腐り目悪魔のダンタリオン   作:silver time

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1週間遅れての投稿ほんますんまそん。
こうして投稿するのもそろそろ難しくなる頃です(受験もそうだけど今は終局特異点までフルマラソン中な件)。
まあそれでも無計画に突っ走るだけだがな!(まさに阿呆)









囁く天使(こころ)は堕ちて 優しく食むわ、貴方の全てを···



It's my guilty.


Fallen

教会の遣い二人組とオカルト研究部+αは旧校舎前にある芝生の広場へと場所を移していた。

 

結局あの後、最早正面衝突は避けられず、聖剣使いの二人、ゼノヴィアと祐斗が、イリナと一誠がそれぞれ戦うことになったのだ。勿論殺し合いに発展しないようにルールを設けて。

 

 

 

 

 

「霧幻結界・偽層法陣。」

 

ハチマンがそう呟くと同時に、旧校舎一帯を丸ごと包み込むドーム状の結界が張られる。

 

ハチマンが行使する魔術の中でも最高峰の認識阻害と防護の役目を持つ結界だ。

結界は内側にいるものにしか視認する事が出来ず、結界の外からは例え魔王クラスの力を持った人外でも結界があると知覚すら出来ない。

但し、燃費は悪い。

 

「こんなもんでいいか。」

 

「相変わらず出鱈目ね······」

 

「本当なら使いたくないんだがな。それでも神秘の秘匿は優先するべきだ。一般人に見られでもしたら面倒だ。」

 

リアスは空を、この辺りを包み込んだドーム状の結界を見上げながらそう呟いた。

空には紫色をした半透明の壁のようななにかが確かに存在していて、そのドーム状の結界には不可思議な幾何学模様が浮かんでいる。

 

そして何より、

 

 

 

 

「·········朱乃さん、私こんな結界見た事がありません。」

 

「私もですわ小猫ちゃん。というよりも、前より精度が上がっている気が············」

 

コレを成しやがった幼馴染の引き篭もりは

未だに上限というものを知らず、魔術の精度がエレベーターの如くまだまだ上階へと急上昇しているようだ。そのうち天井をぶち抜いて天元突破しそうで恐ろしい事この上ない。

 

「さてと、それじゃあ確認だ。制限時間は5分。戦闘不能、続行が不可能と判断した場合負けとなる。もしもの時は介入してでも止めるから注意するように。」

 

四人全員が頷き、一誠は神器を顕現させた左腕を前へと構え、祐斗は改めて光喰剣を創りだしてそれを構え、イリナは腰に巻いた紐を引っ張り剣へと姿を変えたそれを手にし、ゼノヴィアは破壊の聖剣を包む布をを取り払い構えた。

 

「では、始めようか」

 

そう言うや否や、イリナとゼノヴィアは白いローブを脱ぎ捨て、戦闘服らしい黒いボンテージのような姿が露わになった。

 

(·········というか、あれが教会の戦闘服なのか·····?)

 

それを目にして、教会の人間は実は変態の集まりなのかと一人戦慄する腐り目と、興奮を顕にしている一人のバカがいた。

 

それはさておき。

 

「はい、始め。」

 

そんな気の抜けた合図の直後、両者は激突した。

 

「ふん!」

 

初撃を仕掛けたのは破壊の聖剣を携えたゼノヴィアだった。

おおよそ人間では出しえない速度で踏み込み祐斗の下へと突撃をしかける。破壊の聖剣を大上段から振り下ろし、祐斗は横へと飛ぶことで回避した。

 

バゴンッ!と、めり込むような破壊音をあげて破壊の聖剣が振り下ろされた。さっきまで祐斗が立っていた場所には小型の隕石が落ちて出来たかのようなクレーターが広がっていた。

 

「ッ!·····」

 

「ほう、初撃で決めるつもりだったが、案外素早いな。」

 

殺し合い無しだって言ってんのに何をしてやがりますかとツッコミたいところであるが、今は決闘の最中である。

初撃を避けた後祐斗はすぐさま光喰剣を横一閃に振るった。

ゼノヴィアはこれを焦らずに破壊の聖剣で受け止め、お互い鍔迫り合いに近い状態で拮抗し、互いに睨みつける。

 

「ぐっ······」

 

「どうした、グレモリーの騎士。剣の振りに精細さが見られないが。」

 

「何を······」

 

「下ががら空きだ!」

 

視界の端で蹴りを繰り出そうと足を伸ばしている様を認めると、すぐさま力任せに光喰剣を横薙に弾き、その場から後ろへと飛び退く事で蹴りを回避した。

 

