やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。   作:アスハラ

27 / 36
八幡VSナイト戦です。


銀VS黒

《街/ビルの屋上》

 

ナイト

「俺の名は“ナイト”」

 

八幡

「ナイト・・・・お前まさか」

 

ナイト

「フン、お前は他の魔戒騎士、魔戒法師とは違うようだな会っただけで俺が何なのか分かったようだな」

 

八幡

「ああ、お前・・・・“闇に落ちた魔戒騎士”だな」

 

ナイト

「ククク、その通りだ銀牙騎士ゼロ」

 

「この男零兄の鎧の名前何で知っているの?」

 

八幡

「どうやら高みの見物していたのは俺達だけじゃなかったようだな」

 

ナイト

「ほう、気付いていたか」

 

八幡

「まあな」

 

ナイト

「まあいい・・・・俺と戦え銀牙騎士」

 

八幡

「・・・・いいだろ」

 

「れ、零兄!?」

 

八幡

「お前はそいつのお守りしてろ」

 

「え?」

 

魔戒騎士

「うぅ・・・・」

 

八幡に言われて誰のお守りかと思ったらザルバを持つ魔戒騎士が気を失っていた。

 

「避けられなかったんだ・・・・」

 

ザルバ

『その通りだ』

 

「人の事言えないけど訓練してるの?」

 

ザルバ

『サボっている』

 

「零兄は毎日訓練してるよ(ハ~」

 

ザルバ

『大違いだな』

 

「そだね~」

 

ナイト

「では、殺るとしよう」

 

コツコツ

 

八幡

「ああ・・・・」

 

コツコツ

 

八幡とナイトは○を描きながら歩いた。

 

八幡

「俺はアンタを見た事があるぜ・・・・」

 

コツコツ

 

ナイト

「そうか、俺はない・・・・」

 

コツコツ

 

八幡

「 まあ、無理ないか俺は知り合いの写真からアンタを見た事があるだけだからな」

 

コツコツ

 

ナイト

「ほう、そうなのか・・・・」

 

コツコツ

 

八幡

「ああ、それとお前に聞きたい事がある“アデレード・ハーデン”っていう女を知っているか?」

 

コツコツ

 

ナイト

「アデレード・ハーデン?ああ、知っている」

 

コツコツ

 

八幡

「何?」

 

コツコツ

 

ナイト

「アイツは・・・・」

 

コツコツ

 

ナイト

「俺が・・・・」

 

コツコツ

 

ナイト

「殺した(ニィ」

 

コツコツ

 

八幡

「お前が・・・・アデレードさんを・・・・」

 

コツコツ

 

八幡

「自分を愛した女を殺したのか」

 

コツコツ

 

ナイト

「そうだ。俺は力を得る為に俺の障害になる物はこの手で殺すだけだ」

 

コツコツ

 

八幡

「貴様・・・・(ギン」

 

コツコツ

 

八幡

「アイツが何れ程お前をしたっていたのか分からないのか?」

 

コツコツ

 

ナイト

「フッ、知らんな」

 

フッ!

 

バキィ!

 

ナイト

「ガフッ!」

 

八幡

「・・・・」

 

八幡は、素早くナイトの場所まで移動しナイトを殴ってナイトは仰向きに倒れた。

 

「れ、零兄・・・・」

 

ザルバ

『速い・・・・』

 

八幡

「立て!この程度じゃ終わらんぞ!」

 

ナイト

「少し油断したな」

 

バッ!

 

ザ!

 

ナイトは直ぐに立ち上がり薙刀を持った。

 

ブォン!

 

八幡

「チィ!」

 

ゴドン!

 

ズズン!

 

ザン!

 

ナイトは薙刀を八幡の頭上に降り下ろしたが八幡は魔戒剣でガードしたが地面がめり込むほどに重かった。

 

八幡

「グウゥ!(何て重い・・・・)」

 

「零兄何でよけなかったの?」

 

ザルバ

『お嬢ちゃんアイツは避けなかったんじゃなく避けられなかったんだぜ』

 

「え?どういう事?」

 

ザルバ

『さっきの斬れる音がしたろそこを見て見な』

 

「え?げぇ!?」

 

操はザルバに言われて斬れる音がした場を見たら壁には斬撃があり操は驚いた。

 

「も、もし零兄が防がなかったら・・・・」

 

ザン!

 

『ギャアァァァァ!』

 

「・・・・(ゾクッ」

 

ザルバ

『あの男はそれが分かっていたようだな避けたらお嬢ちゃん死んでたぜ』

 

 

 

 

ナイト

「ほう、防御を選んだか・・・・イヤ、選ばなければ後ろの奴等が死んでいたな」

 

ギチギチ!

 

八幡

「あの魔戒騎士はどうでもいいが義妹がいたんでね・・・・」

 

ギチギチ!

 

ナイト

「そう・・・・」

 

ドガァ!

 

八幡

「ガフッ!」

 

ナイト

「か!」

 

ナイトは、八幡の横腹に蹴りを当てた。

 

ズザァ!

 

八幡

「チィ!(ツゥ」

 

ナイト

「まだまだつづくぞ!」

 

ブォン!

 

八幡

「クッ!」

 

ガキガキガキガキィ!

 

「嘘!?零とスピードが互角なんて!?」

 

ザルバ

『スゲェ斬撃だな・・・・お嬢ちゃん結界貼れるか?』

 

「なめないでよ私これでも“結界師”だよ」

 

ザルバ

『ほう』

 

「零兄!結界貼るよ!」

 

八幡

「分かった!」

 

「ハァ!」

 

カァ!

