家庭教師ヒットマンREBORN! ~光と闇の奇跡~   作:R0

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《闇夜》VS《傲慢》 前編

ロヴィーノ教団の訓練所、そこの《色欲の炎》を応用して作った、擬似フィールドの荒れた土地が広がっている岩山では2人の男がいた。

 

1人は漆黒の石がはまったリングを指に装着していて、両手には漆黒のガンブレードを2丁持っていた。

 

もう1人はオレンジ色の石がはまったリングを指に、赤、青、紫、黄、緑、藍の石がはまった手甲を手の甲に装着していて、ハルバードを持っていた。

 

その2人はお互いがお互いを睨んでいた。そして…………

 

ダンッ!!!!

 

ガキンッ!!!!

 

ドカーーーーーン!!!!

 

『!!!?』

 

2人は勢いよく地面を踏み込んで、飛び出した。そして、そのまま、2人はそれぞれの自分の武器で攻撃して、交差した。その途端、凄まじい衝撃が走り、周りに大量の粉塵が舞った。その場から離れた場所にいた観客たちはその威力に驚愕した。

 

 

 

 

これが起きる数時間前……………

 

明聖は女性団員に連れられて、大広間に入った。そこには7人の男女がいた。

 

「お待たせしました。次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》の皆さん」

 

女性団員はその7人にそう言った。

 

「あら?もしかして、その子が例の子かしら?」

 

すると、その7人の中の紅一点、リリスが話しかけてきた。

 

「はい。そうです」

 

「ダークネスはどうしたのでござるか?」

 

今度は緑の髪の男、豪が女性団員にそう訊いた。

 

「彼はリリアーナさんと一緒に団長たちのところに向かいました」

 

「なるほど、そうでござるか。ありがとうでござる」

 

「そんな!たいしたことでは無いので!では、私はこれで失礼します」

 

女性団員は次期《雷の大罪》の豪に礼を言われたことに慌てながら、そう言って大広間を出ていった。

 

「………………(この人たち、皆、キャラが濃そう………パパ、早く来てぇ…………)」

 

大広間に入ってから黙ったままだった明聖だったが内心ではこう思って輝夜が早く来てくれることを願っていた。

 

「ねぇ。君、名前、何て言うの?」

 

すると、7人の中では1番の年下で明聖よりは年上の少年、ベルゼブブが明聖に近づいて尋ねてきた。

 

「あ。えっと……光城明聖………です……」

 

「ふ~ん。そう。光城明聖ね」

 

ベルゼブブは確認すると、明聖から離れた。

 

(それだけ!?)

 

特に反応が無かったことに明聖は内心、僅かだがショックを受けた。

 

「もう!ベルゼブブ!他人(ひと)の名前を訊くときは自分の名前から言うのが礼儀よ!」

 

「まぁ、礼節を忘れていたとしても、せめて自己紹介するものでござる」

 

そんなベルゼブブにリリスと豪が注意した。

 

「ハァ…………。わかったよ。僕はベルゼブブ」

 

「それでいいのよ!あ、私はリリスよ。よろしくね、明聖ちゃん」

 

「我輩は久与田豪でござる。よろしくでござる」

 

「よ、よろしくお願いします……」

 

2人に言われて、ベルゼブブは渋々と自己紹介して、それに続いて、リリスと豪が自己紹介した。

 

「ほら!あんたたちも!」

 

すると、リリスはまだ自己紹介していない4人にそう言った。そして、その中で2人が近づいてきた。

 

「俺はジャバウォックだあぁぁぁぁーーーー!!!!」

 

「!!?」

 

「うるさいですよ、ジャバウォック。私の名前はエンヴィーと言います。……………《光》の炎を持つ光の一族…………羨ましいですね…………」

 

「え………え!?」

 

ジャバウォックの大声による自己紹介に明聖は驚き、エンヴィーの最後の妬みを含めた言葉に明聖は戸惑った。

 

