デュラリールドロップアウト!?   作:タキオンのモルモット

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やっべえ、遅れたごめんなさい!!

あと活動報告のアンケートは締め切りました。結果?活動報告見ようか←


まあ······なんていうか······予想通りだったよ?

次こそはヒロインアンケートやるぜ!!


エアコン無しじゃ生きていけない

 

 

数日前────

 

────駄目天使さんが入室されました────

 

甘楽:おや?新顔さんですか!?

 

駄目天使:あ、はい。あるくに紹介されてきました。

駄目天使といいます。よろしく。

 

甘楽:そうですか!!ここの管理人の甘楽です!!

よろしくね☆

 

セットン:よろしくー

 

田中太郎:宜しくお願いします

 

────あるくさんが入室されました────

 

あるく:おっ、来ましたか駄目天使。

 

駄目天使:おう、凄いなここ。

ネトゲのチャットより凄いじゃん。

 

甘楽:当たり前ですよぅ!!私が管理してるんですよ!?

 

あるく:え?それ関係あるの?

 

甘楽:私みたいな美少女が管理してるんですよ?

それだけで凄いでしょう?

 

あるく:ないな

 

田中太郎:ないですね

 

セットン:ないわー

 

甘楽:あれぇ?古参に味方がいないぞー?(泣)

だ、駄目天使さんはどうおもいますかー?

 

駄目天使:······ないですね♡

 

甘楽:あァァァんまりだァァアァ!!

 

あるく:美少女ってそんな風に大泣きするんですかw

 

甘楽:え!?しませんか!?

 

セットン:普通しませんよ?

 

駄目天使:普通しないよなぁ

 

田中太郎:しないと思いますよ?

 

あるく:しないと思うなぁ

 

甘楽:味方の霊圧が······消えた────

 

あるく:今日はネタ多めですねwww

 

駄目天使:にしても最近暑いよなぁ

 

甘楽:まあ、もう初夏ですしねぇ。

 

あるく:エアコン付けないと辛いよなー

 

セットン:わかりますわー

わたしの家もここ最近はずっと

ついてますからねー

 

田中太郎:私のところもそうですね

 

駄目天使:なんかつける度に変な音するんだよなー

 

あるく:大丈夫なのか?それ······

 

駄目天使:まあ大丈夫でしょ。

 

あるく:何かあったら相談乗るから連絡しろよ?

 

甘楽:あれー?もしかして駄目天使さんとあるくさん

恋人同士か何かですかー?(・∀・)

相談(意味深)ですかぁ?(*/ω\*)キャー!!

 

駄目天使:友達ですよ。ただの。

 

あるく:友達です。ただの。

 

甘楽:ほんとうですかー?(・∀・)

 

あるく:顔文字ウザいなぁwww

 

甘楽:1番顔文字使用率高い人に言われた!?

 

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「······なるほど、あれはフラグだったか。」

 

そう言いながらガヴリールはエアコンのリモコンのスイッチを連打し続ける。

 

だが、エアコンはうんともすんとも言わない。

 

「··················まじかよ······この暑さでエアコン無しは死ぬぞ······取り敢えずパソコンはシャットダウンしねえとな······しかし業者呼ぶのは確定としてどうするか······」

 

ヴィーネの家に行くのも選択肢としてはあるが遠い。却下だ。同じ理由でラフィエルも。サターニャ?面倒くさいしあいつの家知らない。

 

 

······そうだ、隣を頼ろう。

 

 

 

 

 

 

「······で、俺の家に?」

 

「おう、頼むよ歩。ヴィーネとラフィエルの家は遠いしサターニャの家は知らねえし頼れるのは歩だけなんだよ。」

 

休日の真昼間、チャイムで叩き起されて玄関を開けると目の前にガヴが立っていた。

 

「あー······別に構わないけど······」

 

「······?······あー、そうか。男子だもんな?女子に見られたら困るものとかあるんだろ?」

 

突如、ニヤニヤするガヴ。

 

何言ってるんだこいつは······。

 

「だが、私はそれを隠す暇を与えない!!」

 

ガヴは一瞬の隙をつき、俺の部屋に侵入する。

 

その動きはいつもよりも機敏な動きだった。

 

無駄のない動きでリビングに突撃、扉を開ける────

 

「······うにゅ······?どちら様でしょうか······?」

 

そこには当然、俺の義妹の銀夜がいる訳で······因みにガヴ達には紹介していない。

 

ついでに言うなら、銀夜は寝相がかなり悪い。パジャマははだけて肩が露出している。

 

そして、見た目は──── 一部を除いてロリ。

 

その光景から、ガヴが出す結論は────

 

「············歩、誘拐は犯罪だぞ?ロリコン。」

 

「誰が誘拐犯でロリコンだゴルァ!!」

 

初夏の土曜日の朝に怒号が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄様の義妹の蕪木銀夜と申します。宜しくお願いしますね、ガヴリールさん」

 

「驚いた······歩に妹がいたとは······しかも義妹かよ······これなんてエロゲ?」

 

あの後、銀夜が自己紹介して誤解を解くことに成功した

今はリビングで談笑している最中である。

 

ガヴと銀夜は(同じ半ひきこもり同士)相性がよかったのか普通に談笑している。銀夜が初対面と仲良く出来るなんてなかなか無いことだから少し驚いた。

 

「にしても、私はどこで寝りゃいいんだ?ぶっちゃけ私はリビングでも構わないが······」

 

「銀夜、お前の部屋でいいか?」

 

「え······べ、別に構いませんが······」

 

いや、なぜ言い淀む?男の部屋に泊まらせるのは問題だろ。

 

「そうか······悪いな銀夜、世話になるぞ」

 

「え、ええ。宜しくお願いしますガヴリールさん。でも······本当によろしいのですか?」

 

「ん?何が?」

 

「いえ······私はてっきり······お兄様の恋人なのかと······」

 

「「何でそうなった!?」」

 

本当に何でそうなった!?

