家庭教師ヒットマンREBORN! ~光と闇の奇跡~   作:R0

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マフィア連合VS人類至上サイキョウの人間

リボーンたちの前に突如現れたのは、ツナを殺した男、ダークネスだった。全員、その場から後ろに下がって、警戒した。

 

タッ……………

 

ダークネスはドレイクの背中から飛び降りて、倒れていたルシフェルに近づいた。

 

「………………無様だな。俺以外の奴には敗けない。そして、最後には俺に勝つって言ってた奴の体たらくかよ」

 

ダークネスがルシフェルを見下した目でそう言った。

 

「…………ハッ!!………興味無さそうに………していたくせに…………覚えてくれていたのか…………」

 

「まぁな…………。………まぁ、今はそんなことよりも………」

 

ダークネスがそう言うと……………

 

「邪魔だ」

 

ゲシッ!!

 

「がっ!!?」

 

ドカーーーーーーンッ!!!

 

ルシフェルを蹴り飛ばした。蹴り飛ばされたルシフェルはそのまま、壁のほうへ飛んでいき、激突した。

 

「なっ!!?あいつ、仲間を!!?」

 

獄寺がそう言うと…………

 

「仲間?何を勘違いしているんだ?俺はそいつらのことを共通の目的を持つ同僚や味方だとは思っていても、情で繋がった仲間だとは1度も思ったことがねぇぞ」

 

『なっ!!?』

 

淡々と言うダークネスにほとんどの者が驚いた。

 

「………それは………お互い様だ…………」

 

壁にもたれ掛かっていたルシフェルが呟くように言った。

 

「そんなことよりもお前ら、俺に対する殺気が充満しているぞ」

 

『……………………』

 

ダークネスの言うとおり、リボーンたちはダークネスに殺気を放っていた。ツナを殺したダークネスに対して、どうしても許せなかったのだ。

 

「………まぁ、いいか。それでどうするんだ?この剣には俺の《闇夜》の炎を纏わせた。これで、どんな攻撃も無効化されて、壊すことができないぜ?」

 

ダークネスがそう言うと………

 

「そんなもん、オメーを倒して、剣を壊すだけだ」

 

とリボーンが言って、全員、戦闘体勢に入った。

 

「…………そう言うと思ったよ」

 

そう言って、ダークネスもガンブレードを構えた。

 

「………さすがにあいつを相手にするのは、アホ牛にはきついか………。ディーノ」

 

「あぁ、ロマーリオ。ランボを頼んだぜ!!」

 

「わかったぜ、ボス!!」

 

ディーノに言われたロマーリオはランボを抱えて、入口付近まで下がった。

 

「リボーンさん、あいつ、10代目のときも3、4割程度しか出していないみたいです!!」

 

獄寺がルシフェルから聞いたことをリボーンに伝えた。

 

「そうか…………。………なら、俺らも最初から()()を使うか………」

 

「そうみたいだな、コラ!!」

 

「しかたないね………」

 

「やってやるぞ!!」

 

「わかりました」

 

「そうでないと勝てそうにないしね………」

 

リボーンの言葉にリボーンとコロネロ、マーモン、スカル、風、バミューダはおしゃぶり型の注射器を取り出した。

 

「「「「「「プレゼントプリーズ!!!」」」」」」

 

そう叫ぶと、リボーンたちアルコバレーノ組は注射器を胸元に刺した。すると、リボーンたちは呪われる前の大人の姿になった。

 

「よっしゃーーーー!!!これで、テメーを――――」

 

スカルがダークネスに向かって叫ぼうとしたができなかった。なぜなら…………

 

ドガッ!!!

 

「ガハッ!!?」

 

ドカンッ!!!

 

ショートワープしてきたダークネスがスカルを思いっきり、蹴り飛ばしたからだ。

 

『スカル!!?』

 

スカルは壁に激突して、そのまま気を失った。

 

「スカル!!?」

 

「嘘だろ、コラ!!?」

 

不死身の体(アンデッド・ボディ)を持つスカルを1発KOですか!!?」

 

「しかも、最も防御の高い腹を蹴られてだよ!!僕でさえ、弱点の頭を狙ったのに…………」

 

炎真、コロネロ、風、バミューダがそう言った。

 

「………俺にはそれだけの力がある。それだけだ」

 

それに対して、ダークネスがそう言った。

 

「ふん!!」

 

ガキンッ!!

