鴉か夜叉か   作:鮭愊毘

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浅くて多いか深くて少ないか どちらがいいかは本人次第

万事屋に夜兎族の少女・神楽が加入してから数日後

 

「おかわりヨロシ?」

 

「てめぇ・・・それ何杯目だと思ってんだい?ここは酒と健全なエロを嗜む店だよ!おい銀時!何だいこの娘!!もう五合も食ってるぞ!!」

 

「ああ・・・」

 

「まだまだこれからですね・・・」

 

銀時と新八が落ち込んだ表情でこう言う

 

 

 

~翌日~

 

 

「俺の買いだめしておいたチョコが一晩で姿を消した。食ったやつは正直に手ェ挙げろ。今なら四分の五殺しで勘弁してやる」

 

「四分の五ってそれ死んでるじゃないですか・・・ってか、あんたホント糖尿になりますよ?」

 

 

「またも狙われた大使館・・・連続爆破事件・・・世の中は物騒アルなー。怖いよパピー、マミー」

 

そんな中、神楽は鼻血を垂らしながら新聞を読んでいた

 

「怖いのはテメェだよ!俺のチョコ全部食いやがって」

 

「チョコ食って鼻血って科学では証明できないらしいアルよ」

 

 

「とぼけんなぁ!!鼻血から糖分の匂いがプンプンプ~ン!!」

 

 

そう言って銀時が鼻の穴を広げていると

 

下から大きな物音が響いた。どうやらそれは事故のようで、万事屋(-銀平)は事故の原因とモ言える人物から荷物を貰い、それを大使館に届けに行った。そこで彼らは銀時のかつての戦友、ヅラ小太郎と出会う

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヅラじゃない桂だ」

 

「誰に言ってんの?それ」

 

その後、荷物のせいでテロリストとテレビで報道されてしまった銀時たち。いま彼らは桂一派の攘夷志士の隠れ家に匿ってもらっていた

 

 

「銀時(そしてここにはいないけど銀平)、その白夜叉(、黒夜叉)と恐れられた力、我らに貸してくれ」

 

「そして今日こそ『うん』と言ってもらおうでござるよ銀時殿。寺門通親衛隊に――」

 

桂が銀時を勧誘しようとし、彼の隣にいる男も別の意味で彼を勧誘しようとしていた

 

 

「え?何で攘夷志士がお通ちゃんを・・・?」

 

 

「む?まさかおぬし・・・」

 

「?」

 

桂の隣の男が新八をじっと見つめ、何かわかった顔をして喋り出す

 

 

「初めてお目にかかる。拙者は河上刄。寺門通親衛隊に所属している。おぬしは隊長の新八殿でござるな?」

 

「え・・・はい・・・そうです」

 

「おいおいおいおい!何関係ねぇ新八まで勧誘しようとしてんだ?お前。それに俺はアイドルの追っかけなんてしないからな!」

 

 

 

「そんなことより銀時「小太郎殿!"そんなこと"とはどういう意味でござr」・・・もう一度言う。俺達と再び戦わないか?この腐った国を変えるために」

 

 

「終わったんだよ。俺の戦いは」

 

 

銀平が本業で不在の万事屋は今日、とても情報量の多い日であった。銀時は戦友との再会、新八はまだ見ぬ部下(?)とのファーストコンタクト―――と

 

 

 

 

 


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