インフィニット・ドリーム~夢を守る少年~   作:津山正太郎

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六話 閑話休題とともにベストフレンド

ーーー霧町社正面玄関 簪側

 

「わぁ、、ここが霧弥のお母さんが勤めてる会社なの?」

 

すごい大きい、それしか感想が出てこないくらいに大きい。もしかしたら

東京Oワーぐらいあるんじゃないかな?

 

「大きいだけだよ、内容はあんまりないさ」

 

「そんなことはないと思う、だって霧弥はここであの力と優しさを

 てにいれたんでしょ?」

 

ーーー霧町社正面玄関

 

「大きいだけだよ」

 

「そんなことはないと思う」

 

こんな大きくなくていい、大きな隠れ蓑があった方が僕らがいろんな事を

やり易いから大きいだけだから

 

「それにしても、簪はよくそんな恥ずかしいことを真顔で言えるね」

 

「、、?そうかな?」

 

そうだよ、声には出さなかったけど僕は笑顔で肯定した

 

「さぁ行こうか」

 

「あっ!ちょっとまってよー!」

 

ーーー霧町社5号館

 

“ウィーン ウィーン ウィーン、、チンッ”

 

「やっとついた、簪ここが僕の用事さ」

 

「え、、なにここ?ISがある」

 

「そうISを研究しているんだよ、しかも既存のどのISとも

 同じではないm」

 

「全く新しい型のISを造っているのだよ!」

 

「、、人の台詞を横から取らないでもらえます?母さん」

 

「この、、人が、、霧弥のお母さん?」

 

絶句するのも無理はない、こんな強烈な人初見だと絶対に引かれるか

間違われるかのどっちかだ

 

「そうよ~あなたが簪ちゃんね~、聞いてた通りいい子そうね~」

 

この人は、、全くのんきなんだから、人の気も知らないで

 

「如月さん、あの、、いつも霧弥にお世話になってます!」

 

「そんな気張らなくていいわよ~、うちの霧弥くんもいつもお世話に

 なってるわ~」

 

「いえいえそんな、、私なんてまだ全然、、」

 

「んんッ!そんなことより今日は簪に伝えたいことと渡したいものがあって

 付き合ってもらったんだ」

 

「なに?どうしたの?」

 

「それは私から言わせてもらうわね、、まず簪ちゃんには霧町社の

 所属になってもらいます、それと新たなISを託したいと思います」

 

「うそ、、でしょ?わたしにISをくれるの?」

 

「えぇ♪仕事を途中で放り出さないといけないような会社に簪ちゃんは

 任せておけません」

 

「さぁ簪、これを見てこれが新しい機体だよ」

 

「これって、、打鉄?」

 

「おしいなぁ~正式名称は『打鉄弐式デルタ』って言うのよ」

 

そう、これが簪に託そうと思った機体僕の機体がファイズをモチーフに

しているのに対しこちらは名前にもある通りデルタがモチーフだ

 

「母さん、正式名称は知らなくて当然だと思うよ」

 

「まあそっか、、はてさて、気を取り直してこれが簪ちゃんの機体よ!

 存分に使ってね!」

 

「いいん、、ですか?私なんかが乗っても」

 

「簪、でも、、とかだって、、とかなんか、、とかもう言わないで

 そうやって言い続けた道はいつか行き止まるから」

 

「うん、私乗るよ!これに乗る!そしてお姉ちゃんを越えるんだ!」

 

「いいわね~青春ね~思う存分やってちょうだい、簪ちゃん強いんだから」

 

「早速乗ってみていいですか?」

 

「ごめんなさいね~まだ最終調整が終わってないのよ~休み明けには

 終わらせるから~待っててね~」

 

「ありがとうございます!待ってます!」

 

「それじゃあ行こうか?」

 

「えぇ~霧弥もういっちゃうの~?」

 

「元々用事はこれだけだったんだ、もう一件行きたいところあるし

 もう行かないとね」

 

「わかったわ~じゃあまたね~」

 

「またね」

 

ーーー霧町社正面玄関

 

終わった、ちょっと顔だしただけなのに何でこんなに疲れてるんだ?

まぁ簪は喜んでくれたみたいだし良かったかな、っと次はあそこかな

 

「ねぇ霧弥、次はどこにいくの?」

 

「僕の親友の家だよ、ココ最近会えてなかったからね」

 

そう、一番の親友である彼のいえだ

 

ーーー五反田食堂

 

「こんにちわー!おじゃましまーす」

 

「お、、おじゃまします、、」

 

「おう!いっぱい食ってきな!」

 

この感じだ、懐かしい中学の頃何度も何度も味わった楽しい空気

今の生活ではあまりない感じだな

 

「おぁあ!霧弥!いつ来てたんだ!いきなりテレビに出てるし

 最近連絡なかったし心配したんだぜ!」

 

「ごめんね弾、いろいろあって忙しかったし大変だったから」

 

「こん、にちわ、、」

 

「ん?んん?おい、霧弥、この子は?どしたんだ?」

 

「向こうの寮で同室の簪、いろいろお世話になってるんだ」

 

「そっか、友達できたんだなよかったじゃねえか」

 

本当に良かった、心細い一人じゃないんだと思うといくらか楽になる

弾と別れた後僕は再び親友を手にいれたと思う

 

「俺は五反田弾だ、よろしくな」

 

「はい、、よろしくお願いします」

 

「そんな固くならなくて良いよ、弾だし」

 

「どうゆうことだコラ?またヤるか?」

 

「おっとそんなつもりはないよ、今日は久々に顔を出しに

 来ただけだから」

 

「そっか、もっとゆっくりしてけばいいのにな」

 

「あの!どうして五反田さんと霧弥は別の道を歩んでるの?」

 

「あーっとそれはな、簪さん?

 同じ志をもって同じ道を歩むものを仲間と言いうんだ

 それで、同じ志をもって違う道を歩むものを親友って言うんだ」

 

「それで、いいんですか?」

 

「ああ、これで良いんだ」

 

 

「じゃあね弾、また今度来るよ」

 

「おう待ってるぜ、いつでもきな」

 

「じゃあ簪、行こうか」

 

「うん、わかった」

 

「「お邪魔しました」」

 

ーーーIS学園 0913号室

 

「どうだった?簪、かなり急なスケジュールだったけど」

 

「ううん、そんなことないよすごい楽しかったし、それに、、

 嬉しかった」

 

僕からしてみればアレを用意するくらい造作もないことだけど

喜んでくれただけでなんだか他のことがどうでもよくなってきたよ

 

ーーーIS学園 ???

 

「結局、ずっと後をつけたけど怪しいところはなかったわね」

 

「そうですね、周囲への警戒や身のこなしどれをとっても

 一流レベルです」

 

いったい彼の目的は何なの?簪ちゃんに害をなすようなら

絶対容赦はしないわよ、、

 

 

 

 

 

 




こんかいもすみません

結構投稿が遅れましたが勘弁を

途中に登場した二人組はもうわかりますよね?

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