「ねぇ、よく考えたら監獄なのよね……」
「それね。監獄とか、何やらかしたんだろ」
「監獄のぅ……
「そりゃ、奪う側のバラキーには関係ないだろうけども……」
「簡易的な檻なら作れるけど、放り込んであげようか?」
「……それは嫌じゃ。吾は自由が好きだからな。縛られるにしても、頭領としてが良い」
「そうだぞぅ。エウリュアレもバラキーも、渡さないよ」
「何言ってるのよ……」
「渡さぬと言われても、吾は
「えぇ……二人とも非情……」
「本気でやるつもりは無かったんだけどね。というか、どうして次のボーナスに僕がいるのか。謎で仕方ないよ」
第二部の概要を読みつつ、ふざけながら話す四人。
「それで、結局ピースとモニュメントはどうするの?」
「ん~……あんまり必要性は無いからいいかな。二部の素材が集め終わって余裕があったらって感じで」
「そう。まぁ、貴方が良いならいいのよ。私の苦労も減るしね。ウフフフフフ。次はエルキドゥの番よ」
「あぁ……そうだね。次からは僕が入るからボーナスだけで編成できるわけだ。つまりは、イベント中は僕はずっと出てるのかな?」
「あ~……どうだろ……礼装に寄るんじゃないかなぁ……」
「……レア度差は非情よ……私だけ辛い目に合うわ……」
「のぅ。吾は入れてもらえんのか? 暴れたいのだが」
「ん~……バラキーはもう少しスキルのレベルを上げないと……せめて変化だけはMAXにしたいかな」
「むぅ……休憩時間が長すぎる……」
「まぁまぁ。QPと秘石が5個あれば、何とか出来るから。なんで、イベント明けて水曜日になるまで待って?」
「ボスがバーサーカーの所なら出るのではないか……?」
「それは、ほら……まずそこにたどり着くのが困難と言いますか……」
とりあえず、ピースとモニュメントの回収はいったん諦めて、第二部のアイテムをメインで集めて行こうと考える。
「いやぁ……とりあえず、気が楽になったわ。これでしばらく屋台の料理が食べられるわ」
「じゃあ、吾も一緒にいるか。こやつと居ると、結構色々な旨いものが食えるからの」
「そう。じゃあ一緒に行きましょ。ナーサリーも誘いましょうかね」
「茶々も行くよ!!」
「「うわぁ!?」」
「……二人の声に驚いたわ。そんな声を突然上げるでないわ」
突然現れた茶々に驚くオオガミとエウリュアレ。
「とりあえず、行きましょうか」
「うむ」
「いっぱい買っちゃうもんね!」
そう言うと、三人は行ってしまう。
残されたオオガミとエルキドゥは、それを見送り、とりあえず編成を考えるのだった。
しかし、始まらない。もう16日も終わってしまいそうなのだが……一体いつ始まるんだろうか……
そして、久しぶりのエウリュアレのお菓子食べまくり回が始まるかもしれない!