「あぁ、気にしなくていいでござる。それよりも、そこで寝ているのがスロウス、壁にもたれ掛かってじっとこっちを見ているのがルシフェルでござる」

 

そんな明聖を落ち着かせて、残りのメンバーを紹介した。スロウスは相変わらず、アイマスクをつけて床で寝ていて、ルシフェルはじっとこちらを何も言わずに見ていた。

 

(この3人が昔のパパを知っている人たち…………パパを戻すヒントになるかな…………)

 

明聖はルシフェルと豪、スロウスを見ながら、そう考えていた。あの時のロヴィーノの話だとこの3人は輝夜と知り合いみたいだった。だから、輝夜を元に戻すヒントでも無いかと思っていたのだ。

 

(…………ってか豪さんとリリスさん以外にまともな人がいなさそう……………)

 

この場にいる7人を見て、明聖を見てふと思った。そんな明聖を余所にエンヴィーたちはルシフェルについて話していた。

 

「それにしても、ルシフェルはずいぶんと大人しいですね」

 

「全くだぜえぇぇぇぇーーーー!!!!」

 

「今朝からずっと、こんな感じだよね」

 

「えぇ、私が色仕掛けしても、いつもなら『クソビッチ』とか言ってあしらわれるのに、今回は無反応だったのよね………」

 

(…………訂正、豪さんだけみたい…………)

 

リリスの言葉に明聖はそう思った。その豪も死体改造が趣味というある意味、1番ヤバい奴だということを知らないのは幸いだっただろう。

 

「…………寂しいのか………………?」

 

「そうね…………いつもの罵倒がないと……………って、違うわよ!?何、私がMみたいなことを言ってくれるの!?」

 

「リリス…………あなたって人は…………」

 

「呆れて、話にもならねえぜえぇぇぇぇ………」

 

「まったくでござる………」

 

「だから、違うって言っているでしょ!!って、それよりも、スロウス!!いつの間に起きていたのよ!!」

 

いつの間にか起きていたスロウスの口車に乗ってしまったリリスは失言をしてしまい、ベルゼブブと明聖の子供コンビを除くメンバーに冷たい視線を向けられた。ちなみにベルゼブブと明聖は咄嗟に察したジャバウォックと豪がそれぞれの耳をふさいだので聞こえなかったみたいだ。

 

「……………ついさっきだ……………。…………それよりも…ルシフェルの…態度の…理由は…豪が…知っている…………」

 

スロウスはそう言って、自分からは話そうとせずにその場に座り込んだ。そして、ルシフェルとスロウス以外のその場にいた明聖も含めたメンバーは豪のほうを見た。

 

「ハァ…………、説明丸投げでござるか………。まぁ、いいでござる。ルシフェルは―――――――」

 

ルシフェルを無視して、豪が説明しようとすると……………

 

ギィィ…………

 

扉が開いて、そこから誰かが入ってきた。

 

「パパ!!」

 

その人物を見て明聖は大きな声を出した。その人物は輝夜だった。輝夜を見て、明聖は駆け寄った。

 

「パパ………?彼はこの子の父親ですか……」

 

「ってことは、あの人が話に出ていた………」

 

「《人類至上サイキョウ(最強・最恐・最凶)の人間》のダークネスかあぁぁぁぁーーーー!!!!」

 

「あら♪なかなか、いい男じゃない♪」

 

明聖の言葉にエンヴィーたちはそれぞれ、そう言った。

 

「明聖、待たせたな」

 

「ううん。大丈夫」

 

駆け寄ってきた明聖に頭を撫でながら、声をかけた。

 

「久しぶりでござるね………ダークネス………」

 

「……………久しぶり……………」

 

そんな輝夜に豪とスロウスが声をかけてきた。それを聞いた輝夜は2人に顔を向けた。

 

「………あぁ、久しぶりだな」

 

「ここに来る前に団長たちのところに行っていたみたいでござるがどうだったでござるか?」

 

「かなり絞られたさ」

 

豪の質問に輝夜は肩をすくめながら答えた。

 

「…………自業自得だな…………」

 

「そうでござるね。それなら――――――」

 

豪が次の質問に移ろうとすると……………

 

「!?」

 

ガシッ!!

