銀時が十手と体術を駆使しヤクザ&オカマ軍団を蹴散らす。新八、神楽、たま、銀平もそれぞれの戦い方で軍団を蹴散らしていく。
「なんだこいつら……!まるで、鬼の子だ……!」
この様子を見ているヤクザの一人がこう呟く
「なんであんなババアの所にこんな化け物が揃ってるんだ!?」
「これも人を集めるお登勢の力ってやつなのかな。……仕方ない。そろそろ行きますか」
平子のこの一言で銀時たちの頭上から西郷が襲い掛かる。
「西郷!!」
銀時がこう叫ぶ。しかし次の瞬間、平子が銀時に斬りかかってくる。彼はそれを辰五郎の形見の十手で防ぐ。
「残念でしたね兄貴。雑魚相手に時間を稼いでいるようですが、あの泥棒猫は帰ってきませんよ?あのドラ猫じゃあ、西郷さんの息子さんは盗めない」
「!!」
平子の言葉に西郷が反応する。
「たとえてる彦くんのところまでたどり着いてもあそこには華陀の勢力と親父がいます。誰一人帰ってくることは不可能ですよ~」
平子は話を続ける。銀時たちとは遠くで戦っていた銀平が彼らの元へ駆け寄り、悔しそうな顔をする。
「アニキは気づいたんですね。もたもたしてるとほら、お登勢さんの店、灰になっちゃいますよ~」
彼らが万事屋を見上げると、そこには屋根に火が放たれ、それが広がっていく光景が目に入ってきた。
「そのもっさり感は演技か素かは知らねぇが、よくもやってくれたなぁ平子」
「前よりテメェのこと好きになりそうだぜ。ただしその首と体が離れて大人しくなってくれたらの話だがな」
「私は今でもアニキたちのこと大好きですよ~。それよりこの状況、どうするつもりです?」
万事屋の火は広まるばかり。と思っていた次の瞬間、何者かの手によってその火は消される。その正体は、火消しの辰巳。
さらに救援は現れる。鉄子、小銭形、ハジ、そして
「何だぁ!?あのおかしな集団は!?」
大量の
「おいよく見たら変なの混ざってるぞ!!」
ヤクザの言う通り、機械の中に一人、サングラスをかけ、ダンボールを鎧のように着込んだおっさんが一人混じっている。
「その店潰されちゃ困るぜ!タダ酒飲めなくなる!」
そう、マダオだ
「ツケですよ」
新八が冷たく言う。さらに狂死郎率いるホスト軍団とキャバ嬢もやってくる。これでヤクザ・オカマ軍団と匹敵する勢力となった。
「くそっ!キャバ嬢ごときが俺たちをなめんてんじゃねぇぞ!!」
ヤクザの一部がキャバ嬢に襲い掛かるが、その中の一人の妙の薙刀の一振りによってヤクザたちは吹き飛ばされる
「誰がただのキャバ嬢ですって?ひれ伏しなさい。私がかぶき町の女王よ」
ーーーー
源外が機械を使い砲撃する。しかしそれはヤクザではなく、銀平に当たりそうになる。
「おいィィィ!!ジジイ!俺味方!俺味方ァ!!」
口が悪くなる銀平。
「お前が銀の字から離れるから悪いんだろうが!お陰で敵かと思ったわ!」
「俺は兄さんから離れたら敵キャラ扱いなのか!?それは酷くね!?」
「まーがんばれ。あの刀のツケは今日の戦果で決めるからな!低かったら金払ってもらうからな!」
「……」
自分の扱いについて何も話してくれなかった源外に少し怒った銀平だった。