やはり俺が魔戒騎士なのは間違っている。   作:アスハラ

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すいませんかなり悩んで八幡の過去の話です。名前かぶるので彼女の名前違いますがご了承下さい。


過去

《???邸/庭園》

 

少女

「ふふ、こんなにお花が取れたわ。八幡もそろそろ帰って来るわn・・・・」フラッ

 

ガシッ!

 

少女

「?」

 

八幡

「大丈夫かシズナ?体が丈夫じゃないんだから無理はするな。」

 

シズナ

「八幡、いつ帰って来たの?」

 

八幡

「今さっき帰って来た。義父さんにも挨拶してシズナを探してた。」

 

シズナ

「そうなんだ。八幡、シルヴァ、お帰りなさい。」

 

八幡

「ただいま。シズナ。」

 

シルヴァ

『フフ、ただいま。シズナ。』

 

シズナ

「八幡どうだったの?騎士の訓練所の事聞いたよ。無事で良かった。」

 

八幡

「まあ、あの後また師匠と修行の旅に出てた。」

 

シズナ

「そうなんだ。ねえ、八幡・・・・。」

 

八幡

「何だ?」

 

シズナ

「八幡は何故騎士になるの?人を守る為?」

 

八幡

「・・・・シズナを守る為。」

 

シズナ

「・・・・え?///」

 

八幡

「・・・・///」

 

シルヴァ

『何自分で言って自滅してるんだか・・・・。』

 

八幡

「う、うるひゃい・・・・///」

 

???

「八幡、シズナ、何をやってるんだ?」

 

八幡、シズナ

『!?(ビクッ!』

 

八幡

「と、義父さん!?///」

 

シズナ

「ど、道寺!?///」

 

道寺

「二人共顔が赤いがどうした?(ニヤリ」

 

八幡、シズナ

『・・・・///』

 

シルヴァ

『フフ、趣味が悪いわよ道寺。』

 

シズナ

「道寺、体が悪いのに外に出たらまた・・・・。」

 

道寺

「たまにはよいじゃろ?面白いのも見れたしの。(ニヤニヤ」

 

八幡

「と、義父さん!?///」

 

シズナ

「道寺///」

 

道寺

「ガハハハ!まあ八幡よ、尊士との旅の事を中に入って聞かせてくれないか?」

 

八幡

「いいけど、余りいい話じゃないよ?」

 

道寺

「構わん。先に居間で待っておるぞ?シズナとゆっくり話ながら戻るとよい。」

 

道寺は先に屋敷に戻った。

 

シズナ

「全く道寺は・・・・。」

 

八幡

「・・・・。」

 

シズナ

「どうしたの八幡?」

 

八幡

「いや、帰って来たんだなって、改めて思ったんだ。」

 

シズナ

「そっか。でもまさか訓練所に魔獣ホラーが現れるなんて、思っても見なかったわね。」

 

八幡

「ああ・・・・。」

 

シズナ

「八幡、そんなに自分を責めないで・・・・。」

 

八幡

「シズナ、訓練所の事だけじゃないんだ。」

 

シズナ

「え?どういう事?」

 

八幡

「最近恐い夢を見るんだ。訓練所の時も・・・・あの夢を見たせいで彼奴等が・・・・。」

 

シズナ

「八幡・・・・。」

 

八幡

「ごめん、帰って来て早々。こんな弱気じゃ騎士になれないな。」

 

シズナ

「そんな事ない。八幡、貴方は騎士である前に人間よ。人は誰でも弱いわ。騎士でもね。」

 

八幡

「シズナ・・・・。」

 

 

 

〈夜〉

《道寺の屋敷/八幡の部屋》

 

シルヴァ

『八幡、久しぶりの我が家は良いわね。』

 

八幡

「そうだな。義父さんは俺達をからかっていたけど・・・・。」

 

道寺

『死ぬ前にお前達の子供がみたいの?(ニヤニヤ』

 

八幡、シズナ

『義父さん!?/道寺!?』//////

 

シルヴァ

『道寺は道寺で心配してたんでしょうね。』

 

八幡

「そう、だな・・・・。」

 

シルヴァ

『どうしたの?』

 

八幡

「眠れない・・・・。」

 

シルヴァ

『また“あの夢”見るかもって思っているわね?』

 

八幡

「ああ・・・・。」

 

コンコン

 

八幡

「?」

 

ガチャ

 

シズナ

「八幡。」

 

シルヴァ

『アラ?シズナ、こんな夜中にどうしたの?』

 

シズナ

「八幡、悪い夢を見るって聞いたから、これを作ったのよ。ドリームキャッチャー。」

 

八幡

「ドリームキャッチャー?」

 

シズナ

「うん。これで八幡の悪い夢を吸い取ってくれるの」

 

シルヴァ

『フフ、良かったわね八幡。』

 

八幡

「ありがとう。シズナ。」

 

 

 

 

〈悪夢〉

 

八幡

「はあはあはあ。」

 

???

「!!」

 

ズドォ!

 

八幡は悪夢の中で、剣を構え自分が殺される夢を見ていた。

 

 

 

 

《道寺の屋敷/八幡の部屋》

 

八幡

「ハッ!はあ、はあはあ・・・・夢か・・・・。」

 

シルヴァ

『八幡!屋敷に邪気が出現したわ!』

 

八幡

「何!?」

 

バン!

 

 

 

 

《道寺の屋敷/階段》

 

八幡

「ハッ!義父さん!?」

 

道寺

「・・・・。」

 

八幡

「死んでる・・・・。」

 

シズナ

「キャー!!八幡ー!!!」

 

八幡

「シズナ!」

 

 

 

 

 

《道寺の屋敷/シズナの部屋》

 

バン!

 

シズナ

「・・・・(ブルブル」

 

八幡

「シズナ!!!」

 

???

「・・・・。」

 

ガシャ!

 

八幡

「ヤメロー!!」

 

ドス!

 

シズナ

「アッ・・・・」

 

ドサッ!

 

八幡

「シズナ!」

 

フッ!

 

シズナ

「・・・・」

 

八幡

「シズナ!シズナ!!」

 

シズナ

「・・・・」

 

八幡

「シズナァァァァ!!!!!」

 

 

 

 

〈朝〉

《道寺の屋敷/外墓前》

 

八幡

「・・・・。」

 

シルヴァ

『八幡、あれは“ホラー食いの魔戒騎士”よ・・・・。』

 

八幡

「ホラー食いの魔戒騎士・・・・だと?」

 

シルヴァ

『奴のあの構え、そしてあの太刀筋は黄金騎士牙狼に酷似していたわ。』

 

八幡

「そうか・・・・。」

 

シルヴァ

『これからどうするの?』

 

八幡

「強くなる。奴よりもっと、ホラー食いの魔戒騎士より強くなって、二人の仇を取る!!」

 

シルヴァ

『八幡・・・・。』

 

八幡

「シルヴァ。悪いがその名は捨てる。俺の新しい名は・・・・涼邑 零。」

 

 


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