 

すると、雲雀がトンファーでダークネスに攻撃して、ダークネスは右手のガンブレードで防いだ。

 

「その程度の不意打ちが俺に当たると思ったか?」

 

そう言って、ダークネスはもう片方のガンブレードで雲雀に斬りかかろうとした。

 

シュルルッ!!

 

「!?」

 

すると、ディーノがダークネスの左腕に鞭を巻き付けて、阻止した。

 

「大丈夫か、恭弥!!」

 

「………ふん」

 

「大丈夫そうだな。皆!!今のうちに離れろ!!」

 

ディーノに言われて、取り敢えず雲雀を含めた全員がダークネスから距離を取った。

 

「なら、先に跳ね馬、お前をやるか」

 

そう言うと………

 

ザシュッ!!

 

ダークネスは右手のガンブレードの刃から《闇夜》の炎の刃を出して、自分の左腕を斬った。

 

「なっ!!?」

 

その光景を初めて見たディーノは当然、驚いたが、自由になったダークネスがガンブレードで突き刺そうとしていた。

 

ガキンッ!!

 

すると、今度は雲雀がトンファーから鎖を出して、ガンブレードを防ぎ、ディーノを守った。

 

「これで、借りは返したよ」

 

「妙に律儀な奴め!」

 

ディーノはそう言って、ダークネスから離れた。

 

「ふーん。なかなか、連繋が取れているな」

 

ダークネスが左腕を体につけ直して、関心したように言った。

 

「ゔぉおおおおい!!!!なめんじゃねぇ!!!!《鮫の大群(ヌーゴロ・ディ・スクアーロ)》!!!!」

 

「時雨蒼燕流 特式 十二の型 右太刀 《斬雨》!!!」

 

「《幻剣舞(ダンツァ・スペットロ・スパダ)》!!!」

 

スクアーロは《鮫肌の剣(スパーダ・ペッレ・ディ・スクアーロ)》でカマイタチと爆弾を――――

 

山本はVG(ボンゴレギア)で斬撃を――――

 

幻騎士は《幻剣(スペットロ・スパダ)》と《幻海牛(スペットロ・ヌディブランキ)》により、《霧》の炎でできた斬撃とミサイルを――――

 

三剣士の遠距離攻撃をダークネスに向けて放った。

 

ガチャッ!!

 

ダークネスはガンブレードを構えた。

 

「《漆黒の雨(ピオッジャ・ネーロ・コルヴィーノ)》」

 

バババババババババババババババババババババババババババンッ!!!

 

すると、ガンブレードから無数の《闇夜》の炎の弾丸を撃ち出した。炎の弾丸は3人の斬撃や爆弾、ミサイルに当たると、それらは消えて、そのまま山本たちに向かった。

 

「「「なっ!!?」」」

 

山本たちは驚いた。炎の弾に当たったら、爆発することもなく、こっちに向かってきたからだ。

 

「………《漆黒の雨(ピオッジャ・ネーロ・コルヴィーノ)》。《闇夜》の炎でできた弾丸により、攻撃が無効化される、攻防一体の技」

 

ダークネスの技に関して、ルシフェルがそう説明した。

 

「まずい!!?時雨蒼燕流 守式 四の型 《五風十雨》!!!」

 

山本は《ボンゴレギア 雨のネックレスVer.X》から小刀、3本取り出して、その推進力により相手の呼吸に合わせてかわした。しかし…………

 

「「がっ!!?」」

 

スクアーロと幻騎士はかわすことができず、炎の弾丸が直撃した。それにより、2人は戦闘不能になった。

 

「スクアーロ!!?幻騎士!!?」

 

「隊長!!?」

 

「幻騎士!!?」

 

山本、マーモン、γが叫んだ。

 

「チッ!!!カス鮫め、あっさりやられやがって!!!」

 

XANXUSがスクアーロに悪態をつくと、《獣帝銃(ピストラ・インペラトーレ・アニマーレ)》を構えた。

 

「かっ消えろ!!!《憤怒のBURNER(イーラ・バーナー)》!!!」

 

XANXUSはダークネスに向かって、膨大な《憤怒の炎》を放った。

 

「沢田綱吉の《X(イクス) BURNER(バーナー)》の真似事か?」

 

とダークネスが言うと、ガンブレードの銃口に膨大な《闇夜》の炎を溜めた。

 

