MOKOCCHIが行く遊戯王GX   作:交響魔人

28 / 52
強襲!闇の精霊!

 ボーイの一件の翌日。校長室にて。

 

「みなさん集まりましたね。天上院さん、お兄さんの意識が戻られたようで、何よりでした。」

「ありがとうございます。兄さんはきっと戻ってきてくれると信じて居ました。」

「良かったな、明日香。」

 

「天上院吹雪君の事もある。闇のゲームは本当に危険です。わたしも、皆さんをこんな危険な目に遭わせてしまって…。」

「任せて下さい!この万丈目サンダーが蹴散らして見せます!」

「何と頼もしい。そうでした。皆さんに言っておくことがあります。大徳寺先生の行方が分かりません。捜索の手を伸ばしているのですが…」

「大徳寺先生…。」

 

 吹雪さんの証言ではかなり怪しいが、それでも疑いきれない遊城。

 

 

「見かけた方は、私かクロノス教諭まで、連絡をお願いします。

残るセブンスターズも、後1人。何としてでも、この学園を守らなくてはいけません。みなさん、やっていただけますかな?」

「当たり前だぜ!」

「では、くれぐれも気を付けて下さい。解散とします。」

 

 

 

 

 

 ブルー女子寮の自室にて

 

『…大徳寺を探さないのか?』

「探して見つかるような相手なら、倫理委員会が見つけている。

騒がずとも、向こうからやってくる。余計な労力があるなら、学業を優先させて貰う」

『…世界の命運よりも、目先の学業か』

「世界を救った所でテストが無くなるわけでは無い。」

 

 世知辛い事情に、ため息をつくサイコショッカー。

 だが、もこっちとサイコショッカーが知らない所で、事態は大きく動く…

 

 

 

 森の中で

 

「…師範。最後のセブンスターズはこの俺が…」

 

 丸藤亮は最後のセブンスターズを探し、森を探索している。

 待っていれば来る、それには気が付いていたが、敵は後一人。焦りから向かったのだが…

 

 

『…鍵を持つ者、だな?』

「?!」

 

 カイザーがそちらを見ると、真っ黒な自分が立っている。

 

「セブンスターズか!」

『…そうだと言ったら?』

「デュエルだ!」

『……』

 

 互いにディスクを起動する。

 

デュエル!

 

シャドウ・カイザー ライフ4000

手5 場 

カイザー ライフ4000

手5 場 

 

 

『先攻、ドロー。魔法カード、パワーボンドを発動』

「?!」

『手札のサイバー・ドラゴン三体を融合、現れろ、サイバー・エンド・ドラゴン』

 

 黒いサイバー・ドラゴンが融合し、真っ黒いサイバー・エンド・ドラゴンが現れる。

 

「ば、馬鹿な!サイバー・エンド・ドラゴンはサイバー流の一子相伝のカード!何故お前が!」

『サイバー・ジラフを召喚。このカードを生贄に捧げ、このターン私が受ける効果ダメージを0にする。

カードを伏せ、ターンエンド。エンドフェイズにパワーボンドの効果で4000のダメージが発生するが、サイバー・ジラフにより無効になる』

 

 

シャドウ・カイザー ライフ4000

手0 場 サイバー・エンド・ドラゴン 伏せ1

カイザー ライフ4000

手5 場 

 

 

 

「…俺のターン、ドロー!俺はサイバー・ドラゴンを特殊召喚!」

『……』

「そして、プロトサイバードラゴンを召喚!速攻魔法、フォトン・ジェネレーター・ユニット!場のサイバー・ドラゴン二体を生贄に、

現れろ!サイバー・レーザー・ドラゴン!」

 

 

 サイバー・レーザー・ドラゴンが現れ、直後に硬直する。

 再起動し、後ろを振り返り、前を見て、また後ろを振り返り…前を見る。

 

「サイバー・レーザー・ドラゴンの効果発動!砕け散れ、偽りのサイバー・エンド・ドラゴン!破壊光線!フォトン・エクスターミネーション!」

 