 

ナイト

「グッ!」

 

 

 

 

《操の結界内》

 

ナイトと八幡は変わった場所にいた。

 

ナイト

「何だココは?」

 

八幡

「此処は“結界師”操の結界内だココだったら思いっきり出来るぞ」

 

ナイト

「ならば遠慮はいらんな」

 

八幡

「ああ・・・・」

 

八幡、ナイト

『行くぞ!!』

 

キュカン!

 

ギュガン!

 

カアァァァァ!

 

ブワァァァァ!

 

ガシァァァァン!

 

銀牙騎士ゼロ

「銀牙騎士ゼロ!」

 

暗黒騎士ボルグ

「暗黒騎士ボルグ!」

 

ナイトは、薙刀状の魔戒剣で正面に円を描くことで召喚されナイトは暗黒騎士ボルグとなった。

 

「な、何て禍々しい鎧なの!?」

 

ザルバ

『顔部分は髑髏みたいだな』

 

ガシュウ!

 

暗黒騎士ボルグは兜を下げた。

 

銀牙騎士ゼロ、暗黒騎士ボルグ

『行くぞ!!』

 

ビュン!

 

カァ!!

 

ズドオォォォォン!!

 

「わぁ!?」

 

ザルバ

『何て風圧だ!お嬢ちゃん俺様達の場所に結界貼れないか?』

 

「任せて!ハァ!」

 

ブワ!

 

操は、二人分の結界を貼った。

 

ガッ!

 

ギギ!

 

銀牙騎士ゼロ

「せーの!!」

 

ドン!

 

ギュルルルル!

 

銀牙騎士ゼロと暗黒騎士ボルグはぶつかり合ったがお互い吹っ飛んだが銀牙騎士ゼロは結界の壁にぶつかる前に体制を立て直し壁を思いっきり蹴り上げ暗黒騎士ボルグまで絶狼剣を構え回転した。

 

銀牙騎士ゼロ

「デリャアァァァァ!」

 

ギュルルルル!

 

暗黒騎士ボルグ

「フン!」

 

ドン!

 

暗黒騎士ボルグ

「ハアァァァァ!」

 

ズドオォォォォ!

 

暗黒騎士ボルグも壁を蹴り上げ突きの構えで銀牙騎士ゼロに突っ込んできた。

 

ギャルルルル!

 

カァ!!

 

ドオォォォォン!

 

ザッ!ザッ!ザザザザ!

 

クル!

 

ズザザザザァ!

 

銀牙騎士ゼロと暗黒騎士ボルグはお互いぶつかり合ったが互角で今度は二人共地面に落ちながら立て直した。

 

暗黒騎士ボルグ

「ハァ!」

 

ブォン!

 

ガキィ!

 

ジュイィィィィ!!

 

暗黒騎士ボルグ

「何!?」

 

銀牙騎士ゼロ

「ハアァァァァ!」

 

ザン!!

 

銀牙騎士ゼロは暗黒騎士ボルグの薙刀を二本で防いだと同時に受け流しながら暗黒騎士ボルグの前まで近付き胸の部分に当たった。

 

「す、すごい・・・・」

 

ザルバ

『あんな魔戒騎士が何でこんな管轄に来たんだよ』

 

ガキガキガキガキィ!

 

「ねぇザルバ二人の剣見える?」

 

ザルバ

『イヤ、ギリギリだ・・・・』

 

ガキガキガキガキィ!

 

銀牙騎士ゼロ

「陰陽撥止!」

 

ガキィ!

 

暗黒騎士ボルグ

「チィ!」

 

スカッ

 

銀牙騎士ゼロ

「牙突!」

 

暗黒騎士ボルグ

「何!?」

 

ズドオォォォォ!

 

暗黒騎士ボルグ

「グウゥ!」

 

銀牙騎士ゼロ

「チィ!外したか」

 

銀牙騎士ゼロは陰陽撥止で剣を飛ばし暗黒騎士ボルグは、飛んで来た剣を避けたが銀牙騎士ゼロは牙突を放ち胸に当てようとしたが左肩に当たった。

 

銀牙騎士ゼロ

「だがこれで・・・・」

 

ズドオォォォォ!

 

銀牙騎士ゼロ

「何だ!?」

 

馬?

『バヒヒィィィィン!』

 

グルン!

 

銀牙騎士ゼロ

「マズイ!?」

 

ズドオォォォォン!

 

銀牙騎士ゼロ

「グアァァァァ!!」

 

バァァァァン!

 

八幡

「ガハァ!?」

 

銀牙騎士ゼロは暗黒騎士ボルグにトドメを刺そうとしたが突然操の結界を破り黒い馬が乱入し馬は後ろ足で銀牙騎士を蹴り上げようとした。銀牙騎士ゼロは剣で防御しようとしたが暗黒騎士ボルグに剣が刺さっていたため両腕で防御したが余りの衝撃で鎧が解除された。

 

「零兄!?」

 

ザルバ

『あれは魔導馬』

 

暗黒騎士ボルグ

「フン、奴か・・・・」

 

バァァァァン!

 

ナイト

「また会おう銀牙騎士ゼロ」

 

バッ!

 

ナイトと魔導馬は八幡達前から姿を消した。

 

「零兄大丈夫!?」

 

八幡

「あ、ああ・・・・あの魔導馬は一体・・・・」

 

 

 

 

???

「フッ」

 

フッ

 

 




牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-と炎の刻印を参考にしました。

操の結界は紅蓮の月星明の結界をイメージしました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。