実力が付いてきたメンバー達の実力を見るため組み手をする一誠。
そして個々に修行の内容を決めていくのだった。
sideナレーション(界王)
ゲーム当日......。
一誠達は部室にて待機していた。
「うーん...なあ、まだ始まらねえんか?」
「あらあら、もう少しですわよ」
「......ジッとしててください」
「はは、よっぽど楽しみなんだね、イッセーくん」
「クスッイッセーさん嬉しそうです」
「もう少しだから...待っていなさい」
「そっか、早く戦いてえなぁ...」
そんなやり取りをしていると、何処からともなく魔方陣が現れその中からグレイフィアが姿を現した。
「お待たせいたしました。皆様、準備が整いました」
「ホントか!やったぁ!」
グレイフィアは一誠の言葉を聞いて少し微笑むと、再び口を開いた。
「開始時間になりましたら、この魔方陣から戦闘用フィールドへと転送されます」
「せんとうようふぃーるど?」
「ゲーム用に作られる異空間ですわ。
使い捨ての空間ですからどんなに派手なことをしても大丈夫なんですのよ」
「へぇ~」
「......先輩、絶対分かってませんね」
朱乃の説明に曖昧な返しをする一誠にすぐさま小猫から鋭いツッコミが飛んでくる。
グレイフィアは話を戻すように少し咳ばらいをすると、再び話し出す。
「因みに、この戦いは、魔王ルシファー様もご覧になります」
それを聞いて反応をしたのはリアスであった。
「そう、お兄様が...」
「へ?おにいさま...?」
「あぁ、イッセーくんは知らなかったね、部長のお兄さんは魔王様なんだよ」
「い?まおうさま?」
悟空、あれじゃ、ピッコロ大魔王みたいなものじゃ
(あぁ!ああいう奴か!)
「ってことは部長の兄ちゃん悪い奴なんか?」
その一誠の言葉に場の空気が一瞬にして凍り付く。
「兵藤様、どうしてそう思うのですか?」
「だってよ、魔王ってのは世界征服みてえな悪いことする奴だろ?」
「バカ言わないで!お兄様がそんなことをするわけないじゃない!」
それを聞いて声を張り上げたのリアスであった。グレイフィアはその様子を見て止めに入る。
「落ち着いてくださいお嬢様...。兵藤様、魔王ルシファー様はそのようなことは考えたことはございません。日々、冥界を良くしようと日夜頑張っておられます」
「そっか、悪かったな部長」
「いえ、私も冷静じゃなかったわ、ごめんなさい」
そんなやり取りをしていると、魔方陣が一層光を強めて輝きだした。
「そろそろ時間です」
グレイフィアの言葉に全員の表情が引き締まる。
「さあ、みんな、行きましょう」
「「「「「はい!(あぁ!)」」」」」
こうして一誠たちは魔方陣の中へときえていくのだった。
オッス!オラ悟空!
遂にゲームが始まったぞ!
おめえたち!修行の成果をあいつらに見せてやるんだ!
次回!DragonBall D改!
見せつけろ!イッセーと小猫のコンビネーション!
ぜってえ見てくれよな!