家庭教師ヒットマンREBORN! ~光と闇の奇跡~ 作:R0
その日から次の日
ガチャッ
ツナたちがいる地下牢に再びダークネスとルシフェルが入ってきた。
「よう。元気か、お前ら?」
とルシフェルが入ってきた。
「次は何?」
とマーモンが返した。
「おっ!マーモン、怪我はどうなったんだ?」
「おかげさまで、バッチリ治ったよ。でもそっちが勝手にやったことで僕は頼んでいないからお金は払わないよ」
ルシフェルとマーモンの間でそんな話をしていた。
「それで何の用だ?」
今度はリボーンが聞いた。
「計画を始めようと思っている」
ダークネスがそう言った。
「!?そんなこと、させる………」
とツナが止めようとしたら、
シュッ
「うっ!?」
ガクッ
ダークネスがハンカチでマスクをしてツナの顔に何かのスプレーを使った。するとツナは急に体が崩れ落ちた。
「沢田さん!?」
ユニがツナに近づこうとしたがその前に
プシューッ
ダークネスが地下牢全体にスプレーを使った。いつの間にか、ルシフェルも口元をハンカチで押さえていた。
「うっ……!?」
「くそっ……!?」
「力が抜け……!?」
全員、次々に崩れ落ちた。
「スロウスの《怠惰の炎》のスプレーだ。純度が低いから意識を奪うことはできないが、相手の抵抗力を奪うことができる」
ダークネスがハンカチで押さえながら説明した。
「これで何もできないな。よし、お前ら!こいつらを連れていけ!」
『はっ!!』
とルシフェルが言うと次々に地下牢にガスマスクをつけた《ロヴィーノ教団》の部下たちが来て、《怠惰の炎》のせいで何もできないツナたちと
「くそっ……!!」
「くっ………!!」
ツナたちはそう呟くことしかできなかった。
「行ったな……」
「ああ……」
「それじゃ、俺たちも行くか。あいつらも待っているだろうしな♪」
とルシフェルは出ていった。
「……………」
ダークネスは黙ったまま、そこにいた。しかし、それもすぐに終わり、地下牢を出た。
部下たちに連れられたツナたち、着いた場所はとても広い広間だった。その中心には7つの台座が円を作るように並び、その内側にも7つの台座が円を作るように並んでいた。一番外側には普通の椅子2つと赤ん坊用の椅子が5つがこれはまた、円を作るように並んでいた。一番中心には台座が1つあった。そこにはツナたち以外にも
「やっと来やがったかあぁぁぁーーーー!!!!」
「うふふ、待っていたわよ♪」
「こちらは待ちくたびれましたよ……」
「まあまあ、エンヴィー。そういうことは言わないでござる」
「もぐもぐっ、ゴクン。いよいよ、始まるんだね」
「………ああ……、………そうだな………」
ルシフェル以外の《
「……ジャバウォック」
「あなたは………」
「あ、豪君じゃん」
マーモン、ユニ、白蘭はそれぞれ対峙した相手を見た。
「………………」
ラルはベルゼブブに向けて、殺気を込めて睨み付けていた。
「あら?ベルゼブブ、彼女、あなたのこと、ものすごく睨み付けているわよ?」
「たぶん、恋人のことを馬鹿にしたからだと思うよ」
「あらあら♪彼女、とても彼想いなのね♪」
リリスとベルゼブブはラルを見てそんな話をしていた。
「よう。全員いるな?」
「…………」
次にルシフェルとダークネスが入ってきた。
「ルシフェル、ダークネス。全員いるでござる」
「………はぁ~……。…………それにしても、……めんどくさい………」
「確かに
「それを今から何とかするって話だろうがあぁぁぁーーーー!!!!」
と豪、スロウス、エンヴィー、ジャバウォックが話していた。
「………いったい、何をする気ですか?」
《怠惰の炎》で動きづらそうにしていた風が聞いた。
「まずは、お前らのその器をおしゃぶりに戻す。バミューダがいなきゃ機能できないっていうのは不便だからな」
『!!?』
ルシフェルの言葉にツナたちは驚いた。
「リボーンたちに呪いをかける気か!?」
