やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。   作:アスハラ

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はい、今回はプライベートです。あっちこっち行ったりあのキャラ達出ます。


迷子

〈朝〉

 

《涼邑屋敷/キッチン》

 

トントン!

 

「良し出来たわ。羅号(ラゴウ)八君起こして来て。」

 

羅号

『バウ。』

 

トコトコ!

 

朝食を作っていた凛は魔戒獣 羅号を呼び寝ている八幡を起こしに頼んだ。

 

 

 

 

 

《涼邑屋敷/八幡の部屋》

 

八幡

「zzZ」

 

ガチャ!

 

羅号

『バウバウ!』

 

八幡

「ンガ?ああ、羅号か・・・・フワァおはよう。」ナデナデ!

 

羅号

『♪』

 

八幡

「じゃあ行くか。」

 

羅号

『バウ!』

 

ガチャ!

 

 

《涼邑邸/居間》

 

ガチャ!

 

「あ、八君おはよう。」

 

八幡

「おはようございます凛さん。」

 

「羅号お疲れさま。」

 

バシッ!

 

羅号

『・・・・。』

 

「・・・・・壊してやろうかこの犬ー!」ジンジン!

 

羅号

『ガルルルルー!(殺れるものならやってみやがれー!)』

 

ボカスカ!

 

“魔戒獣 羅号”は凛が生みの親である筈が懐かず八幡には生みの親の凜以上に懐かれている。八幡が撫でられるのは好きだが凜に撫でられるのは嫌いである。

 

八幡

「いつもの朝だな~」モグモグ

 

『ニャ~』タシタシ

 

八幡

「ん?今日も来たのかカマクラ。」ナデナデ

 

カマクラ

『ゴロゴロ♪』

 

「あら?カマクラちゃん久しぶりね・・・・。」ボロッ!

 

バシッ!

 

「・・・・。」ジンジン!

 

カマクラ

『・・・・。」

 

「三味線にするわよこのバカ猫ー!」

 

カマクラ

『フーーーー!(殺れるものならやって見るニャー!)』

 

ボカスカ!

 

野良猫のカマクラ。八幡が街を歩き回っていた時腹を透かせたカマクラを見付け餌を上げた事で八幡に懐いていた凜と喧嘩になるため屋敷では飼ってない。たまに何処かに行きたまに屋敷に来る猫である。

 

八幡

「はあ~カマクラのご飯用意しとこ。」

 

凜、羅号、カマクラ

『・・・・。』ボロボロ!

 

八幡

「カマクラ餌置いとくからね。」

 

カマクラ

『二、にぁあ~・・・・。』

 

シルヴァ

『八幡何処に行くの?』

 

八幡

「“ゲート”封印しに行く。」

 

「じゃあ私は片付けてゲート封印に行くわね。羅号連れて行きなさい。」

 

八幡

「はい。羅号おいで。」

 

羅号

『バウ!』

 

「いってらっしゃい。」

 

 

 

 

 

《東の番犬所》

 

ケイル

「ベル、ローズ聞いたかしら?」

 

ベル

「聞いてるわ。」

 

ローズ

「あの男が指令とは違うとはいえ魔獣アズダブを討伐した件だな?」

 

ケイル

「そうよあの男はやってくれたが・・・・お前は失敗したようだなホラーに騙され黄金を剥がされた男葉山 隼人。」

 

葉山 隼人

「・・・・。」

 

ベル

「本来なら鎧は剥奪されるがお前を騙したリングが討伐されたので黄金を剥がされただけですんだのに・・・・。」

 

ローズ

「にもかかわらず司令もだしていないのに勝手にホラー討伐しようとしたな?」

 

ケイル

「討伐したならば大目に見てやったが返り討ちにあい情けで見逃されられるとは情けないわね。」

 

葉山 隼人

「で、ですが!」

 

ベル

「黙りなさい言い訳など聞きたくないわ。」

 

葉山 隼人

「クッ・・・・。」

 

ローズ

「お前はあのホラーを討伐する必要はないあの男に任せてある。」

 

コダマ

「・・・・。」ペコ

 

ケイル

「コダマ?どうしたの?」

 

ブワァァァァ!

 

コダマは東の見取り図の映像を表した。

 

ボッ!

 

ベル

「ほう、あの男ゲート封印しているようね。」

 

ローズ

「もう十っ箇所も封印とはなお前より働いているな。」

 

ケイル

「魔戒法師と協力しあってゲート封印を封印しているようね。」

 

葉山 隼人

「クッ・・・・。」

 

 

 

 

《町の裏町/オブジェ前》

 

八幡

「ハァ!」

 

ズバァァァァ!

 

八幡

「フゥ!」

 

シルヴァ

『お疲れ様八幡かなり消費したわね凛と合流してお昼にしましょ?』

 

八幡

「そうだな・・・・にしても此処の管轄の魔戒騎士はちゃんとゲート封印してんのかよ?」

 

シルヴァ

『そうね西の管轄と比べて大いわね。』

 

八幡

「あ~あ~俺一人じゃキツいな彼奴ら此処に来ないかな?」

 

シルヴァ

『あの子達元気にしてるかしらね?』

 

八幡

「さあな・・・・。」

 

 

 

 

《町/広場》

 

八幡

「え~と凛さんは?」

 

ガシッ!

 

八幡

「ん?」

 

幼女

「グスッ!」

 

八幡

「え~とお嬢ちゃんどうした?」

 

幼女

「さ~ちゃんがどっかいっちゃったの。」グスッ!

 

八幡は服を掴まれ掴んだ人を見たら水色髪で小さな女の子が服を掴んでいた。

 

八幡

「迷子か・・・・。」

 

幼女

「うぅ~」

 

八幡

「しょうがないな・・・・。」ガサガサ

 

幼女

「?」

 

八幡

「好きな飴味あるか?」

 

幼女

「リンゴ・・・・。」

 

八幡

「ほらよ。」

 

幼女

「あ、美味しい・・・・。」コロコロ

 

八幡はポケットから飴を取り出しリンゴ味を幼女に上げ少し元気になった。

 

???

「けーちゃーん何処ー。」

 

八幡

「ん?」

 

ケーちゃん

「あ、さ~ちゃんの声だ!さ~ちゃ~ん!」

 

さ~ちゃん

「あ、けーちゃんもう探し・・・・八幡?」

 

八幡

「ん?・・・・川崎 沙希?」

 

シルヴァ

『これは思わぬ再会ね・・・・。』

 




魔戒獣 羅号
『闇を照らすもの』に出た魔戒獣ですが本来なら出ないんですが何か出したいなと思い羅号を出しました。

川崎姉と妹出しました次回もプライベート回です。

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