最近とある絵師さんの影響でサターニャに傾いてきた()
よし、罪歌編はサターニャ回にしようふへへ······
因みに原作との変更点↓↓↓
罪歌編→二月下旬、その後すぐに黄巾族
本作→罪歌編11月下旬、3daystandoffalley12月上旬→ガヴドロ回年明けと少し→デュラララ!!Relay→黄巾族原作通り
これでどうにかなるはず(震え声)
夏休みが明け、約3ヶ月、11月下旬。
「······お前等が時々悪魔だってこと忘れそうになるんだけど······」
「なんでよ!?私ほどの大悪魔なんて早々いないわよ!?」
「······大悪魔が先生の頼みで仕事するか?断った方が余程悪魔的だと思うんだけどな······」
来良学園ではこの時期文化祭、来光祭がある。
当然文化祭実行委員というものがある、今回はその実行委員が休んだからクラスの誰かが代理として行かなければならなくなって······どういう訳かサターニャに白羽の矢が立った。そして二つ返事で引き受けた。引き受けやがった。
それを見たヴィーネはかなり心配し、しかし自分に予定があったために、俺に頼み込んできた。
最初は断ろうかと思ったが、最近有名なケーキ屋のチョコレートケーキを奢ってくれるというのでしょうがなく引き受けた。
そして現在、終わったのでようやく帰宅準備である。
そして自分達の教室に戻ったその時────
「······ん?あれは園原······と那須島?」
那須島隆志。来良学園の教師の1人。
「歩······?どうしたの?」
「いや······」
あの那須島という男は評判が悪い。
確か生徒に手を出したって話を聞いたな······なんだっけ?贄川春奈······だったか?確か10月くらいに転校していったんだよなぁ······。
ふむ······
「サターニャ、ケータイであれ録画しようぜ?」
「······は?何するのよ?」
何するのよって······んなもん
「お前の言う悪魔的行為ってやつ?」
そして────
「あっれー?那須島センセーセクハラっすかぁ?わぉ!いたいけな眼鏡委員長に声まで出させて」
「────っと、サターニャ、ここまででOKだ。」
「え?ここまで?」
「おう、んでちょっと着いてこい。」
「え?あ、うん。」
さて、期末試験の為に頑張るか~
「いよいよ本格的なセクシャルハラスメントってやつっすか?」
「き······紀田!!」
「なるほど、いやー先生も中々凄いですねぇ、生徒をナンパするなんて!!」
「え?マジなの?ないわー······」
「か、叶に胡桃沢!?······じょ、冗談だからな園原!!勘違いして変な噂流さないでくれよ、な?」
狼狽する那須島を見て紀田が言う。
「いやいや、杏里がそんな軽薄な女に見えますか?」
「そ、そうだな······」
その言葉にほっとする那須島、しかし────
「「「寧ろ変な噂は俺(私)が流すんで安心してください(しなさい)!!」」」
「なっ······!!」
俺達3人で那須島を追い詰める。
「お、お前達!そういうくだらないことをしている暇があったら······」
「さっきの映像と音声バッチリレコーディングしてあるんですけど······」
「あ、没収しても無駄ですよ?家にデータ送りましたし。」
「勿論私もよ?さて、どうするのかしら?」
その後────
「イエーイ、期末試験の問題一部ゲット~♪」
「ああ、なんて悪魔的行為······っ!!」
「まさかこんなに上手くいくとは思わなかった!!」
3人揃って物凄くあくどい顔をしていた。
因みに根は優しいサターニャは最初罪悪感を覚えそのまま立ち去ろうとしたが、歩の「これやっとけば大悪魔の第一歩だぜ?」との言葉に釣られた。ちょろい。
「······さて、帰りますか······じゃ、紀田、俺ら帰るわ。サターニャ?期末前にそれ暗記しておけよ?せっかく手に入れたんだから。」
「そうね······それまで別のやっとかないと······」
「お前中間ボロボロだったからな······」
それはもう悲惨なまでに。特に理系科目。
そしてそのまま帰路についた。
夜8時。サターニャは夜ご飯の後のデザートを買いにコンビニまで来ていたのだが、知り合いとエンカウントした。
「······あれ?歩?」
「ん?サターニャか。今日はよく会うねぇ」
その、帰り道────
「にしても、歩は何でコンビニに?」
「ん?ジャン〇SQ.買い忘れちゃってさ~」
雑談をしながら帰っていた。
「······ところで歩?家こっちだっけ?」
「いや、女の子が一人で夜遅くなんて危ないだろ?送るよ?」
「ふぇっ!?い、いいわよ······面倒でしょ?」
「いやいや、送ってくって······ここまで来ちゃったし······なにより義妹に何も言わずに出たから殺されそうなんだよね······」
「アンタの妹怖すぎるわよ!?内緒で出てきたくらいで殺されるの!?」
「殺されかけるが正しいな。俺がたかがその程度で殺されるかよ······」
何かとバイオレンスな家庭にサターニャの背筋が凍る。
「あんた身内に殺されそうになるのね······怖すぎるでしょ······」
「まあ、殺せないことがわかってるあたりじゃれあいのつもりなんだろうな、俺もそれがわかってるから止めないけどね」
────いや、止めなさいよ
と声に出して突っ込みたくなるのをぐっと堪える。
「······っと、お前ん家ここだっけ?」
「あ、ここよ。悪いわね送ってもらっちゃって······」
いつの間にか家に着いていたようだ。
「それじゃ、また明日────どうしたの歩?」
部屋に入ろうとした時、歩が道路のほうをじっと見つめている。
「······あれは······」
歩の見ている方を見ると、一人男がフラフラと歩いているのが見えた。
目は真っ赤になっている。
「?酔っ払いかしら?」
「酔っ払いなのにあんなの持ってるかよ?」
歩の指した手元を見てみる。手に持ってるのは
ナイフ。
男は歩とサターニャ視認するととんでもない早さで襲いかかってきた。
「······っ速っ!?」
人間の速度を超えた一閃。
常人なら絶対に避けることの出来ない速度。しかし!!
