やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。 作:アスハラ
〈朝〉
《涼邑屋敷/八幡の部屋》
八幡
「ん?朝か・・・・チッ、またあの夢を見たな。ホラー食いの魔戒騎士、いずれお前を見つけ出し、俺がお前を必ず倒す。」
ガチャ!
京華
「はーちゃん見ーつけた!」
八幡
「ん?けーちゃん?」
京華
「さーちゃんに皆を起こしてきてって言われて、はーちゃんのお部屋探してたの。」
八幡
「それはお疲れ様、疲れたろ?」
京華
「うん。はーちゃん抱っこして~。(キラキラ」
八幡
「はい・・・・。(コンコン」
ガチャ
八幡は京華を抱っこして部屋を出た。
羅号
『ク~ン。(俺が起こす役なのに~。)』
《涼邑屋敷/居間》
ガチャ!
沙希
「あ、けーちゃん。八幡の部屋に着いたんだ。」
京華
「うん。」
八幡
「よく迷わずに俺の部屋まで来れたな。」
京華
「凄いでしょ。」
八幡
「確かに凄いな・・・・。」
ガチャ!
戸塚
「あ、八幡、川崎さん達おはよう。」
八幡
「おう、おはよう戸塚。」
沙希
「おはよう戸塚。」
京華
「・・・・はーちゃん。この人だぁれ?」
八幡
「この人は戸塚 彩加。俺の友達だ。」
京華
「じゃあ、けーちゃんも挨拶する。初めまして川崎 京華です。けーちゃんって呼んでね。」
戸塚
「うん、よろしくねけーちゃん。」
ガチャ!
操/材木座
『おふぁひょ~。』
八幡
「おう、操と材木座。おはよう。」
京華
「?」
八幡
「この女の人は義理の妹の涼邑 操。こっちは子デブ。」
材木座
「なに嘘教えてるー!」
京華
「ヒッ!(ビクッ!」
ゴゴン!
八幡、沙希
『けーちゃんを怖がさせるな!』
材木座
「は、はい・・・・。(理不尽だ~。)」シュウゥゥゥゥ!
八幡
「けーちゃんに自己紹介しな。」
材木座
「材木座 義輝だ。」
京華
「・・・・子デブ?」
材木座
「子デブではないわー!」
ドゴン!
八幡
「怖がさせるなっての!」
材木座
「は、はい・・・・。」シュウゥゥゥゥ!
八幡
「大志は・・・・帰ったのか?」
沙希
「そうだよ。もう一人の弟の世話しなきゃいけないからね。」
八幡
「成る程な・・・・めぐりは?」
沙希
「料理してるけど?」
八幡、シルヴァ
「『何ー!!/何ですってー!!』」
全員
『!?』
シルヴァ
『は、八幡!今すぐ逃げなさい!』
八幡
「言われなくても!」
めぐり
「あ、八君起きたんだ。」
八幡、シルヴァ
「『!!?』」
八幡
「り~んさ~ん。(ニゴニゴ!」
凜
「・・・・ゴメナサイ。止められなかったの。」
めぐり
「はい、皆。私が腕によりをかけて作った朝食だよ~。召し上がれ。」
ドン!
全員
『!!?』
めぐりが置いた朝食はかなり酷い物体であり、全員言葉が出なかった・・・・。
沙希
「何これ!?」
京華、操
「はーちゃん/八兄何あれ?(涙声」
八幡
「胃が・・・・。(ギリギリ!」
戸塚、材木座
『・・・・・・・・・。』
めぐり
「皆、遠慮しないで食べてね?」
シルヴァ
『ん?八幡・・・・。』
八幡
「ん?どうしたシルb・・・・。」
???
「・・・・。」
八幡
「“メメ”か。」
屋敷に変わった仮面と服装を着ているメメと名乗る子供が八幡達の前に現れた。
京華
「はーちゃん、あの子誰?」
八幡
「俺の知り合いだよ。」
トコトコ
八幡
「シルヴァ。」
キィィ!
メメが八幡に近付くと、八幡はシルヴァをメメの前に近付けた。
シルヴァ
『どうやら、銀牙騎士ゼロ、炎刃騎士ゼン、天弓騎士ガイ、魔戒法師沙希、操は番犬所に来るようにという呼び出しよ。』
八幡
「そうか。分かったよ。」
京華
「あれ?あの子、いない?」
八幡
「まあ、一応今日の予定は決まったが・・・・これどうしよう?」
全員
『・・・・・・・・。』
敵前逃亡は余りしないが料理に関しては全力逃亡しますね。八幡達は・・・・。
身体の外側は鍛えればいいけど中身は無理だね八幡お腹痛めてたし。
メメは牙狼魔戒の花に出た子です。