今日のカルデア   作:大神 龍

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回れ回れ……イベントの気配!!(女神さま!! どうか、どうか強化猶予時間の延長を!!)

「撃ち落せぇぇぇ!!!」

「狙い打つ!!!」

 

 放たれる大砲とスナイパーライフル。

 圧倒的威力でラミア達を吹き飛ばし、宝玉を落とせと暴れるオオガミ率いるライダー軍。後衛待機しているゴルゴーン三姉妹(メドゥーサはランサーとする)は、ぼんやりとその様子を眺めている。

 当然の如く、そんなに多く集まるわけも無く、先ほどようやく第三スキルが上がったばかりだった。

 

「林檎食べちゃいなさいよ。ほら、早く」

「何言ってるんですか女神さま……イベント待ちに決まってるじゃないですか……」

「貴方の方が何言ってるのよ。(ステンノ)の為に頑張りなさい」

「えぇ……あと二日ですよ女神さま。どうかお許しくださいな」

 

 頬を膨らませつつ、文句を言うエウリュアレと、呆れた顔で答えるオオガミ。

 そんなやり取りに呆れた表情をするドレイクとメイドオルタ。楽しそうに見ているのはステンノとメドゥーサだった。

 

「それで、あと22個よ? 大丈夫なのかしら?」

「当然。きっと終わるよ」

「それ終わらない奴じゃない……」

「なにおぅ!? それが事実だったら、エウリュアレのスキルレベルとか、聖杯使ってレベル100とかしなかったよ!?」

「それはそれ、これはこれよ。実際、放置されてるのが何人かいるじゃない」

「それこそ、それはそれ、これはこれ、だよ。これは趣味だから。実戦を一切考えてない趣味パだから。だから、全力だから」

「何それ……いえ、まぁ、私たちはあんまり汎用性高くないけども……」

「だからこそだよ。男性絶対殺す女神様パーティーで、男性に対して絶対的攻撃力を持って完封勝利をするためだけのパーティーだよ!!」

「……そう、それはちょっと面白そうね。ていうか、そんな戦いの為だけに育ててたの?」

「……いや、別にそう言う理由だけではないんだけども」

 

 オオガミの何かを隠しているような言葉に、エウリュアレは首をかしげるも、何となく悪い気分ではないのでいいかと思うのだった。

 

「それで、予定としては次のイベントが終わるまでにスキルマなのかしら?」

「まぁねぇ……ついでにQPも増やせれば、ロドゥーサさんもスキルレベルを全部10に出来るんだけどねぇ……」

「えぇ、えぇ。(ステンノ)優先よ。当然じゃない」

「だよねぇ……まぁ、任せておいて。何とかしてみるよ」

「……えぇ、頑張りなさい。マスター」

 

 エウリュアレはそう言うと、ステンノたちの元へと歩いて行く。

 オオガミは息を吐き、前を向く。残るはエウリュアレの言う通り22個。それが終わればQPを回収し上げるのみである。

 

「よし、じゃあ二人とも、頼んだよ」

「無論だマスター。任せるといい」

「あぁ、任せな。一切合切奪い尽してあげるよ」

 

 三人はそう言うと、再びラミアへと向かっていくのだった。




 あ、集まらない……全然集まらない……イベントを……待つのです……

 あ。明日から諸事情で金曜日まで更新できるか怪しくなるので、最悪の場合投稿されません。出来れば途切れさせたくないんですけどね……限界まで頑張りますよ……

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