「俺たち、また呪いかかるのかよ~!?」
ツナとスカルがそう言った。《ロヴィーノ教団》が生粋の地球人ならチェッカーフェイスのように呪いをかける方法を知っていてもおかしくないとツナたちはそう思った。だが、
「別に呪いをかける必要はない」
『え?』
ダークネスの言葉にツナたちは一瞬何を言われたのかわからなかった。
「呪いをかける必要がないって……」
「そのままの意味だ。おしゃぶりをリングのようなものにする。だから、呪いをかける必要はない」
「おしゃぶりをリングのようなものにするって…どういうこと?」
ツナはよくわからず聞いた。
「……沢田綱吉」
「は、はい!」
「お前が未来で初めてリングに炎を灯したときどんな状態だった?」
「えっ……。それは……」
ダークネスに言われてツナは太猿との戦いを思い出した。
「あっ……。確か、チェーンを通して首にぶら下げていた。……って、なんで知っているの!?」
「つまり、そういうことだ。首にぶら下げてリングに炎が灯ることができるならおしゃぶりにも同じことが言える」
(無視された………)
「しかし、器をおしゃぶりに戻すなど、そんなことができるのか?」
ダークネスの話を聞いていたヴェルデが聞いた。
「そう言えば、昨日は言っていなかったな。俺たちがいた星ではな、戦争に勝つためにな文明は発達しているんだ。その中には死ぬ気の炎の研究もあったんだぜ」
「僕の大蛇丸もそうだよ」
そう言って、ベルゼブブは腰から大蛇丸を出した。
「ひ~~っ!ヘビ~~!?」
ツナはびびった。ラルはベルゼブブを睨んだ。
「それなら、土地を復活させる方法は……」
「それはないわ」
「あそこはいわば、死んだ土地。生き返らせるなんてそんな奇跡はできませんよ」
ユニの言葉をリリスとエンヴィーが否定した。
「そんなことよりも、とっとと始めるぞおぉぉぉーーーー!!!!」
「そうだな。オイッ!こいつらをあそこに運べ!」
『はっ!!』
ルシフェルがそう言うと部下たちがツナと白蘭以外のリボーンたちを運んだ。バミューダを除くリボーンたち元アルコバレーノは椅子に座らされて、拘束機具で拘束され、内側の7つの台座には器をバミューダを中心の台座に座らせた。
「くそっ……」
「くっ………」
「ムッ………」
「皆………」
ツナは心配そうに見た。そして、見ることしかできない自分が悔しかった。
「それじゃあ、始めるぞ」
そう言ってダークネスは外側の7つの台座に空のアルコバレーノのおしゃぶりを置き始めた。そして、最後の1つを置くと……
ボウッ
『っ……!?』
台座に置いたおしゃぶりが燃え上がり始めリボーンたちが苦しみ始めた。
「リボーン!?皆!?」
「ねぇ……。ユニちゃんたちに何したの?」
ツナはリボーンたちを心配し、白蘭はダークネスたちに聞いた。
「おしゃぶりに注ぎ込む炎は二種類、1つはあの器の炎、もう1つは《
「「!?」」
「つまり、あいつらの炎を無理やり奪っている。バミューダに関してはあの器を機能し続けるために炎をいつも以上に使っているな」
ダークネスの言葉にツナと白蘭は止めようと動こうとしたが邪魔をされて、結局できなかった。
そして、しばらくたつと、
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
「ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゼェ」
どうやら終わったらしくリボーンたちは息を荒くしていた。そして、器からは炎が感じられず、おしゃぶりは輝いていた。
「リボーン!皆!大丈夫!?」
「皆、顔色悪いよ」
ツナと白蘭は心配していた。
「大丈夫だ、心配するんじゃねえダメツナ。……って、言いてえところだがかなりの炎を持っていかれた」
「《怠惰の炎》が無くても動くのは難しいでしょう」
とリボーンと風が言った。
「く、くそっ………!!」