その凶刃は、歩の頑丈な身体に止められる。
ガキィッ!!
という人体にナイフが当たったとは思えない音がして
パキィン!!
ナイフが折れた。
「────!!」
相手も今のには驚いたのか、動きが完全に止まる。
「この程度で一々ビビって動き止めてるんじゃねえよマヌケ!!」
歩の鋼鉄以上の身体による、全力の蹴り。
しかし、蹴られるとわかった瞬間、男はその場で跳び、避ける。
そしてそのまま真っ二つに裂けてしまったナイフで切りかかる。
「刺さらねえっつうの、その程度じゃ。」
タダでさえ真っ二つになって耐久力の減っているナイフで歩にダメージを与えるという思考が間違い。そのまま更にナイフが砕ける。
「────っがっ!?馬鹿なぁっ!?なぜ傷つかないのよ!?」
「喋れたのかよお前!?てか女口調!?」
「っち、こうなったらそっちの女を······」
歩に刃が刺さらないと理解した男はサターニャに狙いを定める、が。
「私がなんだって?」
それは、あまりにも遅かった。
「な、······なによそれ······!?」
サターニャが構えていたのは、巨大な鎌。
いつの間にか頭の角まで出ている。
「そっ、その角は!!あなた!!人間じゃないわね!!」
「だから何だってのよ······まあいいわ、よく聞いておきなさい。私の名は胡桃沢=サタニキア=マクドゥエル」
そしてサターニャは容赦なくその鎌を振り下ろす。
ゴツン!!
「大悪魔よ?覚えておきなさい」
「え?そういう使い方するの?」
「峰打ちみたいなもんよ、殺すのはまずいでしょう?」
「······まあ、そうだけど······にしても身体能力は凄かったな······静雄さんよりは遥かに劣るが。」
「蹴りよけられてたもんね?」
「身体能力は大したことないからな俺は······」
人並み以上ではあるけども、静雄さんみたいに強くはない。ただ硬いだけの人間。それが俺だ。
「······いや、ナイフ刺さって傷一つつかないで逆にナイフが砕け散るって本当にどういうことなの?」
「······こんな百均で売ってるようなの使うのが悪いんだよ······ちゃんとした職人が作った包丁とかなら流石の俺も1ミリくらい傷つくぞ?お前のデスサイズなら······んー······下手したら5ミリくらい?」
「頑丈すぎるわよ!?私の鎌は鉄程度なら切り裂けるのに!?」
「鉄以上に硬い俺に何を言っているんだお前は?」
というか、俺に傷をつけられるほどの刃物なんてそうそうないと思うがな。
「悪魔の力を解放したらもっと凄いわよ?多分······」
「自信はないんだな······」
「あなたのせいなのだけどね······まあいいわ、それより、こいつどうするの?」
そう言ってサターニャは襲ってきた男を指さす。
「んー······テキトーに手足縛って捨てるか······警察の目の前でいいだろ。」
「そう、1人で大丈夫?」
「男1人なら持ってけるよ、大丈夫大丈夫。」
「······そう、じゃ、また明日!!おやすみ!!」
「おう、おやすみ~」
サターニャと別れ、そのまま交番の近くに男を捨てる。
「しかし······赤い目、常人離れした身体能力······うーん、妖刀······か?ホントにあったんだな······」
とはいえ、あれじゃあ脅威にはならない。
日本刀と聞いたがナイフだったので少し驚いたが、問題じゃない。寧ろかすり傷を負うリスクが無くなったことを喜ぶべきだろう。
尤も、次に会うことがあるのかどうかは不明だが。
「······にしても、口調的に幼くは無かったなぁ······少しばかり幼刀に期待してたんだけどなぁ······」
甘楽:聞きましたー?今夜とうとう来良学園の生徒が斬り裂き魔にやられたって!