 

「えっ!?」

 

ボウッ!!!!

 

ドンッ!!!!ドンッ!!!!ドンッ!!!!ドンッ!!!!

 

『!!!?』

 

輝夜が何かに気づき、明聖を庇うように左腕で抱きかかえた。突然のことに明聖は驚くが、それを余所に輝夜は自分の右手のリングから《闇夜》の炎のバリアを張った。そして、その炎のバリアにややオレンジを基調とする炎の刃がいくつも飛んできて、ぶつかり爆発した。

 

「…………大層なご挨拶だな。ルシフェル」

 

炎のバリアのお陰で無傷だった輝夜が《傲慢の炎》の刃を持つ大鎌にしたハルバードを持ったルシフェルにそう言った。だが、ルシフェルはそれを無視して、ハルバードを大鎌の状態から普通の状態に戻して、輝夜に突きつけて言った。

 

「………俺と勝負しろ。ダークネス」

 

ルシフェルの言葉を聞いた輝夜は明聖を下ろして、ルシフェルのほうを向いた。他のメンバーは口を出せる状況じゃなかった。

 

「……………いきなりだな」

 

「こういうのは、早いほうがいいからな」

 

あっけらかんと言うルシフェルにため息つきながら、輝夜は訊いた。

 

「………なんとなく予想はつくが、理由はなんだ?」

 

「もちろん、《人類至上サイキョウ(最強・最恐・最凶)の人間》って呼ばれるお前を倒したいからに決まっているだろ」

 

「…………だろうな。俺は自分でその異名を名乗ったことは1度も無いんだがな…………」

 

「知るか。お前が名乗っていなくても、周りはそう見ているんだからな」

 

「ハァ…………。まぁ、いい。…………だが、お前も知っているだろ。俺は―――――」

 

「興味ない理由での戦いに全力でなれないんだろ?それなら、いいのがあるぜ」

 

「……………なんだ?」

 

輝夜の質問を聞くとルシフェルはポケットからオレンジと黒が混ざった色した匣を取り出して、輝夜に見せた。それを見て、他の次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》は驚いた。

 

「なんだ、その匣は?」

 

「ロヴィーノが提案して、ここの技術スタッフが汗水流して作った次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》専用の匣だ。お前はこの匣の性能テストにつきあってもらう」

 

「なるほどな。だが、俺以外じゃなかったらダメなのか?たとえば、豪とか他の次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》とかな」

 

「悪いが、俺がこの匣を使うと、正確な性能がわからなくてな……………」

 

ルシフェルの言葉に次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》は思い出した。ルシフェルが取り出した匣、羅刹開匣の匣はとっくに全員分、作られていた。それの性能テストも当然行った。ほとんどの者はそれを使いこなしていて、問題は特になかった。しかし、問題が1つだけあった。それはルシフェルの匣だった。ルシフェルはもともとが強いために匣を使うと相手がいなくなるのだ。他のメンバーが匣を使っても、同じだった。強すぎるために正確なデータを取る前に終わってしまうのだ。このままだと改善点などを見つけることができないのだ。

 

「…………わかった。やってやるよ」

 

すると、輝夜が了承した。それに、その場にいたメンバーが驚いた。ルシフェルも例外ではなかった。

 

「ずいぶん、素直だな」

 

「俺もお前の匣に興味を持っただけだ。それよりもどこでやるんだ?」

 

「あぁ、訓練所でやるから、先に行ってくれ。申請は俺がやっておくから」

 

ルシフェルはそう言うと、ハルバードを直して大広間を出て行った。

 

「………………」

 

「……………パパ」

 

黙ってルシフェルの後ろ姿を見ていた輝夜に明聖が近づいて声をかけた。それに気がつくと輝夜は明聖の頭を撫でた。

 

「ちょっと、行ってくる」

 

「…………………うん」

 

