DRAGON BALL D改   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのDragonBall D改...。


オカルト研究部のグレモリー眷属を鍛える一誠...。
少しでもライザーと渡り合えるよう、急ピッチで修行難度を上げていく。
その中で生前、亀仙人にもやらされた亀石探しをメンバー達にさせるのであった。


本格開始!悟空とやる体術修行!

sideナレーション(界王)

 

 

特訓開始から三日後......。

 

 

「おーし、おめえたち大分(リキ)ぃ着いたんじゃねえか」

 

そう言われたメンバー達は自信ありげに笑む。

 

だが、一誠はそんなメンバー達を追い込むように言葉を放つ。

 

 

「これならちっとはえ()えけどオラが鍛えてやってもいいかもしんねえな」

 

その一言にメンバー達が凍り付く。

 

 

「い、イッセー...?鍛えるって、あなたが直に相手をするという事?」

 

リアスが恐る恐る尋ねる。

 

 

「あぁ、鍛えんのはこっからが本番だ!ビシバシいくかんな。

強くなれよ!おめえたち!」

 

 

「「「「はい!」」」」

 

そう言われたメンバー達は先程とは打って変わり、引き締まった表情となるのだった。

 

 

 

 

____________________

 

 

 

 

小猫との修行の場合......。

 

 

「......えいっ」

 

 

「ほっ!とっ!」

 

パシパシと器用に小猫の攻撃を片手で防いでいく一誠。

 

そんなやり取りをしばらく続けたところで一誠が跳び上がり小猫との距離を空けた。

 

 

「ここまでだ!おめえの戦い方は大体分かった」

 

それを聞いて攻撃の体勢に入っていた小猫が構えを解く。

 

構えが解かれたのを確認してか、一誠は再度口を開く。

 

 

「小猫、おめえの攻撃は単純すぎんだ、それじゃあ相手にすぐ読まれて止められちまう、今のオラみてえにな」

 

 

「はぁ…はぁ……どうすればいいんですか?」

 

 

「そうだな、ちっとカウンターでも覚えればいいんじゃねえか?それが出来るようになったらオラのとっておきの技を教えてやっぞ」

 

 

「……やってみます」

 

こうして小猫はカウンター等の返し技を覚えることになるのだった。

 

 

 

 

______________

 

 

 

 

木場の場合……。

 

 

「ハァッ!!」

 

 

「…………」

 

高速で動きまわり、木刀を振り抜き、突きだすが、一誠はその場から一歩も動かない。

 

それどころか、指二本だけで木場の攻撃すべてを防ぎ切っているのだ……。

 

 

「はぁっ…はぁっ…攻撃が当たらない…」

 

 

「木場、これは小猫にも言ったけど、おめえ達、一撃一撃に頼りすぎだ、その所為で攻撃が単純すぎて読みやすいんだ」

 

 

「はぁ…そんなに読みやすいですか?」

 

 

「あぁ、だからオラに全部防がれちまうんだ、もっと相手を撹乱しねえと攻撃が相手に通らなくなっちまうぞ」

 

 

「確かに…。それは避けたいところだね…」

 

 

「じゃあおめえも別の攻め方を覚えるんだ、相手ならオラがいくらでもしてやっかんな!」

 

 

「はは…これは気が抜けないね…」

 

こうして一誠と木場の一方的な続きを再開するのだった……。

 

 

 

 

________________

 

 

 

 

朱乃の場合……。

 

 

「雷よ!」

 

詠唱をしながら手に魔力を集め、雷を落としてくる。

 

一誠はそれを余裕の表情で猿のように躱わしていく。

 

 

「ほっよっはっ…!」

 

続々と落とされる雷を余裕綽々と躱わしていく一誠に、朱乃は徐々に焦りを表情を見せ始める。

 

 

「今度はこっちからいくぞ!だりゃりゃりゃ!!」

 

雷が途切れた隙を見逃さず、一誠は朱乃に気弾を連射する。

 

 

「っ!?…くっ!」

 

