風紀委員組、増えてきたよね(仲違いしてくれないかしら)
「最近……エルキドゥを筆頭に、一部のサーヴァントが風紀委員もどきになっている気がするんだけど、心当たり無い?」
「むしろ心当たりしかないんじゃけど」
「私たちはすでに目をつけられてやばいわよ」
「なんで私まで追われてるのか分からないんですけど。何も悪いことしてないと思うんですけど」
「BBは自業自得だから」
「私に対して当たりが強くないですか!?」
BBの叫びは当然の如くスルーするとして、オオガミは若干深刻そうな顔で考えていた。
そう、それは実際、ほぼ初期のころからあったと言っても過言ではない、エルキドゥを筆頭とした風紀取り締まり組だった。
しかし、今になって突然何を言い出したのかと言うと、そのメンバーが着々と増えていっているからだった。
「とはいっても、いつもと何ら変わらんじゃろ?」
「まぁ、そうなんだけど……ただ、この状況は明らかに、エウリュアレとノッブを中心とした自由奔放フリーダム組が息苦しくなる可能性は高いよ」
「なんじゃ、自由奔放フリーダム組って……儂ら、そんな呼ばれ方しとったんか……」
「自由奔放フリーダム組……誰よそんな名前つけたの……」
「BBちゃんは無関係ですね。そんな呼ばれ方する様なBBちゃんじゃないですし」
「いや、BBも入ってるから」
「そんなっ!?」
意外も意外。衝撃の事実だと言わんがばかりのその表情は、当然だろう。という視線で片付けられる。
「しかし、何があるというんじゃ? 別段、変な所も無いし、今までと変わらんじゃろ?」
「ところがどっこい。マルタと言う、鉄拳凄女の参戦だよ」
「…………最大の被害、私じゃない……」
「あっれ~…? これ、私も不味いんじゃ……」
もちろん、最悪レベルである。実質、ルーラーにまともにダメージを与えられるのは、特殊クラス。アヴェンジャーであればなお良いが、基本的にエドモンは向こう側なので逃走の際に助力は得られないものと考えるのが妥当だろう。
なので、オオガミ的にも、他の遊びまくってるサーヴァント的にも、辛いものはあるのだった。
さりげなく特殊クラスとバーサーカーがほとんどを占めているのも原因の一つだろう。
「今更なんだけど、メンバーって、そもそも誰なのよ」
「エルキドゥ、土方、マルタ、頼光、エドモンの5人だね」
「……エルキドゥの違和感半端ないんじゃけど」
「でも、威圧感もかなりあると思うんだけど」
「はぁ……まぁ、私はいつもとやる事は何も変わらないんですけどね」
「そうじゃな……あ、いや、面白そうじゃし、見に行くというのもありかもしれんな」
「何を?」
「その風紀委員とやらを、じゃ」
そう言って、ノッブはにやりと笑う。
三人は顔を見合わせ、不敵に笑うと、ノッブの提案を採用してエルキドゥ達の集会現場を見るために動き出すのだった。
風紀委員組、本当に増えてきたなぁって……本当は会議まで書きたかったなぁって……
でも、あのメンバーで会議とか、無理そうな感じなんですけど。だってほら、人の話聞かなそうなのがいる気がするし……というか、後半二人は無理があると思うんですがそれは。
自由奔放フリーダム組主格はマスター・ノッブ・エウリュアレ・BBの四人で大丈夫ですよね!! ナーサリーとか、バラキーとか、ネロとか、エリちゃんとかいるけど、大体この四人ですよね!!