本当は戦いに行って欲しくなかった。明聖は輝夜が傷つく姿をこれ以上見たくなかったのだ。それは、輝夜が戦う姿を今まで見たことがなかったことからの感想だった。しかし、昨日のロヴィーノとの戦いで輝夜は戦闘力が高いというのは素人の明聖でもわかった。だから、輝夜なら大丈夫だという思いがあった。それにより、止めることができないと思ったのだ。

 

そして、それとは別に明聖にはがっかりしたことがあった。

 

(この人たちじゃ、パパを戻すヒントにならないかも…………)

 

ルシフェル、豪、スロウス。この3人は昔の輝夜を知っている人物だが輝夜の様子がおかしいことに誰1人、微塵も気づいていないみたいだった。それにより、明聖はこう思ってしまったのだ。

 

その後、明聖は不安要素を抱えたまま、他のメンバーと一緒に移動した。

 

 

 

 

そして、時は過ぎて……………

 

2人が戦う前に輝夜が《色欲の炎》でできた仮想空間に目を少し見開く程度だったが驚いたり、ロヴィーノ教団最強のルシフェルと《人類至上サイキョウ(最強・最恐・最凶)の人間》のダークネスが模擬戦することをどこから聞いたのか、次期《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》と明聖以外にも現《大罪の7人(ペッカート・セッテ)》やリリアーナ、ほとんどの構成員が集まっていたりというのがあった。しかし、その場にロヴィーノの姿は見当たらなかった。だが、2人はそこまで気にしていなかった。そして、ルールを確認して2人は模擬戦を始めたのだ。

 

2人が定めたルールは『降参、武器の制限なし。どちらかが戦闘不能になるまで続行』だった。ちなみに最初の『降参なし』は輝夜がルシフェルの羅刹開匣のデータをある程度取り終わったところで降参してやめるのを防ぐための予防策だった。

 

 

 

 

そして、今では最初は様子見だということで《羅刹開匣》を使わずに戦うことになったが、最初から凄まじい戦いになった。それから、少し時間が経って、2人共、互角の戦いを見せていた。

 

ガキンッ!!!!

 

日本刀ぐらいの長さの《闇夜》の炎の刃になっているガンブレードと《傲慢の炎》を纏わせたハルバードがぶつかり、金属音が鳴り響いた。

 

「「くっ!?」」

 

2人はそれぞれの衝撃を確認すると、1度離れた。

 

「ハッ!!」

 

すると、先にルシフェルがハルバードを大鎌にして、それを振るい、無数の炎の刃を放った。

 

「《漆黒の雨(ピオッジャ・ネーロ・コルヴィーノ)》!!」

 

それに対して、輝夜はガンブレードを銃の状態に戻して、そこから無数の炎の弾丸を放った。炎の弾丸は炎の刃ぶつかるとそれを呑み込んでルシフェルに向かった。

 

「チッ!!!」

 

ルシフェルはそれを見ると、ハルバードに《傲慢の炎》を纏わせて、それを回転して防いだ。

 

グサッ!!!グサッ!!!

 

すると、輝夜は撃つのをやめると地面にガンブレードの刃を刺した。

 

「!」

 

それを見てチャンスだと思ったルシフェルは輝夜に近づこうと飛び出した。

 

「《(マーレ・)(ディ・アル)(ベロ・ネ)(ーロ・コル)(ヴィーノ)》!!」

 

「!?」

 

しかし、何かがまずいと直感して、その場から離れた。

 

グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!

 

すると、ルシフェルがいた場所から大量の炎の槍が突きだしてきた。

 

(こんな技、あいつがロヴィーノ教団にいた頃は無かったぞ!!?新しく手に入れた《夜》の炎の力か?なかなか、厄介な技を作りやがって!!)

 

ルシフェルは炎の槍を見て、そう思った。

 

シュンッ!!!