バミューダは悔しがっていた。チェッカーフェイスから奪い取ったものを盗られたため当然だ。
「………お前ら、ユニにお前らの炎を分けろ」
「了解」
「わかったわ♪」
「うん」
「わかりました」
「了解でござる」
「オオーーーー!!!!」
「……わかった……」
《
「どういうつもりですか?」
ユニがダークネスに聞いた。
「お前にはまだあとで沢田綱吉と白蘭と共にやってもらいたいことがあるからだ」
ダークネスはそう返した。
「なっ!?ユニにこれ以上何をさせる気だ!!」
「それはあとでわかる。今はその時まで僅かしかないがゆっくり休め」
ダークネスはそう言った。
「それよりも、次のマーレリングだ」
ダークネスはそう言って7つのマーレリングを右手に取り出した。
「っ!どんな手を使ってもマーレリングの封印は絶対にときません!!」
ユニが覚悟を決めた目で言った。マーレリングの封印をとくにはユニの力が必要だ。だから、絶対にさせないと。
「別にお前の力は必要ない」
「えっ?」
ユニはダークネスが言ったことが理解できなかった。
「今、なんて?」
「だから、マーレリングの封印をとくのに、お前の力は必要ないって言ってるんだ。
そう言うとダークネスは右手の中指にはめていたリングから漆黒の炎を出した。
『!!?』
ツナたちは初めて見る炎に驚いた。その炎は色は《夜》の炎に似ていたが《夜》の炎の禍々しさは無かった。形だけで言えば《大空》の炎に似ていた。
「いったい、何なんだ。お前の炎は………」
リボーンはダークネスに聞いた。
「この炎は《闇》の炎。俺の本来の炎だ」
「《闇》の炎?」
「ああ、この炎を使えば……」
そう言うとマーレリングは《闇》の炎に包まれた。
『!!?』
ツナたちは再び驚いた。そして、しばらくたつとマーレリングを包んでいた炎は消えた。すると、
「!?マ、マーレリングの封印がとけている!?」
『なっ!?』
ツナたちは三度目の驚きをした。
「ど、どういうことだ!?」
「それがお前の炎の力か……?」
リボーンがダークネスに聞いた。
「………そうだな………。厳密に言うとこの《闇》の炎の特性は正確には決まっていない」
「決まっていないだと……?」
「ああ、判明しているのは《強化》《融合》そして《無効》だ。ちなみにマーレリングの封印はこの炎で無効にした」
「そんなことが………」
ユニが驚いているのをよそに
「融合………!?もしかして……」
ツナは思い出した。
まずは自分たちとルシフェルの戦いを。
『これは俺が改造に改造を重ねた《仕込みハルバード》だ。こいつには
ラルの話にあったベルゼブブの言葉を
『《暴食の炎》だと?』
『うん。僕の《雲》の炎と《大空》の炎が
それにツナは直感した。
「お前らの言っていた
「あっ、気づいた?そのまさかさ。ダークネスの《闇》の炎を俺の仕込みハルバードに《霧》と《雷》と一緒に組み込むことで炎の固定化ができたってわけ」
「私たちの炎も《大空》とそれぞれの炎を《闇》の炎で融合して生まれたの♪」
ルシフェルとリリスが説明した。
「《夜》の炎に《闇》の炎を使える………。もしかして、あなたが《闇夜》ですか?」
「《闇夜》って君の予知で出てきた『7つの大罪と闇夜』のこと、ユニちゃん?」
「はい。それでどうなんですか?」
ユニがダークネスにそう聞いた。
「まぁ、その通りだ。俺は《闇》と《夜》、この2つの炎を組み合わせて《闇夜》の炎を持つ」
ダークネスはそう言うと《闇》の炎の周りに《夜》の炎の禍々しさが加わった。どうやら、これが《闇夜》の炎らしい。
「それよりも、次の部屋に行くぞ」
「ん?ボンゴレリングはいいのでござるか?」
豪はダークネスに聞いた。
「ああ。ボンゴレリングは
そう言ってダークネスは奥の部屋へと出て行った。《
ツナたちが着いた次の部屋は先程の部屋よりも広かった。そこには7つの台座が円状に並びそれが3つ、三角形のように並んでいた。それぞれの円の中心には磔台があり、三角形の中心に向いていた。
