DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDRAGONBALL D改......。


授業参観にて、ベジータの像を作り上げた一誠。

その後、魔法少女が撮影会をしていると聞き向かうことになる。

そこで待っていたのは......


魅惑の魔法少女!?その名はマジカル★レヴィアたん!

sideナレーション(界王)

 

 

 

 

一誠達がやってくると、廊下の一角には人だかりが出来ていた。

 

その殆んどが、カメラを構え、フラッシュをたきながら何かを撮影している。

 

その何かは何なのかは分からないが、恐らく木場の言っていた魔女っ子だろうと推測できる。

 

 

「うっひゃあー!!すげえ人がいっぞ!」

 

さしもの一誠も、その光景に驚きの声を上げる。

 

しかし驚きつつも、一誠達はその人だかりの中をかき分け進んでいく。

 

 

「わりいわりい!ちっと通してくれ」

 

周りの人間に謝りながら人込みをくぐった先にいたのはアニメでやっている。魔法少女の格好をした可愛らしい少女だった。

 

異なる時間軸では、一誠がとある心は乙女、身体は(おとこ)の魔法漢女にそのアニメのDVDを一気見させられるということがあるのだが、この一誠。その漢女に気を教えてしまい、その時間軸とは別の進化を遂げてしまっているのだ......。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆閑話休題(話を戻して)◇◆◇◆◇

 

 

 

 

カメラ小僧たちを相手に、なぜか魔法少女もノリノリの様子で手にしているステッキをクルクルと回してポーズを決めている。

 

その合間合間にそのミニスカートから、下着がチラチラと顔を覗かせるのだが、一誠は何一つ反応しない。

 

 

(アイツ、強えな...あの格好も力を発揮するためか...?)

 

むしろ別の事に気が付き見当違いな反応していた。

 

 

 

「なっ...」

 

隣のリアスは何か別の事に気が付いたらしく、珍しく狼狽している.

 

そんななか撮影会の中へと割って入ってくる生徒が一人。

 

生徒は魔法少女の前に立つとカメラ小僧たちに向け言い放つ。

 

 

「おーおー、天下の往来で撮影会たぁ、いいご身分だぜ!」

 

その言葉にカメラ小僧たちの手が止まる。しかしその生徒は構わず続ける。

 

 

「ほらほら、散った散った!解散解散!今日は公開授業の日だぜ?こんなところで勝手に騒ぎを作るな!」

 

その言葉を最後に、人だかりは雲の子を散らすように消えていく。

 

残ったのは魔法少女とその生徒。そして一誠たちだけとなった。

 

 

「やるじゃねえか、匙の奴」

 

そういう一誠は素直に感心している。その横で、生徒、匙は魔法少女にも注意するために声を掛ける。

 

 

「あんたもそんな格好しないでくれ。って、誰かの親御さんですか?そうだとしても、場に合う衣装ってものがあるでしょう困りますよ」

 

 

「えー?これが私の正装だもん☆」

 

しかし、匙の言葉に少女はポージングを取り聞く耳を持たない。

 

顔面を引きつらせ、頬を引く突かせる匙は、リアスを見つけると、頭を下げた。

 

 

「これはリアス先輩。今魔王さまと先輩のお父さんを案内していた所なんですよ」

 

そう言って匙が後ろを見ると、そこにはソーナ・シトリーを先頭に、紅髪の男が二人歩いて来ていた。

 

 

 

「何事ですか、サジ。問題は簡潔に解決なさいといつも言って━━━━」

 

 

「ソーナちゃん!見つけた☆」

 

ソーナの言葉を遮るように声をあげる者が一人、あのコスプレ魔法少女であった。

 

魔法少女はソーナを見つけるなり嬉しそうに抱きつきていく。

 

 

「ん?ソーナおめえ、ソイツと知り合いか?つーか、おめえ達そっくりじゃねえか!!」

 

 

「っ...ひ、兵藤くん...?そ、それは...」

 

そこにソーナの後ろを着いてきていたサーゼクスが口を開いた。

 

 

「あぁ、セラフォルーか。キミもここへ来ていたんだな。兵藤くん、彼女達が似ているのはね、二人が姉妹だからなんだ」

 

 

「それとあの方はお兄様と同じく魔王のお一人よ、セラフォルー・レヴィアタンさま。ソーナのお姉様にしてレヴィアタンの名を継ぎし魔王様よ」

 

サーゼクスの説明に補足するようにリアスが更に説明を入れる。

 

そしてそれを聞いていた一誠は......

 

 

「へぇ〜...!!なら、やっぱアイツ強えんか...」

 

戦闘民族ならではの戦闘意欲が高まり無礼にも程があることを言ってのけている。

 

幸い、当の本人は妹のソーナに夢中で気がついていないが......

 

その言葉にリアスは汗を垂らし、宥めるように話す。

 

 

「イッセー?ソレはあの方の前では言ってはダメよ...?敬意を払ってお話してね?」

 

 

「へっ...?あぁ、分かった!!」

 

・・・・・・本当に分かっておるのかお前......

 

 

(でえじょうぶだって界王さま!!ビルスさまの時みてえにすりゃ良いんだろ?)

 

......お主の場合それが一番心配なんだがな...

 

そんな一誠を置いて、リアスはセラフォルーと名乗った魔法少女ならぬ、魔王少女に話しかける。

 

 

「お久しぶりです。セラフォルーさま」

 

 

「あら、リアスちゃん☆おひさ〜☆元気にしてましたか?」

 

なんとも魔王らしくない口調で返すセラフォルー・レヴィアタン

 

リアスも困惑したように返す。

 

 

「は、はい。お陰さまで...。今日はソーナの授業参観に?」

 

 

「うん☆ソーナちゃんったらひどいのよ?今日のこと黙ってたんだから!もう!!お姉ちゃん、ショックで天界に攻め込もうとしちゃったんだから☆」

 

などと冗談めかして言ってはいるが恐らくそれだけの実力があるということなのだろう。

 

そしていよいよ反応に困ったリアスが一誠を生贄に差し出した。

 

 

「イッセー。セラフォルーさまにご挨拶を...」

 

 

「ん?あぁ!!」

 

そうしてセラフォルーの前に出る一誠。そして......

 

 

「オッス!!セラフォルーさま!!オラといっちょ戦わねえか?」

 

・・・・・ごくうぅぅぅぅっ!!お前と言うやつは!!お前と言うやつは!!!!

 

 

「ちょっ...!?イッセーいったい何w「リアスちゃん、大丈夫だよ☆」えっ...?」

 

リアスの言葉を止めると、セラフォルーはニコリと笑みを浮かべて言った。

 

 

「キミが噂の兵士(ポーン)くんだよね?いいよ、その勝負受けてあげるんだから☆」

 

・・・・・・えっ...??




オッス!オラ悟空!!

やったぁ...!!セラフォルーさまと戦えることになったぞ!!

けど、普通にやって勝てる相手じゃねえ、オラも最初っから飛ばしていかねえとな......。

次回!DRAGONBALL D改!

下級VS魔王!!氷の魔王セラフォルーレヴィアタン!!

ぜってえ見てくれよな!

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