気弾の雨に気が付き、障壁を貼ろうとするが時すでに遅し……。

 

 

「きゃあぁぁぁっ!!」

 

気弾の雨は朱乃目掛けて降り注ぎ、爆煙が辺りに広がる

 

気弾の雨を喰らった朱乃はその爆煙の塊から落下していく。

 

 

「よっ!へへっオラの勝ちだな」

 

 

「あらあら…負けてしまいましたわね…」

 

 

「朱乃、おめえは気?に頼りすきだ、だからソイツが切れちまった時に相手の攻撃に何も出来なくなっちまう」

 

 

「そうですわね…それじゃあどうすればよろしいのかしら…?」

 

 

「接近戦も出来るようになるんがいいけんど、おめえは気?の消耗を抑えて溜めの時間を短く出来るようになればいいと思うぞ」

 

 

「接近戦と魔力の消耗を抑える戦い方を覚えればいいのですね…やってみますわ…」

 

こうして朱乃は近接格闘と魔力消耗を抑える修業をし始めるのだった。

 

 

 

 

_______________

 

 

 

 

リアスの場合……。

 

 

「喰らいなさい!」

 

 

「ハッ!!」

 

リアスが放った消滅の魔力弾を一誠はいとも簡単に弾き飛ばしてまう。

 

 

「なっ!?」

 

 

「はぁっ!!」

 

一誠の掛け声と共に腕と同等のエネルギー波がリアスに向けて放たれる。

 

 

「くっ…」

 

慌てて障壁を張るリアスだが、障壁を上回る威力のエネルギー波に障壁は容易く破壊されてしまう……。

 

辺りに広がる気の爆煙。

 

少しして、爆煙を突き抜けてリアスが落ちてくる。

 

一誠はそれを受け止めて話す。

 

 

「おっと…良く頑張ったなぁ部長」

 

 

「でも、手も足もでなかったわ…」

 

悔しそうに俯くリアス……。

 

 

「それを今から鍛えてくんじゃねえか、落ち込むことねえさ」

 

それでも尚も落ち込むリアスに一誠は気を取り直して説明をはじめる。

 

 

「じ、じゃあ部長の戦い方だけど、オラから特に言うことはねえ、強いて言うなら今まで通りあのトレーニングを続けてりゃおめえはきっと強くなれる」

 

 

「…っ!それじゃあ意味がないのよ!私は何がなんでもライザーに勝たなくちゃならない。その為には少しでも戦えるように強くならなくちゃならないの!」

 

いきなり激昂するリアスに驚きつつも一誠は生前の経験をいかして話す。

 

 

「部長、確かにアイツには勝たなくちゃいけねえかもしれねえ、けどな、それはおめえ一人でやらなきゃいけねえことなんか?」

 

 

「それは…」

 

 

「オラは一人で戦うのが好きだし、強えやつらと戦えるのも好きだ、けど、とんでもねえ強さのやつらが現れたときはいつも仲間達が力貸してくれたもんだ…。おめえにもいっだろ?朱乃や木場、アーシアに小猫だって、おめえを勝たせたくてこうして強くなろうと必死になってる…おめえがその事をわかってやらなかったらあいつらが可哀想じゃねえか」

 

 

「イッセー…」

 

 

「あいつらと一緒に勝つためにも頑張ろうぜ、オラも全力で手伝うかんな!」

 

 

「えぇ!お陰で楽になったわ、ありがとうイッセー」

 

こうして、メンバー各自は一誠に言われた課題をこなすため各々修業に取りかかりはじめるのだった。

 

そうして一誠はというと、特訓中にこっそりとやってきたグレイフィアとドライグにメンバーが居ない間を塗って激しい修業をしてもらっているのであった……。

 




オッス!オラ悟空!

遂にゲーム当日だ!おめえたち!修業の成果あいつらに見せてやろうぜ!
くぅー!オラ楽しみでワクワクしてきたぞ!

次回!DragonBall D改

ゲーム当日!リアスvsライザー!

ぜってえ見てくれよな!

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