田中太郎:え?マジですか?
セットン:物騒ですねえ
甘楽:マジマジの大マジンですよー!一年生の女子生徒だって!
田中太郎:すいません、ちょっと電話するんでROMります
内緒モード甘楽:安心しなよ、君の彼女じゃないらしい
内緒モード田中太郎:あ······どうも。でも一応心配なんで
セットン:んー、どの辺かわかりますか?
甘楽:えっと、南池袋の都電の雑司ヶ谷から少し離れたとこですけど。あの辺に行けば、まだパトカーとか集まってるからすぐわかると思いますよ?
セットン:そうですか······。あ、すいません。ちょっと落ちますね
甘楽:やっだー!セットンさん、野次馬ですかー?
セットン:いや、そんなんじゃないですよ、とりあえず、またー
────セットンさんが退室されました────
────あるくさんが入室されました────
あるく:切り裂き魔に襲われたけど容赦なく返り討ちにしました(知り合いが)どうもありくです☆昨日日本刀で袈裟斬りしてくるなんて言った誤情報持ってきたヤツって誰だったっけ( ^∀^)
甘楽:え!?大丈夫だったんですか!?て、誤情報?
あるく:目が充血してるのはあってたけど日本刀で袈裟斬りにしてくるとか全然違ってましたよ?普通にナイフでした!!by友人
田中太郎:電話終了して浮上してみたらとんでもないこと言ってる人がいる!?
田中太郎:あ、私もちょっと落ちますね
あるく:(・ω・)ノシ
────田中太郎さんが退室されました────
甘楽:ありゃ、行っちゃいましたね
────駄目天使さんが入室されました────
駄目天使:あるく大丈夫か!?
あるく:大丈夫だ(俺は)問題ない!!
駄目天使:あー······まあお前が大丈夫ならいいや
甘楽:やっぱり駄目天使さんはあるくさんのこと好きなんじゃないですかぁ?
駄目天使:(ヾノ´°ω°)ナイナイ
あるく:そう、俺達は戦友です、ヴァルハラ王国を救うために頑張ってるんですよ
甘楽:の割には距離が近いような······てかさっきの話マジなんですか?
あるく:え?嘘ですよ?
駄目天使:暇を持て余した
あるく:神々の
駄目天使:遊び!!
あるく:遊び!!
甘楽:やっぱりこの2人仲良過ぎですよー!因みにどこか本当の所ってあります?
あるく:日本刀じゃないらしいです。知り合いが目撃したのはマジなんですよ······ナイフだったそうです。
甘楽:へぇ~ただの便乗犯かもですね!
あるく:その可能性は捨てきれませんねー
────罪歌さんが入室されました────
罪歌:かた
甘楽:おや?
あるく:んん?
駄目天使:おおお?
罪歌:今日
罪歌:斬た
甘楽:あーっ、昨日も来てた荒らしの人ですね!ダメですよ!プンプン!
罪歌:斬るた
罪歌:斬るった
罪歌:斬った
あるく:何だ、ただの荒らしか
駄目天使:どこにでもいるんだなこういう奴
甘楽:どうやってここのアドレス探したんですか?
罪歌:愛、足りない、愛
甘楽:なんか、他の池袋関係の掲示板も荒らしてるでしょ、あなた
罪歌:愛、したい、人間
罪歌:斬った、だけど、違った、足りない
甘楽:えいっ!······強制アク禁しちゃいました。テヘッ☆
あるく:わお
甘楽:いやーやっちゃったぜ☆
駄目天使:ナイス甘楽d('∀'*)
内緒モードあるく:んで、まじナイフだったんですが
内緒モード甘楽:やっぱり襲われたのは君だったのね、今度3枚で詳しい事教えてあげるよ
内緒モードあるく:了解~明日行くわ
駄目天使:あるくー、レイドイベントそろそろ始まるぜ
あるく:え?うわ、まじじゃん。んじゃ落ちますねー(・ω・)ノシ
駄目天使:じゃ、私も(・ω・)ノシ
────あるくさんが退室されました────
────駄目天使さんが退室されました────
甘楽:あらら、じゃあ私も落ちちゃおうっと!
────甘楽さんが退室されました────
───現在チャットルームには誰もいません───
────罪歌さんが入室されました────
罪歌:もっと強い
罪歌:強い愛、望む
罪歌:愛したい、強い、人
罪歌:人間、強い、誰、聞く
罪歌:池袋
罪歌:望み、私、母、母
罪歌:母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母母
────罪歌さんが退室されました────
───現在チャットルームには誰もいません───
───現在チャットルームには誰もいません───
早速手を出してボコボコにされてますね()
まあ、最初はこんなものでしょう、静雄さんが原作より深い傷を負いそうですが気にしないでおきましょう。
次回は贄川親父の登場ですね。どうしよう、歩の所に行かせようかなぁ······