やりづらい、祐斗は率直にそう思った。

あの破壊の聖剣と打ち合う度に感じる違和感。破壊の聖剣が持つ特殊な権能、『破壊』の力が、祐斗の作り出す魔剣にダメージを与えていく。

それを抜きにしても、ゼノヴィアという少女の剣の腕は確かで、なるほどコカビエルを討伐するために送り込まれた聖剣使いであるだけはあった。

 

そしてなにより、祐斗がやりづらいと感じる原因は、あの聖剣の形状だ。

 

聖剣という割には、しなやかで神聖さを醸し出すような白を基調としたデザインではなく、真逆の黒などの暗色などで彩られた無骨な長剣だった。

鍔にある部分はまるでラブリュスと呼ばれる両刃斧の刀身のような形をしており、切っ先は三叉に分かれている。

 

しかし、破壊と銘打つだけあって文字通り対象を破壊する、叩き潰す事に特化しているのだと言うことが嫌という程に理解できた。

 

それに加え、悪魔であるこの身体に少しでも触れてしまえば、例え柄を触ってしまっただけでもかなりのダメージを負うことは確実だ。

 

「呆けている暇などあるのか!」

 

再び、一度の踏み込みで祐斗の三歩半の場所まで踏み込み、左下から切り上げるようにその無骨な聖剣を振るう。

 

「ッ!······このっ!」

 

それをまた手にする光喰剣でいなし、しばしの間剣戟による鉄同士のぶつかり合う音が、二人の闘志を燃え上がらせる。

そこからは硬直が続いた。

右からの振り下ろしを光喰剣で弾き、聖剣が地面にめり込んだ隙を狙うも、ゼノヴィアは頭を狙った蹴りを繰り出してカバー、それを紙一重で避ければすぐさま聖剣による振り上げが祐斗に襲いかかる。

 

魔剣創造(ソードバース)!」

 

祐斗が叫ぶと同時に、足下から無数の魔剣がその切っ先地面から突き出し、ゼノヴィアに殺到した。

 

「甘いな!」

 

それに対し、ゼノヴィアが執った行動は破壊の聖剣を横薙に振るう事で、地面から顔を出した無数の魔剣を全て破壊した。

 

飛び散る魔剣の破片が魔力に還元され、空気に溶けてゆく。

 

が、それだけでは終わらなかった。

 

「打ち直せ!」

 

その一言で、周囲に飛び散り魔力へと還元していく無数の破片と魔力が、すぐさま再集結、再結晶し幾つもの小さな魔剣へと姿を変えた。

 

「なに!?」

 

宙を舞う無数の魔剣がその矛先を聖剣を携えたゼノヴィアへと向けられ、降り注いだ。

 

一瞬驚愕したものの、ゼノヴィアはすぐさま破壊の聖剣で払いつつ後ろへと後退する事で無傷のまま凌いだ。

 

「くっ······」

 

「少し驚かされたな。だがそれだけだ。それに──」

 

──向こうはもう既に決着が付いたようだ。

 

「······」

 

依然ゼノヴィアを見据えたま、一誠が戦っている隣へと目を向けた。

 

そこには日本刀のような外見をした、歴とした聖剣である擬態の聖剣を突き付けるイリナの姿と、尻餅を着いてイリナを見上げている一誠の姿があった。

 

イッセー君でも無理があったか······そう祐斗は結論付けたが、実際のところ惜敗した訳でも全く適わなかっただけでも無く、彼がフェニックスとのレーティングゲームの際に編み出した洋服破壊(ドレスブレイク)とかいう、本職の魔術師超越者候補(ハチマン・ダンタリオン)や型月のキャスター達、既存の魔術師達からしたら巫山戯た、クソ巫山戯てるとしか思えない外装破壊術式(とかかっこよく分類したが要は女性の服だけ破壊するタチの悪い魔術)を発動しようとして、その隙をやられただけだという事に、幸いにも祐斗は気づかなかった。

 

尚その本人は後輩から現在進行形で侮蔑の視線を投げ掛けられているがそれは又別の話············にしなくてもいいか。

 

「······あれさえ、」

 

「······木場?」

 

「あれさえ、破壊出来れば······っ。」

 

ハチマンが祐斗の呟きを聞き取ったど同時に、三度両者は激突した。

聖剣と魔剣が打ち合う度に周囲の地形に僅かにだが変化を齎した。

10合以上斬り結び、ひたすらに魔剣を創っては振るい、破壊されまた作り直す。これを何度も繰り返していく内に、遂に祐斗が押されてゆき、

 

「·····フッ!」

 

ガキィン!と大きな金属音が響き、祐斗の手から光喰剣が弾き飛ばされた。

勝者と敗者が決定した瞬間だった。

 

「決着だな。」

 

「──ぁぁ、」

 

「木場?」

 

「────あああああああああああああああ!!!」

 

 