「よし。それじゃ、お前ら、こいつらを運べ」
『はっ!!』
ルシフェルがそう言うと部下たちはツナ、ユニ、白蘭を磔台へと運び磔にした。台座にはツナがいるところに
「次はいったい、何をする気だ……」
ラルがそう言った。
「《ロヴィーノ》を復活させるための鍵を作るんだよ」
それをベルゼブブが答えた。その時のラルは顔を歪めた。
「どうやら、僕、随分彼女に嫌われたみたいだね」
ベルゼブブは肩をすくめて言った。
「《ロヴィーノ》を復活させるための鍵だと!?」
「そんなこと、絶対にさせません!!」
と皆は言っていたが
「炎を奪われたテメーらに何ができるってんだあぁぁぁーーーー!!!!」
「っ……」
ジャバウォックの言う通り、リボーンたちには何もできなかった。そして、儀式は始まった。
ボウッ、ボウッ、ボウッ、ボウッ、ボウッ、ボウッ、ボウッ
全ての
「う、うわあぁぁぁーーーー!!!?」
「き、きゃあぁぁぁーーーー!!!?」
「ぐっ…………………!!!?」
3人が苦しみ出した。先程のリボーンたちの比ではなかった。
「お前ら!?」
「ちょっ、これはヤバイですよ!?」
「確かに、これはまずいね」
「特にユニ君は連続だからね……」
皆、それぞれが心配していたが何もすることができなかった。そして、しばらくたつと、
「「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ」」
「ゼェッ、ゼェッ、ゼェッ、ゼェッ」
「………その剣が鍵なのか?」
リボーンがそう聞いた。
「ああ、そうだ。………だが、まだ力が馴染んでいないから不完全な状態だ。
ダークネスがリボーンの質問に答えた。
「
ヴェルデがそう言うと皆、
「ああ、《ロヴィーノ》を復活させるためには
ダークネスは淡々と言った。皆がショックを受けている中、
「………そいつらは………どうするんだ………?」
スロウスがそう言った。
「確かに彼らはもう用済みですからね」
「いっそのこと、ここで殺すでござるか?別に我輩はそれでも構わないでござる」
とエンヴィーと豪がそう言ったのを聞いたツナたちは構えた。すると、
ドカーーーーン
『!!?』
ツナたちが入ってきた扉が急に爆発してツナたちも《ロヴィーノ教団》も驚いてそちらを見た。すると、そこには
「……ここにいやがったか、ドカス共」
「XANXUS!?」
「ボス!?」
XANXUSがいた。それ以外にも
「10代目、ご無事ですか!?」
「おっ!ツナに小僧、皆いるのな」
「極限によかったぞーーー!!」
「ボス……、よかった」
「クフフ、《
「……………」
「ツナ君、皆!」
「ゔぉおおおおい!!テメーらやっと見つけたぞぉぉぉーーーー!!!!」
「姫!!」
「ラル!無事か、コラ!!」
「沢田殿、皆さん!救援に参りました!」
獄寺、山本、了平、クローム、骸、雲雀、炎真、スクアーロ、γ、コロネロ、バジルがいた。
「お前ら、邪魔だ、コラ!!」
バンッ、バンッ、バンッ
『グハッ!?』
コロネロがツナたちのそばにいた部下たちを狙撃した。
「獄寺君に山本、お兄さん、クローム、骸に雲雀さんまで!?」
「炎真!?」
「隊長!?」
「γも!?」
「バジルに……コロネロ………!?」
「これは大勢と……」
「すごいね、これ♪」
「いったい、何が起きているのだ?」
「彼らはどうして、ここにいるんだい?」
「オメーら……」
ツナたちも驚いていた。
「テメーらーーー!!!!どうやって、ここまで、来やがったんだーーーー!!!!?」
ジャバウォックが獄寺たちに向かって言った。
「へッ!チェッカーフェイスがテメーらの場所を突き止めて、イェーガーたち
獄寺が説明した。
「でも、ここまで来るのに部下たちがかなりいたはずよ?彼ら、私たちの足元にも及ばないけど決して弱くないわ」
