「ぐっはー!! 勝てるかあんなもん!!」
「まぁ、結局、いつもの高難易度攻略と同じよね。令呪3画と石一個。安定と言うか、成長していないというか」
「むぅ……今回はいけると思ったんだけどねぇ……」
今回の高難易度5種を全て倒し、今回の戦いを振り返る。
「正直、A谷で令呪切ったのが悪いのよ。あそこで意地にならずに編成を変えればよかったじゃない」
「やっぱりそこか……確かに、あそこで意地にならないでエウリュアレを出せば勝ててたしね……」
「マシュと玉藻を出したのは分かるけど、どうして敵がオリオンとアルテミスだってわかってるのに私を出さなかったのよ」
「いやぁ……何となく意地になっちゃったからねぇ……」
「それに、どうして茨木を使おうと意地になったの。ヘラクレスを使いなさいよ」
「そこはほら、譲れない所があったんだよ」
「何今更そんなこと言ってるのよ。貴方、どれだけヘラクレスを使ってるかわかってるの? 私の次に絆レベルがMAXになりそうじゃない。だったら、もう少し使っていいじゃないの」
「いやいや。高難易度は茨木使うって決めてたから」
「……面倒ね、こいつ」
「酷い! ついにエウリュアレにこいつ呼びされたんだけど!!」
「くはは! いやなに、吾は楽しかったぞマスター」
「えぇ……暴れたりなくなかった?」
「む。それを言われると困るのだが……確かに暴れ足りぬが、それはそれ。吾は楽しめたからな。それなりにストレスは発散できたさ」
「そう? それならいいんだけども……」
エウリュアレに怒られて傷心状態のオオガミ。だが、その肩を叩いて大笑いする茨木を見て、ある程度癒される。
「まぁ、バラキーが楽しめたのはよかったわ。けど、どうするの? 資材結局減ってるけど」
「そ、それは……聖晶片はあるし、何とかなるかなぁって」
「そう。ならいいのだけれど。私、流石にマシュに怒られるのは嫌よ?」
「その時怒られるのは俺だけじゃないかな……?」
「私も怒られたんだけど?」
「それはその、エウリュアレ様は基本一緒にいますですし、そりゃ一緒に怒られてるように思えるのも無理はないんじゃないかと」
「なるほどね……つまり、私は全力で貴方から逃げればいいって事ね?」
「えっ……それをされると、本当に俺だけが怒られると言いますか、一緒に生け贄になってくれる人が欲しいと言いますか……」
「最低じゃないの。本気で射殺すわよ?」
「くはは! だが、流石に吾も風紀委員組を相手にするにはまだ荷が重すぎるというか、今回一番強かったのはエルキドゥだったというか……流石にあのHPと耐久性能は吾も予想外だったというか……橋の高難易度とか、ほぼあやつの支援だったからな……吾はマルタしか倒してない……」
「そ、それは……ごめんなさい……」
「まぁ、分かればよい」
とりあえず、道連れはいなくなるようだった。
オオガミはとりあえず、マシュの怒りを必要以上に買わないように努力するのだった。
アルテミスで一回蘇生したのは明らかにミスという……
まぁ、勝てたから良いんじゃないかな!
エルキドゥとイバラギンの耐久と攻撃力に驚きを隠せなかった今日の高難易度でした。まる。