 サイバー・レーザー・ドラゴンがレーザーを照射し、サイバー・エンド・ドラゴンを破壊する。だがその直前に

 

『リバースカードオープン、融合解除。融合を解除し、現れろ。サイバー・ドラゴン共』

 

 守備表示のサイバー・ドラゴンが現れ、盾となる。

 全て真っ黒い。

 サイバー・レーザー・ドラゴンがまたもや硬直する。

 

「躱したか、ならばバトル!エヴォリューション・レーザーショット!」

 

 主の命令を受け、再起動したサイバー・レーザー・ドラゴンの攻撃がサイバー・ドラゴンを打ち砕く!

 

「…俺は、カードを伏せてターンエンド」

 

 

シャドウ・カイザー ライフ4000

手0 場 サイバー・ドラゴン サイバー・ドラゴン 

カイザー ライフ4000

手2 場 サイバー・レーザー・ドラゴン 伏せ1

 

 

『…私のターン、ドロー。魔法カード、パワーボンドを発動』

 

 サイバー・レーザー・ドラゴンがまたまた硬直する。

 

「ぐっ、この組み合わせは!」

『現れろ、サイバー・ツイン・ドラゴン』

 

 真っ黒いサイバー・ツイン・ドラゴンがサイバー・レーザー・ドラゴンを見下ろす。

 サイバー・レーザー・ドラゴンは先ほどからピクリとも動かない。

 

『バトル。サイバー・ツイン・ドラゴンでサイバー・レーザー・ドラゴンを攻撃。エヴォリューション・ツイン・バースト』

 

 サイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃が硬直しているサイバー・レーザー・ドラゴンを容赦なく打ち砕く!

 

「ぐううううう?!」ライフ4000から800

『サイバー・ツイン・ドラゴンは二回攻撃が出来る。バトル続行』

「俺は…俺は…永続罠、リビングデッドの呼び声を発動!蘇れ、サイバー・ドラゴン!」

 

 

 負けると分かっていても、それでも最後の最後まで諦めない丸藤亮。

 真っ黒いサイバー・ツイン・ドラゴンに対し、サイバー・ドラゴンは雄たけびを上げる。

 

『攻撃対象をサイバー・ドラゴンに変更、エヴォリューション・ツイン・バースト』

「迎え撃て!エヴォリューション・バーストッ!」

 

 敵わぬと分かっている、無意味な反撃。だがそこには譲れない想いがあった。

 その想いを、力の差は無情に打ち砕く

 

「……済まない、サイバー・ドラゴン」ライフ0

『……』

 

 

 真っ黒いカイザーは、闇に溶けるように消えていく…

 

 

 

 直後、ラーイエロー寮の近辺を探していた三沢は、後ろから物音がしたため、振り返ると

 

「?!なっ、お、俺?!」

 

 真っ黒い自分自身が立ち、こちらを見ている。

 

『…セブンスターズを探しているようだな?』

「まさか、お前が最後のセブンスターズ!」

『だとしたら、どうする?』

「俺がここで倒す!」

 

 

 

デュエル!

 

シャドウ・三沢 ライフ4000

手5 場 

三沢 ライフ4000

手5 場 

 

 

『俺の先攻、ドロー。お前は属性デッキを使っているようだな?』

「ああ」

『良い物を見せてやろう…この手札は少々意外だが。儀式魔法、ドリアードの祈りを発動』

「儀式デッキ?」

『手札のハイ・プリーステスを生贄に捧げ、ドリアードの儀式召喚を執り行う。』

 

 美少女が現れ、静かに座って目を閉じ、祈りを捧げる。

 ややあって、檻が彼女を守るように現れる。光が満ちあふれ、檻も光に包まれていく…

 

 檻が消え、ドリアードがスッと立ち上がる。何処までも優しい表情で、手を組んでいる。

 

『精霊術師ドリアード、降臨』

「エレメンタルマスター…」

『カードを三枚伏せる。ターンエンド』

 

 

シャドウ・三沢 ライフ4000

手0 場 精霊術師ドリアード 伏せ3

三沢 ライフ4000

手5 場 

 

 

「だが、その攻撃力は1200!俺のターン、ドロー!俺はシャイン・エンジェルを召喚!