「《漆黒の咆哮(ルッギオ・ネーロ・コルヴィーノ)》」

 

ダークネスはガンブレードから極太の漆黒のレーザーを放った。それは、《憤怒の炎》を呑み込んで、XANXUSに向かった。

 

「!!?チッ!!!」

 

XANXUSは《憤怒の炎》を地面に撃って、空へ飛びかわした。

 

「かわしたか」

 

ダークネスがそう呟くと……

 

ボコッ、ボコッ

 

ダークネスの足元の地面が膨らんだ。

 

「余所見している暇は無いぞ。《CHAOS SHOT》!!!」

 

いつの間にか、リボーンが地面に撃っていた弾丸がダークネスの頸動脈を狙って放たれた。

 

「…………」

 

しかし、ダークネスは上体を後ろに反らしてかわした。そして、そのままバク転して………

 

グサッ、グサッ

 

ガンブレードの刃を地面に突き刺した。

 

(あれは、沢田綱吉に使っていた《(マーレ・)(ディ・アル)(ベロ・ネ)(ーロ・コル)(ヴィーノ)》という技ですか。足元から無数の《闇夜》の炎の槍が出てくるために足元を気をつけなければ………)

 

と風が思って、足元に目を向けると………

 

「残念だが、《(マーレ・)(ディ・アル)(ベロ・ネ)(ーロ・コル)(ヴィーノ)》じゃないぜ」

 

「!!?」

 

ショートワープで移動してきたダークネスが風の目の前で殴ろうとしていた。よく見ると、ガンブレードは地面に突き刺さったままだった。

 

(っ!!?まさか、あれは私たちに目線が足元へ向かわせるためにやった陽動ですか!!?)

 

と風は考えた。そして、それは正解だった。しかし、今、気づいても遅かった。

 

ドガッ!!!

 

「グフッ!!?」

 

風はダークネスに頬を殴られた。しかも、それだけでは終わらなかった。

 

クルッ

 

ゲシッ!!!

 

「ガハッ!!!?」

 

ダークネスは殴ったときの勢いを利用して、1回転して、風の腹に回し蹴りして、追い討ちをかけた。

 

「拳法の達人には、これぐらい、やらなくてはな」

 

ダークネスがそう言った。そして、風は地面に打ち付けられて、戦闘不能になった。

 

「風!!?」

 

「クソッ!!!《マキシマムストライクライフル》!!!」

 

「チッ!!!《サバイバルライフル》!!!」

 

コロネロとラルがダークネスに向かって極細の《雨》の炎を狙撃した。

 

「ハッ!!」

 

すると、ダークネスはリングの力で《闇夜》の炎の壁を作り、2人の炎はその壁に通って…………

 

ドカーーーーーーンッ!!!

 

別の場所で爆発した。

 

「くっ………!!?《闇夜》のショートワープで俺たちの攻撃を逸らしたのか、コラ!!!」

 

「何て奴だ!!!」

 

コロネロとラルはダークネスの戦い方に驚いた。

 

「それなら、これはどうだ!!!召されな!!!《ファイナルショット》!!!」

 

すると、γがダークネスの後ろからボールに膨大な《雷》の炎をチャージさせて、キューで突いた。突かれたボールは放電しながらものすごいスピードで、まっすぐ、ダークネスの背中に向かった。ダークネスに当たると思われたが…………

 

シュルルルルッ………

 

ガシッ!!

 

ガキンッ!!!

 

ほぼ同時に飛んできた物をダークネスが掴んで、それで防いだ。

 

「あれは!!?」

 

「ルシフェルの仕込みハルバード!!?」

 

了平と獄寺の言うとおり、ダークネスに飛んできた物はルシフェルの仕込みハルバードだった。ダークネスはそれを分裂させて、《闇夜》の炎の刃を出して、γのボールを防いだのだ。

 

「あいつ、勝手に俺のハルバードを使いやがって………」

 

ルシフェルがダークネスに悪態をついた。

 

「《闇夜》の炎で俺に攻撃が当たらないように抑えて………。そして、まだ威力が残っている状態で…………。ハッ!!」

 

そう言うと、ダークネスはボールを弾き飛ばした。飛ばされた先には…………

 

「えっ?」

 

マーモンがいた。

 

「ギャーーーーーーッ!!?」

 

ボールはマーモンに直撃した。

 

「「バイパー!!?」」

 

「マーモン君!!?」

 

「くっ!!すまねぇ…………!!」

 

それを見て、コロネロとラルとバミューダが叫び、γが謝った。

 

「謝っている場合じゃねぇぞ」

 

すると、ダークネスがハルバードを《闇夜》の炎の刃を持つ大鎌にして、γに近づいた。そして………

 

ザシュッ!!!