リリスが新たな疑問を出した。
「そんなもん、全員ぶっ倒したに決まってんだろうがぁぁぁーーーー!!!!」
「群れていて、ムカついたから咬み殺したよ」
スクアーロと雲雀がそう言った。
「皆………。ありがとう」
ツナは皆に例を言った。
「そんな恐れ多い!!」
「ハハッ!親友として当然なのな!」
「ウムッ。京子たちにも頼まれたからな」
「えっ?京子ちゃんたちも?」
「京子ちゃんとハルちゃん、自分たちが人質にとられたせいでボスが連れ去られたって落ち込んでいた」
「そうだったんだ」
ツナは京子とハルに申し訳なく感じた。
「でも、皆無事でよかった」
「ええ。そうです!」
「姫、ご無事で……」
「ラル、よかったぜ、コラ……」
炎真とバジル、γ、コロネロがそう言った。
「γ……」
「コロネロ……」
ユニとラルはそれぞれγとコロネロを見て言った。
「クフフ、勘違いしないでください。僕はただリリスとルシフェルに借りを返したかっただけです」
「あのメッシュの男は僕の獲物だよ。邪魔するなら君から咬み殺すよ」
骸と雲雀がそんなことを言っていた。
「あいつは俺がかっ消す」
XANXUSはジャバウォックを見て言った。
「オメーら、再戦を望むのはいいが、ちょっとまずいことがある」
リボーンがそう言った。
「まずいことですか?リボーンさん」
「ああ。
『!!?』
リボーンの言葉に獄寺たちは驚いた。
「おい、どういうことだ、コラ!!」
「話せば長くなる。今はあいつらを倒すしかねえ。俺たちは炎を奪われてろくに戦えねえ……」
リボーンがそう言うと
「わかりました!!」
「あいつらを倒せばいいのな?」
「極限にやってやるぞ!!」
「私も……」
「クフフ……」
「フンッ………」
「ツナ君たちは休んでいて」
「ここは俺たちに任せるんだ、コラ!!」
「拙者も助太刀いたします」
「そういうことなら、話が早いぜぇぇぇーーーー!!!!」
「ハッ…………!!」
「姫!!お下がりください!!」
獄寺たちは戦闘体勢に入った。
「お?やるのか?」
「うふふ♪たっぷりと可愛がってあ・げ・る♪」
「ぶっ潰してやるぞぉぉぉーーーー!!!!」
「返り討ちにしてやるでござる」
「僕もやるよ」
「ふーっ。やれやれ………」
「………怠いな………」
《
シュンッ
ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ
『グハッ!!?』
『!!!??』
獄寺たちが何者かに斬られて倒れた。ツナたちも《
「……ったく。くだらないことやってるんじゃねえよ」
ダークネスだった。ダークネスの両手には刃渡り20㎝の刃が付いて銃身の側面には銀のドラゴンが彫られていたまるで2振りの剣にも見える単発式拳銃の形状した漆黒の2丁拳銃、『ガンブレード』だった。
「ダークネス!?」
「………なんだ、ルシフェル?」
「イヤ、いったい何を?」
「別に、部下共が全滅しているんだ。そいつらの回復をさせとかなきゃ、後の計画に支障をきたす。ただ、それだけだ」
ダークネスは淡々と言った。
「皆!!」
「嘘だろ……!?」
「あいつらをたった一瞬で……!?」
「……僕でも見えなかった」
「バミューダでもか!?」
「あれが………」
「《闇》の炎で強化された《夜》の炎の力を持つ《闇夜》の炎の力か………」
ツナたちはそう言った。
「とりあえず、こいつらを追い出すとするか」
ダークネスはそう言って近づくと
「待て」
ツナが立ち上がった。
「何だ?」
ダークネスはツナにそう聞いた。
「俺は皆を傷つけたお前らを許さない!そんなお前らに
そう言って、ツナはXグローブをはめて、死ぬ気丸を飲み込んだ。
ボウッ
額に《大空》の炎を灯して言った。
「お前は俺が倒す!!」
最後、終わりかた微妙だった気がします(汗)。
こんな駄作を読んでいただきありがとうございます。
次回、『《大空》VS《闇夜》』