バトルだ!シャインエンジェルでドリアードを攻撃!」

『罠発動、風林火山』

「?!四つの効果を持つ罠。だが、その発動には地・水・風・炎属性のモンスターが揃って居なければ…?!」

『ドリアードはエレメンタルマスター。彼女は場にいる限り、その属性は光属性だけでなく、「風」「水」「炎」「地」としても扱う。

効果発動。相手の場のモンスターを全て破壊する。』

 

 ドリアードが手を前にかざす。その5本の指に5つの火球が宿る。

 にっこりとほほ笑み、ドリアードはその手を握りつつ腕を後ろに引き、再び腕を前に突き出しつつ手を広げる!

 5つの火球が飛び出し、シャインエンジェルを焼き尽くす!

 

 それを終始笑顔で行って居るため、三沢はドン引きする。

 心なしか、シャドウバージョンの三沢の顔も引き攣っている。

 

「み、見た目に騙された…俺は魔法カード、光の護封剣を発動!カードを伏せ、ターンエンドだ!」

『罠発動、風林火山。今度は相手の魔法・罠カードを全て破壊する!』

 

 ドリアードが両手を合わせ、手を離したのちに地面に触れる。すると地面から土の柱が飛び出し、光の護封剣を、伏せカードを打ち砕く!

 

「?!閃光のバリア・シャイニグフォースまで!」

 

 

 

シャドウ・三沢 ライフ4000

手0 場 精霊術師ドリアード 伏せ1

三沢 ライフ4000

手3 場 

 

 

『俺のターン、ドロー!装備魔法、リチュアルウェポンを装備。これにより、ドリアードの攻守は1500アップする』

「ぐっ、これで攻撃力は2700か」

 

 

 ドリアードの手に扇子が現れる。

 

「…リチュアル…ウェポン?」

『リバースカードオープン、風林火山!選ぶ効果は…俺が二枚ドローする効果だ!』

 

 ドリアードが扇子を開くと、扇子の両端から水が上に吹き上がる。

 宴会芸で使えそうな技だ。

 

「……」

『……』

 

 思わず黙り込む三沢達に、ドリアードがにっこりとほほ笑む。

 無言だが、その背後から現れる見えないオーラが二人を威圧する。

 

「お、お前のターンだ。続けろ」

『お、俺は効果により二枚ドローする!よし、岩石の巨兵を召喚!』

 

 

 攻撃力の合計は4000に達する。

 

『バトルだ、岩石の巨兵でダイレクトアタック』

「ぐううううう?!」ライフ4000から2700

『ドリアードでダイレクトアタック』

 

 

 ドリアードが扇子を一閃すると、巨大な渦巻きが出現し、三沢を飲み込む!

 

「うわぁああああああ!」ライフ0

 

 勝利した事を確認すると、黒い三沢は闇に溶けるように消えていく…

 

 

 

 

オシリスレッド寮前。

 

「ルールルー、おーい、デブ猫~、猫じゃらしだぞ~」

 

 デブ猫居る所大徳寺あり。そう考えてデブ猫を探す万丈目。

 本来ならば寮長の部屋に行けば手がかりがあるかもしれないが、倫理委員会が押収してしまっている。

 故にこんな非効率的なやり方をせざるを得なかった。

 

 

『……探し物、か?』

「?!」

 

 真っ黒い自分自身が居る事に、万丈目は驚くが、こういうオカルト染みた事に慣れてきたため

 即座に反応する。

 

「セブンスターズか?!」

『……お前は猫が好きなのか?』

「嫌いでは無い」

『奇遇だな、俺も猫は嫌いでは無い。さてと。鍵を渡して貰おうか?』

「やはりセブンスターズ!しかし最後のセブンスターズは大徳寺先生では無かったのか…」

 

 

 

 

デュエル!

