターは宝物庫へと行きましょうか。あぁ、種火でも良いですよ?」
「……えぇっとぉ……行ってきますぅ……」
「マスター頑張ってね~!」
背後から聞こえたアナの声に、瞬時に一切の抵抗を諦めて連行されるオオガミ。
茶々はそれを見て、ここ最近で一番の笑顔で送り出すのだった。
やっぱ盾って言ったらランスで、マシュだと思うんです。ガンランスも考えたけど、個人的にランス推し(ガンス勢の足音
後、マルチって、ソロの時と立ち回りが違うからやりにくかったりしますよね。分からない人もいると思うんですけどね。私はそうなんですよ……これがボッチ症候群……?(吐血