 

「え······だって、幾ら遠いからって同性の人の家ではなく男の部屋に泊まりに来るってことは······そういう事なんじゃないかと······」

 

「銀夜、こいつをなめない方がいい、常に楽な方を選ぶからなコイツは。同性も異性も関係ないよ、知り合いだったら誰でも良かったんだろう······」

 

「うん、歩の言う通りだ。この炎天下の中歩くのは辛い!!」

 

「ええ······」

 

まあ、疑う気持ちはわからんでもないけど。

 

「······まあ、それはいいとして······本当に私の部屋ですか?」

 

「大丈夫だろ、あの程度なら······多分。」

 

「ちょっと待て、何があるんだ?一体······」

 

不安そうにガヴリールが聞いてくる。

 

「中見た方が早いと思うぞ?銀夜の部屋は······あそこだ。」

 

ガヴリールは息を飲み、部屋を恐る恐る開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────その部屋には歩の写真が壁一面に飾られていた。

 

「············は?」

 

ガヴリールは思わず、間抜けた声を出す。

 

「相変わらずだなお前の部屋は······」

 

「だって、何かを集中してやりたい時って誰かに見られてた方が早く終わりません?」

 

「え、ちょっと待って?······え?」

 

ガヴリールは相当混乱しているようだ······無理もないだろう。ストーカーかよお前、とつっこみたくなるほどの写真の数。はっきり言おう、ヤバイ。どう考えてもそれ以外の用途で使ってるだろう絶対。というかなんで歩は何も言わねえんだよお前危機にさらされてるぞ。

 

「······因みに歩、お前の部屋は······?」

 

最悪の可能性を考える。兄である歩の部屋も義妹の写真でいっぱいなんじゃないか、と。

 

「俺の部屋······?別に普通だけど······」

 

そう言って歩は反対側の部屋の扉を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

────そこにはアニメキャラクターのポスターが壁一面に飾られていた。

 

デー〇・ア・ラ〇ブの四〇乃、琴〇、〇罪、精霊〇いの〇舞のエ〇トとレス〇ィア、ら〇☆す〇の柊〇が〇、etc..

 

更に、どう考えてもR指定を受けそうな抱き枕まである。

 

「························」

 

開いた口が塞がらないというのはまさにこの事だろう。

 

中の光景を見て、ガヴリールは立ちつくした。

 

ロリ系のアニメキャラクターのグッズが多いことを考えると、こいつマジでロリコンなんじゃねえのか、と言いたくなる。

 

さて、どうするか。ストーカー気味の義妹の部屋か、ロリコン気質を持っているであろう友達の部屋か。

 

三十分ほど悩み、その結果────

 

「────銀夜、よろしく頼むわ」

 

襲われる可能性を考慮して、彼女は義妹を選んだ。

 

────正直、どっちを選んでもアウトな気はするが。今更ヴィーネたちの家に行くのも面倒だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、何故かどっと疲れたガヴリールはネトゲをやることなく寝てしまい、いつもよりも早く寝たからか、いつもよりもかなり早く目が覚めてしまった。起きたのは午前3時。

 

「······トイレ行くか············」

 

その途中、なにかに躓く。

 

「うおっ······」

 

それが、ガヴリールの命を救った。

 

ダァン!!

 

と何かがガヴリールの頭を掠めて突き刺さる。

 

「!?」

 

そこには、刃渡り30センチ程のナイフが突き刺さっていた。

 

「······なっ······!?」

 

「っち······外しましたか······」

 

そこには銀夜が立っていた。

 

「な、何してるんだお前!?危うく死ぬところだったぞ!?てかなんで殺そうとするんだお前は!?」

 

「······え?お兄様を夜這いしようとする雌なんて殺すに決まっているでしょう?」

 

「よよよ、よっよよよ夜這い!?違うわ!!」

 

「······え?違うのですか?」

 

「昼間にそういう関係じゃないって否定したよね!?私はトイレに行こうとしただけだよ!!」

 

そう言うと銀夜は漸く正気を取り戻したのだろう。

 

「あわわわわわわ、だ、大丈夫ですか?ガヴリールさん!!!?」

 

と、殺気を霧散させ、ガヴリールを気遣う。

 

「お前のせいで危なかったよ!!大丈夫だったけど!!」

 

────こいつヤバイ!!頭がおかしい!!

 

そのへんは心の中に留めたものの、あまりの恐怖に腰が抜けて、立てなくなった。

 

そんなガヴリールを見て心配する銀夜を見て────

 

(······早くエアコン換えて家に戻ろう······。)

 

そう、心の中で呟いた後、恐怖から解放されたことに安堵して意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、休み明け。

 

「ういーす」

 

「あ、おはようガヴ、歩······あれ?今日はガヴのことおぶってないのね?」

 

「あ、ああ······偶には自分の足で歩かないとと思ってな······ハハハ······」

 

ガヴリールは暫くの間、自分の足で登校し続けた。

 

 

 

 





因みに歩の部屋の元は私の部屋です←

次回、海だーーーーー!!

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