「はたして、どうしたものか……」
「どうしたのよマスター。高難易度を全力で無かったことにしてるのに、更に何を企んでいるわけ?」
「1000万ダウンロード記念の星四選択一体配布でね? ステンノにしようか、不夜アサにしようかを考えていたんだよ」
「
即答したエウリュアレ。言うと思っていたオオガミは、それに対して苦笑いで答える。
「まぁ、女神さまのお願いだし、ステンノかな……」
「そうよそうよ。私のお願いなんだから聞きなさいよ」
「どうしてこの女神はいつも偉そうなのか……」
「女神だもの。仕方ないわ」
「……まぁ、女神さまだしね。仕方ないか」
「えぇ、仕方ないのよ。という事で、それでいいわね」
「はいはい。それで、いかがいたします? 女神さま」
「そうね……とりあえず、
エウリュアレはそう言うと、楽しそうに歩き出す。
オオガミはそれについて行くが、その頃にはネロ祭が終わっているだろう。と思っていたりする。
「それで、何をするの?」
「そうねぇ……とりあえず、手に入れたら一日でレベルマスキルマできるようにするのよ」
「馬鹿言わないでください女神さま。周囲からの視線が突き刺さりまくって死にます」
「あら、そんなこと言っても、私の事をレベルマスキルマどころか、絆礼装まで渡されて置いて、今更何を言うのかしら?」
「それはそれ、これはこれだと思うんですけど。というか、スキルマは結構後の事じゃん」
「いいのよ。素材に余裕があるなら大いに使いなさい。というか、アサシンなんかほとんど使わないんだからこういう時にパーッと使っちゃいなさいよ」
「えぇ……メルトリリス用の素材が……」
「口答えしない。良いわね」
「そんなぁ……あ。じゃあ、QPはエウリュアレの実費って事で」
名案とばかりにオオガミは思った事を口にするが、エウリュアレはそれを聞いて、キョトンとしたような表情で、
「ねぇマスター? 本当に私がそうしていいのかしら?」
「……あぁ、うん。ごめんなさい。流石にQPくらいはこっちの負担じゃないと心が折れそうだ」
「そうよね。よかったわ」
か弱い女神さまにQPを出させるなど、あってはならないことである。それくらい実費で出さねばなるまい。
その時のオオガミはそう思ったそうな。
「というか、そう考えるとやることはQP集めだけかしら?」
「そうだね。QPが無いだけだし」
「そう……じゃあ、QPを集めに行きましょうか」
「……え?」
「という事で、レッツゴー!」
返答を許さず連れて行くエウリュアレ。オオガミはこの後、頑張る事を強いられているのだった……
星四鯖配布とか、悩みますよねぇ……期間限定がいたら更に考える……
というか、ダウンロード記念って、本当にこれだけ……? 1000万だよ? 区切り、めっちゃいいよ?
期待しながら待つしかないですねこれは!!