今日のカルデア   作:大神 龍

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しかし、ネロの効果がこんなにも低いとは(余は許せん!)

「効率は現状これが最大かなぁ…」

「むぅ。余が一枚分しか効果が無いとか、納得いかんのだが…」

「私もそう思うわ。私、アイドルよ? なのに、この扱いはなんなのかしら!」

 

 初日のストーリーの時と違い、編成が可能になったオオガミは、サクラチップを集めるために頑張っていた。

 そして、組んだ編成で出た言葉が今の二つである。

 

「余がわざわざピックアップされたというのに、一枚とはどういうことだ」

「私は……あっ、メインピックアップじゃなくてサブピックアップだった…」

「うん。エリちゃんの問題は解決したね。というか、俺もネロがピックアップしたのに1枚とか、驚いたんだけど」

 

 バッサリと切られたエリザベートはその場に膝をついて項垂れるが、

 

「やはりそう思うか奏者よ! 余も納得がいかない! ☆5のくせに、☆4のパッションリップに負けるとか納得がいかない!」

「主人公だったとしても有利にならないという不思議仕様…これが通常ということか…」

「そんな…余は……ここでは活躍できないということか…!?」

「正直どうしてこうなった状態だね」

 

 項垂れるネロにオオガミは首を振る。こればっかりはどうしようもないのだ。

 

「あの…大丈夫ですか?」

「あぁ…うん。大丈夫だよ、パッションリップ。ネロもしばらくすれば回復するよ。うん」

「ほ、本当に大丈夫ですか…? そ、その、最悪治らなそうなんですけど…」

「治るよ。というか、治すから。それがマスターの役目だし」

「そうさね。部下の面倒までしっかり見るのが頭の役目。皆の事、よろしく頼むよ?」

 

 パッションリップと話していると、ドレイクが入ってくる。

 

「任しといて、ドレイク船長。というか、それを言うならドレイク船長も面倒を見る対象だからね?」

「おっと。それもそうだ。じゃ、アタシが何かやらかしたときが頼むよ?」

「あはは。ある程度はカバーするけど、限度はあるからね?」

 

 何をやるつもりなのか、既に戦々恐々としているオオガミだが、この場において似合わないほどに生き生きとしていた。

 

「それで、マスターさん。これからどうするんです?」

「そうだね…BBから種火を奪えなくなったからな……とりあえずサクラチップを集めて全アイテム交換だね。皆、頑張ってよ?」

「うむ。奏者の頼みなら仕方ないな!」

「えぇ、アイドルとして、無様な姿は晒せないわ!」

「任しときな。アタシが一切合切まとめて吹き飛ばしてあげるよ」

「頑張りますね。マスターさん」

 

 彼女らはそう言って、次の戦いに備えるのだった。




 まさかの一日空くとは…やってしまった…今日はもう一作書いて挽回せねば…!

 ということで、種火が全部なくなりました。はい。それだけです。
 ネロが……使えなかったです……レベル的な意味で。まだ育てきれてないのが問題点…!

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