 

「ガハッ!!?」

 

「γ君!!?」

 

γはダークネスに斬られた。それを見て、白蘭が叫んだ。今の短い間にマーモンとγが戦闘不能になった。

 

「だが、なんであれが飛んできたんだ?あれは確か、あそこに…………なっ!!?」

 

獄寺はハルバードが飛んできた理由がわからず、もともと突き刺さってあった場所のほうへ向いて、驚いた。なぜなら、そこは、先程、コロネロとラルの技によって爆発した場所だからだ。

 

「まさか…………、先程の炎の壁はアルコバレーノ2人の攻撃を逸らすだけではなく、ルシフェルのハルバードを自分のほうへと弾き飛ばすためだったのですか!!?」

 

「なっ!!?俺たちの攻撃を利用したってことか、コラ!!?」

 

「そんなことが………!!?」

 

骸の分析にコロネロとラルが驚いた。

 

「ご名答だ、六道骸。俺は、γのボールを弾き飛ばして、マーモンに当てるためにルシフェルの仕込みハルバードが必要だった」

 

とダークネスが言った。しかし、その言い方だと………

 

「まるで、こうなることがわかっていたような言い方ですね………」

 

そう、バジルの言うとおり最初からそのような結果になることがわかっていたような言い方だった。

 

「…………あいかわらず、一手、二手先を読んでいるな」

 

それをルシフェルが答えた。

 

「一手、二手先を読んでいるって…………」

 

「あいつはこうなることを読んでいたのか!!?」

 

クロームとディーノがそう言った。

 

「あぁ、そうだ。あいつは、相手の心理、癖で次の行動を瞬時に予想したり、誘導して、戦う」

 

それに対して、ルシフェルがそう言った。

 

「ルシフェルの言うとおりだ。今回はマーモンをなるべく早く倒したかった。そいつの《バイパー・ミラージュ・R》は俺も避けたかったからな。だが、そいつは幻術師だから、ショートワープで攻めても、幻術の可能性があった。だから、予想外の攻撃で倒す必要があったというわけだ」

 

とダークネスが言った。そして、皆、ダークネスに改めて畏怖した。しかし、諦めるわけにはいかなかった。

 

「それなら、こうだ!!!」

 

「ぐっ!!?」

 

炎真が《大地》の炎の重力でダークネスを押さえつけた。ダークネスも当然、抗おうとしていた。

 

「くっ!!僕が押さえている今のうちに!!!」

 

「でかしたぞ、古里!!!」

 

獄寺がそう言うと、遠距離攻撃ができる者、全員が一斉に攻撃を放った。

 

「《カオスショット》!!!」

 

「《マキシマムストライクライフル》!!!」

 

「《サバイバルライフル》!!!」

 

「《3倍ロケットボムVer.X》!!!」

 

「《決別の一撃(コルポ・ダッディオ)》!!!」

 

「《白黒龍破》!!!」

 

「《大紅蓮・暴蛇烈覇》!!!

 

リボーン、コロネロ、ラル、獄寺、XANXUS、白蘭、ランチアがそれぞれ技を放った。

 

「クローム、フラン、僕たちもやりますよ」

 

「はい、骸様!!!」

 

「了か~いで~す!!!」

 

「「「《限現幻獣(げんじゅう) 六無夢喰骸鴉(むががいあ)》」」」

 

骸、クローム、フランの3人はフランの6つのヘルリングの力も加えて、《限現幻獣(げんじゅう) 六無夢骸鴉(むがいあ)》の強化版を出した。10人の技がダークネスに向かった。《大地》の炎の重力で動けないダークネス。今度こそ、当たると思われたが……………

 

「………あいにく、俺1人で戦っているわけじゃないんだよ」

 

ダークネスがそう言うと………

 

「グオォォォォォーーーーッ!!!」

 

「グッ!!?」

 

ドレイクがショートワープして、炎真に攻撃した。大した傷ではないが、それにより、《大地》の炎の重力が解けた。

 

シュンッ!!!

