デュラリールドロップアウト!?   作:タキオンのモルモット

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やってしまった、後悔はしていない。反省はしています。

メインはジョジョの方なので更新ペース遅いけどごめんなさい。


1章:ダラーズ開幕
最硬の男


「いや、俺は何もしてないんです。彼等が勝手に俺を殴って怪我しただけ。」

 

「いや、嘘ではないですよ?なんならクラスメイトとかその辺に聞けばいいじゃないですかこのど低脳が。」

 

「ん?いやど低脳だろお前は。碌に俺以外の人間に話を聞かずに俺が悪いなんて決めつけているんだから。寧ろ脳があると認識されているだけマシだと思え。」

 

「ていうか、そもそも何もしてねえのに殴ってくる方を怒れよ。────え?お前は人間じゃない化け物?」

 

「────いや、認めますよ?自分で化け物とは自覚していますから」

 

 

────4tトラックに轢き潰されても生きてる人間なんざ俺くらいでしょうしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池袋────ここには絶対に敵対しちゃダメなやつというような線引きをされるような人間が何人かいる。

 

特に『喧嘩』というカテゴリには集団以外、カラーギャングとかではなく、個人が強いからという理由で敵対してはいけないと言われているのが三人ほどいる。

 

まず1人目。露西亜寿司という寿司屋で働いているサイモンという男。

 

まあ、この人間は温厚な人物なので特に喧嘩売っても負ける程度で大した問題はないかもしれない。

 

2人目。平和島静雄。自動販売機をぶん投げ、車を持ち上げてぶん投げ、道路標識をへし折り、振り回す。膂力、腕力、瞬発力全てにおいて人間を凌駕している、そんな人物。

 

因みにサイモンはこの平和島静雄を宥めているから「強いんじゃね?」と言われているのだが、真実は分からない。

 

そして3人目────

 

 

 

 

 

 

池袋駅で電車を待つ。

 

目的地は秋葉原。特典を手に入れる為に行かなければならない。って言っても面倒くさい。

 

どうしてやろうかと思っていた時

 

 

突如最前列にいた金髪碧眼の女の子がホームに突き飛ばされた。

 

目の前には丁度、電車が迫ってきている。

 

 

咄嗟に身体が動きその女の子の手を掴む。俺の身体も投げ出されるが些細な問題じゃない。

 

女の子の腕をつかみそのままジャイアントスイングのように思いっきりホームにぶん投げる。

 

女の子が手を伸ばして絶望に染まった顔をしているが、もう遅い。それよりも────

 

 

「そういや、まだ俺は電車に轢かれたこと無かったなぁ······」

 

 

そしてそのまま一人の人間が電車に轢かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全治1週間、打撲と手首の捻挫ですね。」

 

「────まじかよ。」

 

「マジです。大マジです。」

 

後から駆けつけた警察の人間も、助けられた少女も、本人もただただ驚く。

 

「······防犯カメラの映像を見る限り、常人なら即死の筈なんですがね······どんだけタフな身体してるんですか君は······」

 

「······まあ、ほら俺の話くらいなら聞いたことあるでしょ?4tトラックに轢き潰されても生きてるのが俺ですぜ?」

 

「ああ······やはりそうでしたか······名前を聞いた時から何となく想像はついていましたが······」

 

3人目である彼の名は叶歩《かのうありく》。

 

この世で最も硬い鉄のような身体を持つ、池袋で喧嘩をふっかけてはいけない人間である。

 

 

 

 




ああ、なんていうか、やっちまった(白目)
思いつきでやってるんで色々見逃してください()


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