今日のカルデア   作:大神 龍

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気付けばバレンタインも終わりか(イベントはまだやってますけどね?)

「……気付けばバレンタインも終わり、残っているのは未だバレンタインイベントの夢を見ているマスターだけ……儂らむちゃくちゃ暇なのでは?」

「普通に暇ですよ。ゲームでもしましょ」

 

 そう言って、大きく伸びをしてからノッブの隣に座るBB。

 ノッブはゲームの準備を手早くすると、

 

「何する?」

「あ~……刑部さんと孔明さん、イスカンダルさんとワルキューレ三人を呼んで大乱闘します?」

「お? 珍しく大人数じゃな。なんかあったか?」

「いえ、ノッブとだけだと変化がないので。人数多い方が楽しめそうじゃないですか」

「あ~……それもそうか。うむ、レクリエーションルームを借りてそこでやるとしよう。その方が楽だしな。菓子も飲み物もあるのが何よりも良い。という訳で移動じゃ」

「えぇ。行きましょう」

 

 そう言って、二人は工房を飛び出すのだった。

 

 

 * * *

 

 

「あ! 伯母上はっけ~ん! 何してんの?」

 

 廊下でバッタリ会うなりスタスタと近付いてくる茶々。

 ノッブはそれに気付くと、

 

「おぉ、茶々か! ちとレクリエーションルームで遊ぶかと思ってな。茶々も来るか?」

「ん~……見てるだけなら行く!」

「そうか。まぁ良い! 菓子もあるはずだからな。それ目的でも構わぬ!」

「うん! じゃあ後でアナスタシアとスカディ連れていくね~!」

「お~ぅ! ……いや待て。普通話の流れ的にチビッ子じゃろ。普通に大人じゃな?」

「ふっ、伯母上は甘々だね。それは外見だけで、中身は可愛い小さな女の子の方が多いんだから! 外見判断なんて伯母上はまだまだ二流!」

「な、なんじゃと……!? 儂でもそれは見抜けなんだ……」

 

 バタリと倒れるノッブ。

 BBは呆れたようにため息を吐き、

 

「いや、わりと大問題ですよそれ。外見判断出来ない方ではなく、中身子供の方が」

「伯母上と一緒にいる人に言われたくないね」

「ぐふっ……」

 

 反論できずに倒れるBB。

 意外と自覚があったのか、ダメージは大きかった。

 そんな二人を見てニヤリと笑った茶々は、

 

「それじゃまた後でね! すぐ行くから!」

 

 そう言って、走り去っていくのだった。

 

 

 * * *

 

 

「お、いつものゲーム民じゃ」

「誰がゲーム民ですかぁ。一ミリも否定できないですよ。えぇ、もちろん」

「いや、姫原稿の息抜きなんだけど! 今来たばっかりなんだけど!」

 

 そう言い切るガネーシャと、言い訳をする刑部姫。

 ノッブは呆れたようにため息を吐き、

 

「いや、別に責めてる訳じゃないんじゃが……むしろ遊びに来たからグッドタイミング。大乱闘しようと思うんじゃがやる?」

「良いんすか? 勝っちゃうっすよ?」

「あ、姫やる~。脳の休憩にいちば~ん」

「それは絶対無いです。というか、今日はお二人だけです?」

 

 レクリエーションルームを見渡し、二人しかないのを確認してから聞くBB。

 するとガネーシャは苦笑いをしながら、

 

「あ~、うん。他はマスターが寝てるから休憩してる。ソロゲー消化に走ってるってのが正しいかも」

「あぁ……まぁ、確かにやる時間無いですしね。仕方ありません。人数を集めようかと思いましたけど、諦めて五人でやりますか」

 

 BBがそう言い、それと同時に周囲を見渡す刑部姫。

 そして、刑部姫は首をかしげると、

 

「……四人しかいなくない?」

「何言ってるんですか。便利な緑茶さんを呼ぶんですよ」

「お主好きじゃよな~……突然の呼び出し」

「きっと喜んでますって。じゃ、ちょちょいのほいっ」

「どわぁ!?」

 

 BBが適当に指を振ると、突如として現れるロビン。

 困惑したように辺りを見渡し、BBを見つけると、

 

「お、おま、お前! また強制で呼び出しやがったな!?」

「はい。暇でしょう?」

「ふっざけんな確かに暇でしたけども! で、何やるってんだ!」

「ゲームです。いや、デスゲームとかではなく、普通の電子ゲーム」

「なんだよそれ……イアソンとアンリも呼びやがれ。あぁ、あとマンドリカルドも忘れるなよ」

「はぁ……珍しく要求してきますね? まぁ、増えるのは一向に構わないですけど。説得はしてくださいよ?」

「任せろ。その気にさせるのは得意なんだ」

「まぁ、それならいいですけど」

 

 そう言って、BBはロビンに言われた三人も、おまけのように召喚するのだった。




 便利なロビンさん。なんでも出来るのですね!(純粋無垢の無茶振り

 最近カーマ熱が暴走してるのでどこかの虚無期間でカーマ使って話を書いてみようかと……カーマの部屋とか、そんな感じのやつ。まぁ、まだ何も考えてないですけどね!

次のデート回

  • 王道のエウリュアレ
  • メルトしかあるまい
  • 技術部二人と散歩でもいいのよ
  • いいから全部だ

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