 

すると、輝夜がショートワープでルシフェルの背後に移動してきた。

 

「よそ見している暇はないぞ」

 

「!!?」

 

輝夜はそう言うと、ガンブレードの刃に《闇夜》の炎を纏わせた。

 

「《龍の爪(ウンギア・ディ・ドラゴーネ)》!!」

 

「っ!!?」

 

ガキガキガキンッ!!!!ガキガキガキンッ!!!!

 

輝夜は両手に持っているガンブレードでルシフェルに攻撃した。それは周りからは両手のガンブレードがそれぞれ3つずつ増えて、爪で引っ掻くように見えた。それをルシフェルはハルバードで防いだ。

 

「っ……………ハッ!!!」

 

「くっ!!?」

 

ルシフェルはそれを押し返して、輝夜はショートワープで離れた。そして、2人はそれぞれの得物で再び、ぶつかった。

 

 

 

 

それを見ていた観客は驚いていた。相手が《人類至上サイキョウ(最強・最恐・最凶)の人間》とはいえ、ロヴィーノ教団№1の実力の持ち主であるルシフェルが押されていることに信じられなかったのだ。特に輝夜とルシフェルの2人とつきあいの長い豪とスロウスは目を見開いて驚いていた。

 

「ダークネス………………しばらく見ぬ間に強くなったでござるな………」

 

「………………あぁ……………少なくとも…………ルシフェルが…押される…ところ…………初めて見た…………」

 

「そうでござるな…………」

 

2人は模擬戦を見ながら、そう話していた。

 

「ダークネスって、強いね」

 

「確かにそうですね。…………その強さ羨ましいですね」

 

「はいはい。僻まないの。…………でも、珍しい炎を持っていることは聞いていたけど、実力も高いなんてますます堕としてみたいわ♪」

 

「俺もぶっ潰してみたいぜえぇぇぇぇーーーー!!!!」

 

ベルゼブブたちもそれを見て、それぞれそんな感想が出ていた。

 

「団長。いかがでしょうか?」

 

「うむ。ルシフェルの羅刹開匣のデータを取るための名目だったが………これはこれでおもしろい。ダークネスが戻ってきたことで戦力が戻った………いや、さらなる力を手に入れたと考えるべきだな。リリアーナ。この模擬戦のデータは取っているのか?」

 

「はい。しっかりと」

 

リリアーナと団長は今後のロヴィーノ教団のためにそんな話をしていた。

 

(パパ………………)

 

明聖は1人、輝夜を心配していた。

 

そして、こことは別の空間ではロヴィーノが2人の戦いを見ていた。

 

『ルシフェルもなかなかの実力の持ち主だが、ダークネスはそれを上回っているというだけの話だな。まぁ、ダークネスは私のお気に入りだから当然だな。それよりも、ダークネスめ。《夜》の炎の性質をしっかりと使いこなしているな。何百年前に手に入れた地球にいるアルコバレーノの死に損ないよりもな』

 

ロヴィーノはわかっていた。輝夜の《(マーレ・)(ディ・アル)(ベロ・ネ)(ーロ・コル)(ヴィーノ)》と《龍の爪(ウンギア・ディ・ドラゴーネ)》は《闇夜》の《夜》の性質が要であることを。

 

『この模擬戦の結果はわかりきったことだが………今後がますます楽しみになってきた。クククッ………』

 

ロヴィーノは何も無い空間で怪しく笑っていたのだった。




もうそろそろ、この章も終わりが近いので、この際に名前が出ている主要なオリキャラのイメージCVを発表します。

光城輝夜(ダークネス)/ロヴィーノ:杉山紀彰

ダークネス(幼少期):鈴木真仁

光城明聖:花澤香菜

ルシフェル:梶裕貴(幼少期:大谷育江)

ジャバウォック:安本洋貴

スロウス:小野賢章

ベルゼブブ:井上麻里奈

エンヴィー:石田彰

久与田豪:下野紘

リリス:日笠陽子

光城聖輝:緑川光

光城明夜:折笠富美子

エレオノーラ:豊口めぐみ

リリアーナ:石川由依

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