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手5 場 

万丈目 ライフ4000

手5 場 

 

『俺の先攻、ドロー!魔法カード、デビルズサンクチュアリを発動。現れろ、メタルデビルトークン。

そしてこのトークンを生贄に、モンスターをセットする』

「上級モンスターをセットだと?!」

 

 万丈目は驚く。上級モンスターは攻撃力が高いモンスターが多く、わざわざセットするのは珍しい。

 

『カードを伏せる。ターンエンドだ』

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手3 場 セットモンスター 伏せ1

万丈目 ライフ4000

手5 場 

 

 

「俺のターン、ドロー!俺はアームドドラゴンLv3を召喚!さらに魔法カード、レベルアップ!!を発動!Lv3を墓地に送り

現れろ、アームドドラゴンLv5!」

『ほう…アームドドラゴンデッキか。ククク、良いカードを持っているな?』

「…なるほど、読めたぞ、お前のセットモンスター!カードを3枚伏せる。バトルだ!

行け、アームドドラゴンLv5!セットモンスターを破壊しろ!」

 

 カードを伏せてから攻撃、という不可解なプレイングをする万丈目。

 これは相手のセットモンスターをメタモルポットと読んだ決闘者が取る事が多い物の、

 相手のセットモンスターは上級モンスターのはず。

 アームドドラゴンLv5の攻撃がセットモンスターに襲い掛かる!

 

『お前なら、セットモンスターの正体に気が付くと思って居た。罠発動、邪神の大災害。』

「ちっ!」

 

 

 先ほど伏せたカードが破壊されるが、アームドドラゴンLv5の攻撃がセットモンスターを打ち砕く!

 

『地獄詩人ヘルポエマーが破壊された。さて、今後は攻撃する度に手札が破壊される』

「…バトル終了」

『さぁ、その最後の手札を捨てろ』

「ああ。」

 

 そう言って万丈目はカードを墓地に捨てる。すると万丈目の背後に闇が出現する

 

『…?!』

「この瞬間、闇よりいでし絶望の効果発動!相手のカード効果によって手札かデッキから捨てられた時、墓地から特殊召喚される!」

『…俺のセットモンスターがヘルポエマーとお前が読み、伏せて来るだろうと思って居たが…』

「邪神の大災害は驚いたが、狙いはこっちだ!ターンエンド!エンドフェイズにアームドドラゴンLv5はLv7に進化する!」

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手3 場 

万丈目 ライフ4000

手0 場 アームドドラゴンLv7 闇よりいでし絶望

 

 

『俺のターン、ドロー。ヘルドラゴンを召喚。カードを伏せ、場の攻撃力2000のモンスターと手札を生贄に、現れろ。炎獄魔人ヘル・バーナー』

「?!ヘルバーナーの攻撃力は俺の場のモンスターの数×200アップする…」

『その通り、攻撃力は2800から3200となる。バトルだ、アームドドラゴンLv7を攻撃!』

「ぐうううっ?!」ライフ4000から3600

『ターンエンド』

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手0 場 闇よりいでし絶望

 

 

「俺のターン、ドロー!今のヘルバーナーの攻撃力は3000…闇よりいでし絶望を守備表示に変更して、ターンエンド!」

 

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手1 場 闇よりいでし絶望

 

 

『俺のターン、ドロー。魔法カード、アエトニクスの炎を発動。悪魔族・炎属性モンスター以外のモンスターを全て破壊する。

その後、自分の墓地から悪魔族・炎属性モンスター1体を特殊召喚。』

「なっ?!闇よりいでし絶望が!」

 

 炎に包まれる闇よりいでし絶望。

 

『蘇れ、ヘル・バーナー。最もこのカードを発動したターン、自分はバトルフェイズを行えない。ターンエンドだ』

「ヘル・バーナー…そうか、先ほどのターンに捨てていたのか。」

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー 炎獄魔人ヘル・バーナー 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手1 場 

 

 

「コイツ、強い…俺のターン、ドロー!」

『まだ諦めないか。』

「最後の最後まで諦めない、それが、デュエリストだ!俺はおジャマイエローを守備表示で召喚!」

 

