やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。   作:アスハラ

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アングレイ戦にしようかと思いましたが八幡の過去ベルナンド戦です。


暗黒

〈夕方〉

 

《美術館/館内の裏》

 

ガサゴソ

 

オーナー

「ふう、まだ沢山あるな・・・・」

 

ガタ!

 

オーナー

「?こんな所にこんな箱あったかな?」

 

美術館のオーナーは、裏の絵画の整理をしていたら物音がし、見てみたら購入したか分からない謎の絵画の箱があった。

 

ゴソゴソ!

 

ガサッ!

 

オーナー

「おお!これは美しい!」

 

オーナーは女性の絵が描かれている。その絵を見て囚われてしまった・・・・ホラーに。

 

 

 

 

《東の管轄/通路》

 

八幡

「・・・・今回のホラー、女喰いのアングレイか。苦手な相手だな」

 

シルヴァ

『あら?八幡の苦手なんてトマト以外あったのね』

 

八幡

「おいおい、もう一つ苦手なもんがあるぞ、シルヴァ・・・・」

 

シルヴァ

『え?』

 

八幡

「めぐりの手料理・・・・イダダダ!」ギリギリ!

 

シルヴァ

『一応触れずにいたのに・・・・』

 

八幡

「アイツ、昔以上にパワーアップしやがってるなんて・・・・」ギリギリ!

 

シルヴァ

『まあ、久しぶりにエマに会って良かったわね』

 

八幡

「ああ・・・・彼奴だけは、ベルナンドは俺が殺す。あの時俺が躊躇しなかったら、ルシアーノさんは!」

 

 

 

 

 

〈回想/過去〉

 

ベルナンド

「死ね!八幡!」

 

八幡

「グッ!此処までか・・・・(シズナ・・・・義父さん・・・・ゴメン。仇取れなくて)」

 

ザシュ!

 

???

「グアァァァァ!」

 

八幡

「え?ルシ、アーノさん?」

 

エマ

「ルシアーノォォォォ!」

 

ルシアーノ

「ぶ、無事かい、八幡君?」

 

八幡

「ルシアーノさん・・・・腕が」

 

ルシアーノ

「構わないよ。君を助ける為なら、腕の一本くらい安い物だよ・・・・グゥ!」

 

ベルナンド

「余計な邪魔をしてくれたな・・・・今度こそ、魔戒法師共々死ねぇぇぇぇ!」

 

エマ

「ルシアーノ!坊や!」

 

ギイィィィィン!

 

八幡

「・・・・」

 

ギチギチ!

 

ベルナンド

「ほう、一度諦めたと言うのに、何故再び剣を握る?」

 

八幡

「守りし者だからだ・・・・」

 

ベルナンド

「何?」

 

八幡

「俺は魔戒騎士であり、守りし者だ!」

 

ベルナンド

「人を守って何の価値がある!」

 

八幡

「師匠は良く俺に言っていた・・・・人を信じろ。例え何千何万回この気持ちが裏切られても、信じろって・・・・だから、俺はこの身が朽ち果てるまで人間を信じづづける!」

 

ベルナンド

「ならば・・・・信じづづけると言うお前の陰我・・・・」

 

八幡

「人を信じられなくなった貴様の陰我!」

 

八幡、ベルナンド

『俺が断ち斬る!』

 

ジャキ!

 

ジャキ!

 

キュカン!

 

キュカン!

 

ガシャーン!

 

銀牙騎士ゼロ

「銀牙騎士ゼロ!」

 

暗黒騎士ゼクス

「暗黒騎士ゼクス!」

 

 

 

 

 

〈回想修了〉

 

 

 

《通路》

 

シルヴァ

『あの死闘の後、ベルナンドは逃走して八幡は、生死の境をさ迷いながら何とか回復したわね・・・・』

 

八幡

「ああ、ベルナンドとは何れ会う・・・・その時は」

 

シルヴァ

『斬るのね・・・・』

 

八幡

「ああ、あの時、俺の迷いがあったせいでルシアーノさんの腕を斬られてしまった・・・・だから今度は、俺の手で斬る!」

 

シルヴァ

『・・・・まあ、八幡の覚悟は分かったけど、今はアングレイ討伐よ』

 

八幡

「分かってる」

 

 

 

 

《美術館/館内》

 

八幡

「え~と?」

 

シルヴァ

『八幡、まだ準備中みたいよ』

 

八幡

「イヤ、準備中なら彼処に人がいる筈ないだろ?一応聞いてみるよ」

 

女の子

「・・・・」

 

八幡

「あn・・・・。」

 

女の子

「来ましたわぁぁぁぁ!(ブシャァァァァ!」//////

 

八幡

「ウォ!スゲー量の鼻血だな!?ホ、ホラーかシルヴァ?」

 

シルヴァ

『い、いぇ違うわ。人間よ・・・・多分、後で魔導火で調べなさい・・・・』

 

八幡

「あ、ああ・・・・変わった人間もいるんだな」

 

シルヴァ

『そうね・・・・あら?八幡、あの絵を見て。』

 

八幡

「ん?へ~あの絵は・・・・懐かしいな」

 

シルヴァ

『そうね。修行の旅をしながら立ち寄った所に似ているわね』

 

八幡

「この絵、欲しいな・・・・」

 

シルヴァ

『仕事を終えた後にしましょ?』

 

八幡

「そうだな。まずはこの子の介護だね」

 

 




ルシアーノ・グスマン

炎の刻印にでた魔戒法師でエマの旦那様。八幡は兄のようにしたっていてルシアーノも八幡の事を弟のようにしたっていた。
ベルナンドに腕を斬られ一時期魔戒法師を辞める事になってしまった。現在の斬られた腕は義手で生活している。

ベルナルド・ディオン

炎の刻印にでた魔戒騎士。八幡の友でありライバルだったが人が自然破壊や町の治安の悪さ人を守っても意味がないと分かりベルナンドは暗黒騎士になってしまった。

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