ふたたび、祐斗は魔剣を創造し獣のような雄叫びを上げながら斬りかかった。

血走った目を、心の底から湧き出る憎悪を

顕にして、仇を討たんといわんばかりに憤怒の形相を浮かべて。

 

それは正に、復讐を成そうとする者の目だった。

 

「祐斗!」

 

下僕の愚行を止めようと、死に向かい行く家族を守ろうと、リアスは自分の騎士の名を叫んだ。

 

それでももう止まらない。

もう既に、お互いの間合いに踏み込み、己の武器を上段に振り上げ、最後の1合に臨んだ。

 

片や己の生きる意味(復讐)を為すために。

 

片や不浄なる悪魔を、敗者を裁くために。

 

お互いの剣がぶつかり合うインパクトの瞬間、

 

「なっ!?」

 

 

「これは!?」

 

 

 

 

二人の剣士は、体に絡みついた黄金の鎖に阻まれ、激突まであと数センチの所で静止した。

 

「はい、終了。」

 

やる気のない腐り目悪魔の一声により殺し合いに発展しかかった決闘は幕を閉じた。祐斗とゼノヴィアの背後に突然現れた金色の魔法陣から飛び出した鎖を、二人を雁字搦めになるまで拘束することによって。

 

両者が力を込めて剣を振るおうとしても、抵抗しようと体を無理矢理に動かして足掻こうとするものの、全くビクともせずに黄金の鎖は二人の剣士を縛り上げる。

やがて無駄だと悟ったのか、両者は無理に力を入れて脱しようとするのを諦めた。

 

「勝者、聖剣使い。以上。」

 

淡々と、どこか機械的に勝者を告げると、二人を拘束していた鎖は金色の粒子と化し虚空へと消えていった。

ゼノヴィアは破壊の聖剣をもう一度布で包み直し、脱ぎ捨てた白いローブを着直した。イリナもいつの間にか白のローブを着直しており、その手に握られていた日本刀のような聖剣も姿を消していた。

聖剣を全く連想させない、腰に巻かれている紐と化して。

 

「済まない。思わず燃え上がってしまったものでな、落とし所がなかなかつかなかった。」

 

「そういうのはいい。それより聞きたいんだが、お前達二人でコカビエルを殺れると思ってるのか?」

 

「·········無理かもしれんな。おそらく向こうには協力者が居るはずだ。私とイリナではエクスカリバーを破壊できたとしても、生還できる可能性は少ない。」

 

「·········こっちとしても、出来ればこの件には関わらざるを得ないんだがな。そっちの要請があったとしても、ここは一応グレモリーの管轄、管理する領域で、それ以前に日本神話群から管理権を移譲されている。もし何か問題があれば俺たち冥界、いや、コカビエルの行動によっては堕天使も、お前ら教会勢力も目をつけられるぞ?」

 

手を出すな、と向こうの上層部は言うが、自分達は日本神話の神々達に管理を任されている(という名の領土の分捕りである)のだ。これは後付け、事後交渉という形だが現地勢力の日本神話群から各土地の管理を請け負う変わりに、神への信仰を増やす手伝いをするという取引とも呼べない契約を交わした。

そもそもが人間の住む土地を勝手に管理しようと画策した大局が見えてない上層部の老害共の自業自得なのだが、これに現地勢力の日本神群が異議を唱え、ハチマンの父ガミル・ダンタリオンの交渉により今の管理体制に至ったのだ。

 

その管理を任されている土地に何かしらの異常があれば、まず間違いなく日本神群からの抗議は避けられなくなる。

 

「······それは不味いな。」

 

「だから、こっちはこっちで動かさせてもらうぞ。」

 

「······了解した。では私達はこれで失礼するよ。イリナ、行くぞ。」

 

「はいはーい。じゃあまたねイッセー君。」

 

一応の納得を得て、彼女等は駒王学園より立ち去った。

 

 

その場には、未だに魔剣を握りしめ俯いている祐斗が、歯をギリキリと軋ませる程に噛み締め立ち尽くしていた。

 

「············何で、止めたんですか。」

 

祐斗は己の復讐を止めたハチマンに、そう問いかけた。何故邪魔をしたのかと、あと少しで、仇をとれたのにと。

対してハチマンはあっけらかんに答えた。

 

「あのまま斬りかかってたら、確実にお前は死んでたぞ。」

 

「何を、言って······」

 

「貸してみろ。」

 

祐斗が何かを言い返す間もなく、ハチマンは祐斗の握りしめていた魔剣を奪い取ると、右手で柄を、左手で剣の切っ先に近い辺りを刃を触らないように持ち、そのままの体制で

 

 

 

「フンッ!!」

 

 

 

右膝を思い切り振り上げた。

 

 

 