 

そして、ダークネスは今度は自分がショートワープして、リボーンたちの攻撃をかわした。しかも、地面に突き刺さったままになっていたガンブレードのところまで移動して…………

 

「《(マーレ・)(ディ・アル)(ベロ・ネ)(ーロ・コル)(ヴィーノ)》」

 

今度こそ、ダークネスはその技を使った。

 

グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!グサッ!!!

 

リボーンたちの足元から、無数の《闇夜》の炎の槍が出てきた。

 

「グッ!!?」

 

「んおっ!!?」

 

「くっ!!?」

 

ほとんどの者はは何とかかわしていったが……………

 

「ガハッ!!?」

 

「うっ!!?」

 

「ッ!!?」

 

ディーノ、コロネロ、ラルが直撃した。

 

「ボス!!!?」

 

「コロネロ師匠!!!?」

 

「ラル殿!!!?」

 

ロマーリオ、了平、バジルが叫んだ。これで残りはリボーン、獄寺、山本、了平、雲雀、骸、クローム、フラン、バジル、ランチア、XANXUS、白蘭、炎真、バミューダの14人になった。最初は23人いたのに、僅かな時間で9人もやられた。

 

「くっ………!!今まで手を抜いていたのは本当みたいだね………」

 

「…………それに、まだあいつが本気を出しているとは思えないぞ」

 

バミューダとリボーンがそう話していると…………

 

「いい加減、諦めたらどうだ?」

 

とダークネスが聞いてきた。

 

「ふざけるな!!!誰が諦めるか!!!」

 

「そうなのな!!!俺たちは諦めないのな!!!」

 

「極限にコロネロ師匠の分までやるのだ!!!」

 

ルシフェル(そこの男)もそうだけど、ふざけているの?咬み殺すよ」

 

「クフフ、僕たちが諦めると本気で思いですか?」

 

「私たちは頑張る!!!」

 

「正直、帰りたいですけど………。地球を滅ぼさせるわけにはいきませんからね~~」

 

「拙者も微力ながら、やります!!!」

 

「貴様は必ず倒す!!!」

 

「ドカスが…………かっ消す!!!」

 

「あまりふざけていると…………殺すよ?」

 

「僕たちの覚悟を嘗めるな!!!」

 

「せっかく、チェッカーフェイスから(トゥリニセッテ)の運営権を奪えたのに、すぐに終わりなんて嫌だからね」

 

「そう言うわけだ、ダークネス。俺たちは誰一人諦める気はないぞ」

 

とリボーンたちが覚悟に満ち溢れた顔でそう言った。

 

「……………あっそ。それなら、もうそんな減らず口を叩けないようにしてやるよ」

 

ダークネスは腑に落ちない顔を一瞬したが、すぐに顔を引き締めて、そう言った。

 

バサッ!!!

 

そして、ダークネスは真っ黒なコートを脱ぎ捨て、ドレイクに向けて言った。

 

「ドレイク、形態変化(カンビオ・フォルマ)

 

『!!!?』

 

「グオォォォォォーーーーッ!!!!」

 

ダークネスがそう言うと、皆は驚いた。そして、ドレイクはダークネスに向かって飛び、黒い光、いや闇となってダークネスと合体した。ダークネスの周りには闇に包まれた。

 

「……………まさか、あれを使うとはな…………」

 

ルシフェルがそれを見て、そう呟いた。

 

「ッ!!?なんて威圧感だ!!!?」

 

「まだ、こんな力を残していたとは………!!!?」

 

リボーンとバミューダがそれを見て、そう言った。他の皆も驚いた顔をして、見ていた。そして、闇が晴れるとそこには…………

 

「この状態の俺に、お前らは傷1つつけることできない」

 

顔を含めた全身を覆う漆黒の鎧。両手には鋭い爪がついていたガントレット、両足には同じように鋭い爪がついていたブーツ、額にはドレイクと同じ鍬形の角、腰からは黒い尾、背中には翼がついていた。全身が漆黒に対して、唯一、両目だけが血のように真っ赤な色だった。そして、側には、自分の体と同じくらいの大きさがある1つのガンブレードがあった。

 

「《(アルマ)(トゥー)(ラ・ド)(ラゴー)(ネ・ネ)(ーロ・)(コルヴ)(ィーノ)》」

 

ダークネスは静かに言った。




ダークネスの形態変化は《ハイスクールD×D》の二天龍の禁手みたいな感じだと思ってください。

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