 場に出されたおジャマイエローは万丈目が二人いる事に混乱する。

 

「カードを伏せる。ターンエンド!」

『それで次のターンの攻撃を凌げると思って居るのか?そいつを攻撃表示で召喚し、伏せカードをジャスティブレイクと思わせるぐらいしたらどうだ?』

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー 炎獄魔人ヘル・バーナー 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手0 場 おジャマイエロー 伏せ1

 

 

『俺のターン、ドロー!バトルだ!ヘル・バーナーでおジャマイエローを攻撃!』

「罠発動!おジャマトリオ!お前のモンスターゾーンにおジャマトークンを三体特殊召喚する!

これでヘルバーナー以外のモンスターは4体!よって攻撃力は2000ポイントダウンする!」

『だが、お前の場にモンスターが居る事で攻撃力は200ポイントアップしている。』

「だからどうした!今のヘルバーナーの攻撃力は1000!おジャマイエローは倒せない!」

 

 ヘルバーナーに追い掛け回されるおジャマイエロー。だが逃げ回るおジャマイエローを補足出来ず、疲れ切った様子でフィールドに戻ってくる。

 

『悪あがきを。ターンエンド』

 

シャドウ・万丈目 ライフ4000

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー 炎獄魔人ヘル・バーナー おジャマトークン おジャマトークン おジャマトークン 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手0 場 おジャマイエロー 

 

 

「俺のターン、ドロー!Xヘッドキャノンを召喚!」

『モンスターが増えた事で、ヘルバーナーの攻撃力は1200になる』

「バトルだ!Xヘッドキャノンでヘルバーナーを攻撃!」

『…この俺にダメージを与えるとは、な』ライフ4000から3400

 

 真っ黒い万丈目の身体が一瞬崩れ、渦のような姿になる。

 

「な、何だ…お前は?」

『ふん。モンスターが減った事で、ヘルバーナーの攻撃力は1200から1700になる』

「おジャマイエローは破壊されるが、そうなればそいつの攻撃力は1500になるな。ターンエンドだ」

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ3400

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー おジャマトークン おジャマトークン おジャマトークン 伏せ1

万丈目 ライフ3600

手0 場 おジャマイエロー Xヘッドキャノン 

 

『少々見くびっていたか…俺のターン、ドロー!おジャマトークンを攻撃表示に変更』

「何?」

『装備魔法、ヘルアライアンスを装備。おジャマトークンの攻撃力は2400になる。バトルだ、ヘル・バーナーでおジャマイエローを攻撃』

「おジャマイエロー…」

『そしておジャマトークンでXヘッドキャノンを攻撃』

 

 おジャマトークンがXヘッドキャノンにヒップドロップを喰らわせようとするが、その前にXヘッドキャノンが自爆する。

 どうやらあれに破壊されるのはプライドが許さなかったらしい。おジャマトークンは尻から落ちて痛がっている。

 

「…自爆するなよ」ライフ3600から3000

『ターンエンドだ』

 

シャドウ・万丈目 ライフ3400

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー おジャマトークン おジャマトークン おジャマトークン ヘルアライアンス 伏せ1

万丈目 ライフ3000

手0 場 

 

 

「俺のターン、ドロー?!」

 

 ドローカードを見て固まる万丈目

 

『…チェックメイトだな』

「…カードを伏せ、ターンエンドだ」

 

 

シャドウ・万丈目 ライフ3400

手0 場 炎獄魔人ヘル・バーナー おジャマトークン おジャマトークン おジャマトークン ヘルアライアンス 伏せ1

万丈目 ライフ3000

手0 場 伏せ1

 

 

『俺のターン、ドロー。バトルだ、おジャマトークン、ヘルバーナー、ダイレクトアタック』

「うわぁああああああ!」ライフ0

 

 

 真っ黒い万丈目が闇に溶けるように消える…




ドリアードの技の元ネタが全部わかる人は居ないはず

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。