バギョンッ!と一際甲高い金属音を響かせて、祐斗の創り出した魔剣は半ばから圧し折れた。

 

「───へ。」

 

全員がその光景に呆気を取られる。

祐斗は特に、自分が創り出した魔剣がいとも簡単に圧し折られたことに思考が追い付かず、間の抜けた声を出すのがやっとだった。

 

「······強化もなにも掛けてない俺の生身で圧し折れたこれで、あの聖剣と打ち合ってたらどうなったと思う?」

 

「──ぁ」

 

「魔剣ごと木っ端微塵に吹き飛んでるぞ。」

 

祐斗の視界には呆れた様子でこちらを見る主の幼馴染。その手にあった、少しづつ魔力に還元されていく魔剣の残骸は、ハチマンが止めなかった場合の祐斗の未来を連想させるかのようだった。

 

「お前の神器、魔剣創造は所持者のイメージを元に魔剣を創り出す神器だ。その所持者自身のイメージがしっかりしていないなら、こうやって脆い形だけの剣が出来上がる。俺の勝手な推測だがな。」

 

唖然としている祐斗や周りの面々を置いて、ハチマンは祐斗の敗因をつらつらと述べてゆく。

集中力が足りていなかった事。魔剣の出来があまりにも稚拙だった事。相手の動きに翻弄されつつあった事等々。

だが今の祐斗にはその言葉も聞こえてはいない。ただただ、自分の不甲斐なさと聖剣に対する憎悪が混ざり合い、彼の感情は最早自分自身で制御することすら困難に陥っていた。

 

「それでも·········あの聖剣を······エクスカリバーを破壊できたかもしれないのに······」

 

「無理だ。魔剣ごと消滅させられるのがオチだ。」

 

「それでも!刺し違えてでも、彼らの仇を!取れたかもしれないのに!」

 

「·········七つもあるのにか?」

 

「っ·········」

 

「仮にお前が刺し違えて破壊できたとしても、破壊できたのはそのうちの一つだ。あと六つもあるエクスカリバーはどうするつもりだよ。一つでも破壊できればそれで満足か?」

 

「·········それ、は·····」

 

「それにな────」

 

そんな事、お前の主が認めるわけないだろ。

 

「っ!」

 

ハッとしたのか、祐斗は真後ろへと振り返った。

 

自分を拾ってくれた王が、世話焼きな女王が、芯の強い僧侶が、後輩の戦車が、親友の兵士が、オカルト研究部の皆が祐斗を見ていた。

 

 

 

「·········すみません。」

 

全員の顔を見て、苦虫を噛み潰したように顔を歪めて、やがてその身に溢れんばかりの憎悪を抱えた騎士は、その視線から逃げるようにその場から立ち去った。

 

 

「祐斗······っ、」

 

声を掛けようとして、リアスは祐斗を止めようとする手を伸ばしかけて、止めた。

 

一瞬だけ見えた彼の横顔、その表情を見てリアスは伸ばしかけた手を止めてしまった。

 

その表情はまるで、自身を苛む罪悪感から逃れるように、酷く苦痛に満ちていた。




私の駄文を読んでくれてサンキューベリーハムニダー!
戦闘描写がグダグダに感じた方、それは気の所為ではありません、私もです。

あとイッセーの戦闘描写だけ省いたのは何故かって?
唯でさえ同時進行な上に剣対拳とか書けるわけないだろいい加減にしろ!(無茶苦茶)

まあ私の技術不足ですはい。
あとこの作品においてのイッセーは本赤の方のイッセーと差別化を図っております。
原作通りの力と原作とは違う力を持ったそれぞれのイッセーは、どのような違いが現れるのでしょうか?

ぶっちゃけとある方の作品の影響で、今原作を借りて読み返してみても昔ほどイッセーという主人公を恰好良く見れなくなってしまった作者の頭の中で生まれた想像が形になってしまった感じです。
ですのでこの作品におけるイッセーは、強大な力を持っているのに、その力をただ自分に備わった特別な力とだけ認識しているか、そうでないかを書き出したいと思ってます。今はまだですが少しずつイッセーアンチとは行かなくとも冷遇の片鱗が見え隠れしそうなので、唯でさえ私の趣味で始めたこの小説が割に合わない方は、今のうちに私の存在を脳内から削除した方が良いと思います。私の作品に着いてこれるか?(無理だろ)

あと日常での報い位はしっかりと受けさせますが構わんな?答えは聞いてない!


まあ長々と書きましたが、カッコイイイッセーは本赤の方が復旧でき次第書きますので、それまではこの作者の妄想が拙い形で具現化したこの作品を嘲笑ってやって下さい。これからもよろしくお願いします。



復讐に堕ちたるは、嘗ての信仰と同志のために。

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